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小党乱立は日本の文化  岡本 裕明(アゴラ)
http://www.asyura2.com/12/senkyo139/msg/759.html
投稿者 ナキウナギ 日時 2012 年 11 月 27 日 16:42:17: SegEjh9L1v6ag
 

小党乱立は日本の文化 --- 岡本 裕明

アゴラ 11月27日(火)12時29分配信

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121127-00000308-agora-polhttp://blogos.com/article/51059/


選挙を控え、各党の動きをやや下がってみると実に日本的である、と思わずつぶやきたくなります。主義主張が違うと正論を振りかざし民主党を離党した政治家はどこか自分とウマがあるところに吸い寄せられ、あたかも自分が生まれ変わったごとく、にこやかにインタビューを受けています。

ところがその小党もどことどこがくっつく、くっつかない、とまさに野合そのものであります。結局、高潔なる気持ちを持って離党し、どこかの党に擦り寄り、その党はどこかと合併する過程において、自分の純粋な気持ちとは必ずズレが生じてきているはずです。その受け入れ先の典型が維新ではないかと思います。

以前石原新党と橋下新党は性格が違う、と指摘したのですが、合わないカップルが一緒になった理由は議席確保。そのために相当の妥協を重ねています。

アメリカでは選挙はほぼ二大政党の争いになります。理由は小党を作っても勝てないからであります。いや、勝てないとは言いませんが、あの広大で東西南北それぞれ文化、歴史、経済、所得水準、民族的バックグラウンドが違う中でそれを一まとめにする大統領や主力政党となるにはあまりにもハードルが高すぎるし、仮に一人二人当選したところでほとんど役に立たないとわかっている割り切りと考えても良いかと思います。

ではなぜ、日本では次々と新党が出来たのでしょうか?

私はほぼ単一民族で国民の社会的水準、富が世界水準から見ればはるかに均一的であるが故だと思っています。日本の場合、外国人は少ないし、資本家と労働階級といった差別はほとんど見受けられません。そこで日本人というドングリの背比べをする場合、みな同じような背丈だとドングリの形とか、色合いなど違うところに目が行くようになります。なぜならば日本人は人と比べることが実に大好きであるからです。これが日本社会において派閥を作りやすいひとつの理由であると思います。

派閥は手ごろなサイズに収まるようになっており、一定の大きさを超えると細胞分裂のごとく分派したり離党したりします。理由は日本人がまじめ(英語で言うシリアス)であり、フレキシビリティがなさ過ぎる(頑固といった方が良い)のであります。よって、何かひとつの事象に対して同意できない場合、反対を唱えますが、議論し尽くすというより、「そんな君たちとは一緒にやっていられない」とプイと飛び出してしまうのです。

これは政治家に限らず、ほとんどの日本社会に蔓延しています。ここ、バンクーバーの日系社会もあきれ返るぐらい全く同様なのです。

私はこの細胞分裂を防ぐ方法を過去、10年近く考え、試し、意見を聞いてきました。が、ほとんど不可能、というより、くっつけようとすればするほど反発する力が大きくなることに気がつきました。ですからそういう無駄な努力はしないことにしました。そして別の方法をすでに考えてあります。これを来年から実行します。

日本の難しさというのはここにあります。私も海外に21年、日本でビジネスを手がけようとしてもこの手ごわい社会の壁にぶち当たることもしばしばです。

私は個人的には新党は応援しません。個別に同意できる政策やマニフェストがあったとしても小党ではどうにもならないし、小党同士が一緒になっても日本を支え、世界の中で十分な地位を築き上げる基盤が安定的に確保できるとも思えないのです。細川政権の時が良い例だったと思います。

日本人は基本的には自民党が好きだと思っています。慣れ親しんでいるし自民党が日本を世界のトップ舞台まで引き上げたという功績はやはり誰もが認めるのだろうと思います。このあたりが不況ならば中道左派というジンクスが通らない日本のもうひとつのガラパゴスなのでしょうか?

今日はこのぐらいにしておきましょう。

編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2012年11月26日の記事より転載させていただきました。快く転載を許可してくださった岡本氏に感謝いたします。
オリジナル原稿を読みたい方は外から見る日本、見られる日本人をご覧ください。


投稿者コメント:小党乱立は「単一民族で国民の社会的水準、富が世界水準から見ればはるかに均一的であるが故」??馬鹿でなかろうか。世界的には穏健な多党制が標準(→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%8F%E5%81%A5%E3%81%AA%E5%A4%9A%E5%85%9A%E5%88%B6)。アメリカの特殊な政体しか知らない人に「日本はガラパゴス」などと言ってほしくない。  

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コメント
 
01. 日高見連邦共和国 2012年11月27日 16:50:04 : ZtjAE5Qu8buIw : C7Wqvb1wZA

世界の潮流も“民族主義による独立”の機運にありますから、
日本もまた“地方政党”出現による地方の自立化の動きは“必然”かと!!

“地球連邦”の樹立の前には、覇権的国家群の崩壊・分裂、“自活主義”による小国乱立は“避けて通れぬ道”
むしろ世界に、『日本的共生と共存の理念』を示し、より良き“嚆矢”となろう!!!


02. 2012年11月27日 17:38:16 : uRClOJyw8U
この国は

きだみのる の『東京気違い部落』や『にっぽん部落』『ニッポン気違い列島』

の時代から 何十年経とうと まったく変わらない

つまり 馬鹿は死んでも治らない 

単なる 土民的民主部落の列島

ポツダム型 朝三暮四民主主義 万歳!!!!

そう言う結論になります


03. 無段活用 2012年11月27日 18:53:34 : 2iUYbJALJ4TtU : pnFKtUyAeE
ドイツやイタリアのような、地域ごとのモザイクの上に統一国家を作り上げたのが
いまの日本だから、中央集権的な全国どこでも「○○党」というのが、もともと国情
に合ってなかったのかも知れない。

地域格差も最後までなくならなかった。だから、都市の電力のために、電気事業者
が農村住民の頬を札束で叩けたわけだから。

「大地」と「未来」と「大衆党」が組んで、連立政権を作ればいい。いまよりも、「国民
統合」が進むだろう。


04. 2012年11月27日 19:15:45 : dHNluj81Fq
アゴラの常識は日本の非常識。
アメリカでは・・・アメリカでは・・・アメリカは・・・
お前らの脳みそはただそれだけ
それで一端の文筆家の積もりか?
アメリカの方がが可笑しいんじゃという脳細胞は無いんか?



05. 2012年11月28日 02:12:25 : maxkpWHZCo
アンゴラセーターはヌクイ奴らだな
金は赤鬼さんからだってバレてるぞ

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