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2012/11/26 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
「衆院選は300選挙区に候補者を擁立する」と豪語しながら、最終的には半分の150人規模しか立てられそうにない「維新の会」。
岩手、栃木、富山、鳥取、島根、長崎の6県は空白のままだ。しかも150人の多くは、地盤も看板もないシロウト。小選挙区で勝てそうなのは、せいぜい20人程度の状況だ。
「さすがに“お膝元”の大阪は、擁立する14選挙区のうち、民主党の強敵、平野博文元官房長官がいる11区以外は勝てそうですが、深刻なのは大阪以外。近畿圏でも当選確実なのがいない。北海道や東北は維新への期待がほとんどなく、壊滅状態です。東京は石原前都知事の応援がありますが、無名の候補者が多く、勝負になるのは山田宏前杉並区長ぐらいでしょう」(選挙アナリスト)
公募などで集めた100人以上の新人を出馬させるが、接戦に持ち込めそうなのは、地元市長を4期務めた男性が出る埼玉10区と、元朝日放送アナウンサーの兵庫4区ぐらいのもの。
現職、もしくは参議院からのくら替え組も、平沼赳夫と園田博之の両ベテランを除き、軒並み苦戦中だ。
「解散後に民主党から維新入りした小沢鋭仁元環境相は、刺客に斎藤勁官房副長官を送られ真っ青になっています。福島4区の小熊慎司、群馬2区の石関貴史、和歌山2区の阪口直人は情勢調査の数字がいいようですが、これは民主党の候補者が決まっていないため。決まれば票の食い合いとなり、落選濃厚です。『ハナから勝てるとは思っていない。比例復活狙いだ』と公言する候補者も出始めています」(野党担当記者)
大マスコミは騒いでいるが、単なる大阪の“地方政党”で終わりそうな情勢だ。
維新候補の小選挙区情勢
優勢
大阪1区 井上 英孝(41)
2区 林原 由佳(37)
4区 村上 政俊(29)
7区 上西小百合(29)
8区 木下 智彦(43)
9区 足立 康史(47)
10区 松浪 健太(41)
13区 西野 弘一(44)
14区 谷畑 孝(65)
15区 浦野 靖人(39)
17区 馬場 伸幸(47)
18区 遠藤 敬(44)
19区 丸山 穂高(28)
岡山3区 平沼 赳夫(73)
熊本4区 園田 博之(70)
接戦
埼玉10区 坂本祐之輔(57)
東京19区 山田 宏(54)
大阪11区 伊東 信久(48)
兵庫4区 清水 貴之(38)
愛媛4区 桜内 文城(47)
熊本1区 松野 頼久(52)
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