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「小沢が権力を握る」だの「嘉田氏が小沢氏の操り人形になる」だの、そんな批判は織り込み済みだ!・・・小沢さんの掌で踊るマスコミ
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2012年11月29日 政経徒然草
やれ 「小沢が権力を握る」だの「嘉田氏が小沢氏の操り人形になる」などなど 、マスコミや政治家の小沢さんや「日本未来の党」を批判する声が、やかましいようだが、こうなることも小沢さんは織り込み済みだと思う。
ともかくは「日本未来の党」の認知度を挙げることが最優先課題だ。よくも悪くも小沢さんの批判をする度に「日本未来の党」と「卒原発」の言葉が出てくることになる。テレビでの露出機会も格段に増える。それは「日本維新の会」の露出を減らすことになり、且つ民主、自民の影を薄くすることにも繋がる。
そもそも小沢さんはマスコミや民主、自民の議員とは考えていることの次元が違う。小沢さんは「国」のことを憂い動いている。自分たちのことしか考えていない人たちとは違い崇高な精神で行動しているのだ。裏返して言えば、今、小沢さんの批判をしている人は「自分たちの利益しか考えない人」だと言い換えることができる。
今、小沢さんが目指しているのは、財界や労働組合などのしがらみがない「真の国民政党」を作ることだ。
そして、マスコミや批判している政治家は「オリーブの木連合」とは如何なるものかを理解していない。
マスコミの言うことを鵜呑みにする人も数多くいるが、その反面で「小沢は嫌いだが、やはり大した政治家だな。」と思う人も数多いと思う。
勘違いしていけないことは「人間の好き嫌い」と「政治家としての実力」は別物だということである。
マスコミの「小沢批判」は、逆に多くの国民に「小沢一郎の実力」を喧伝することでもある。
民主党のスローガンにある「決断できる政治」とは、民主党でなく小沢さんに当てはまる言葉だ。
小沢さんたちが決断し「日本未来の党」に合流しなければ、こんな騒ぎにはなっていなかっただろう。民主党も自民党も「日本維新の会」も、躍起になって批判することには、ならなかっただろう。
マスコミが、こんなに大きく取り上げることも無かっただろう。
「小沢一郎」が動いたことで、全ての流れが変わり始めた。
こんな政治家が他にいるだろうか。
ということで、マスコミや民主党、自民党や「日本維新の会」が批判することは織り込み済みなので、その批判をかわす為の「日本未来の党」の組織案も、すでに小沢さんの頭の中にあるのではないだろうか。
いくら無役になろうとも、小沢さんがいなければ「日本未来の党」が動いていかないことは誰の目にも明らかだ。小沢さんがいなければ議員たちを纏めていけないことも明白だ。小沢さんでしか選挙を仕切れないことも事実だ。
役職などは問題ではない。小沢さんが「日本未来の党」にとって、無くてはならない(必要不可欠な)存在であるという事実こそが最も重要なことだと思う。
嘉田氏も、この点は理解しているのではなかろうか。
しかし、この騒ぎに一番驚いているのが当の嘉田氏であることも間違いの無い事実であろう。
記者会見から数時間後には「国民の生活が第一」と「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」の合流が決まっていた。小沢さんの「決断の速さ」と「段取りのよさ」、そして合流する各党の議員から大きな批判が少しも出てこなかったことに対する驚き、改めて小沢一郎という政治家の凄さを肌身で感じたに違いない。
そして、改めて多くの国民が「既成政党に変わりうる新たな核となる政党」を求めているのを肌で感じたに違いない。
マスコミの 「小沢が権力を握る」だの「嘉田氏が小沢氏の操り人形になる」などの批判は、彼らが勝手に想像して言っているだけの話で、批判すればするほど「日本未来の党」に対する国民の関心と期待が高まるということまでは頭が回っていないようだ。
そもそも、今回の新党立ち上げや、その後の合流を予測できたマスコミ、政治評論家は一人としていない。批判するなら、自分たちの貧相な想像力を反省してから発言してほしいと思う今日このごろである。
話は変わるが民主党のマニュフェストは無責任無限大のマニュフェストだ。「TPP参加は政府の判断に任せる?」と言うことらしいが、もしその通りなら政権が交代した場合には、次の政権の判断に任せるということになる。次の政権(例えば自民党政権)に判断を委ねるということが真面目に書いてあるマニュフェストに対し党内から批判が出てこないことに大きな違和感を感じる。というか、これほど無責任な政権公約は過去に見たことがない。介護医療などの福祉分野における記述においても同様な傾向が随所に見られる。
「選挙後は政権を自民党、公明党さんにお任せしますので自分たちも仲間に入れてくださいね。」と言っているようなものである。
「こんな無責任無限大の政党に誰が投票するものか!」
と無性に腹を立てている自分が、なんだか空しい・・・。
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