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「嘉田新党」接着剤に 「脱原発」結集構想
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2012112702000120.html
2012年11月27日 東京新聞[核心]
滋賀県の嘉田由紀子知事が脱原発を旗印にする「新党」を立ち上げる見通しになった。衆院選で原発政策を最大の争点にするのが目的だ。焦点は、公示まであと一週間に迫った状況の中、第三極で日本維新の会との違いを鮮明にする脱原発政党の結集につながるのか。さらに他の脱原発政党との「大連合」の可能性はあるのか。 (城島建治、岩田仲弘)
◆結集
嘉田氏が連携を視野に入れているのは「国民の生活が第一」(小沢一郎代表)、「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」(河村たかし名古屋市長らが共同代表)、「みどりの風」(谷岡郁子参院議員らが共同代表)の3党だ。
3党側も連携に前向きな姿勢を示している。生活の小沢代表は26日の記者会見で「嘉田氏が主張していることは、われわれとあまり変わりはない」と述べた。
3党にとって好都合なのは、300小選挙区で競合する候補者が一人もいないことだ。
これまでに3党は、小選挙区で計90人以上の擁立を決めたが、もともと連携を意識していたこともあり「あうんの呼吸」(脱原発幹部)で競合を回避。12月4日の衆院選公示まで時間がない中で、一本化しても選挙区調整の必要がないメリットは大きく、合流はしなくても比例代表では「統一名簿」で臨む案も浮上した。
ただ、3党所属の大半の立候補予定者にとって「嘉田新党」は降って湧いたような話。「今さら党名を変えるのは無理があるし、嘉田氏の名前は全国区ではない」(生活幹部)と否定的な声も少なくない。
◆一線
生活など3党と同じく脱原発を前面に出している政党も少なくないが、一気に「大連合」に拡大しそうな気配はない。共産党や社民党は、脱原発実現のための連携には前向きだが新興勢力と一線を画したい姿勢が目立ち、協力するとしても衆院選後という考えだ。
共産党の志位和夫委員長は26日の記者会見で「国会内共闘はどの党ともやっていきたい。ただ、選挙戦は独自の立場を大いに掲げて躍進を目指したい」と強調。社民党の福島瑞穂党首は「政党として古く、支援者もいるため合流はない」と説明した。
新党という点で、3党と立場が近そうなのは、みんなの党。しかし、党幹部は「政策が微妙にずれる」と連携に消極的だった。
3党は脱原発だけでなく、外交・安全保障面でもリベラル色の強さで一致する。対するみんなの党は、維新との合流を見送り、脱原発や消費税増税反対の方向性は3党と同じだが、自由貿易推進の姿勢は維新と同じ。生活などが反対する環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加にも前向きだ。
◆無関心
「滋賀県知事?何のために?どういうふうに?」
維新の石原慎太郎代表は26日、本紙などのインタビューで、嘉田氏の動きに対する感想を求められると逆質問。考えが一致するかとの問いに「ない」と断言した。
石原氏は、自らが維新に合流したことで、維新の脱原発色を薄める結果になったが、原発政策を「小異」と言い切った。脱原発が旗印という点で、石原氏にとっては関心の外といった印象だ。
ただ、脱原発を前面に出す塊ができれば、第三極をうかがってきた勢力の中で、維新との対立軸が鮮明になることは間違いない。
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