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維新142候補は玉石混交 隠れ世襲、タレント… 大多数が実力未知数の新人
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121126/plt1211261825006-n1.htm
2012.11.26 ZAKZAK
石原慎太郎代表、橋下徹代表代行が率いる「日本維新の会(維新)」が、次期衆院選(12月4日公示、同16日投開票)の公認候補を続々と発表している。5次公認(24日発表)までの142人を見ると、国会議員経験者は21人で、大多数が新人だ。石原、橋下両氏を二枚看板を武器に、相当数の議員を誕生させそうだが、候補者の実力は未知数。日本を復活に導く希望の星か、それとも、時代のあだ花に終わるか。徹底解剖した。
「石原代表と、この橋下徹に日本国家の運営を一度任せてほしい。自民党や民主党の枠では駄目だ。どうか維新にチャンスをください」
橋下氏は先週末、四国遊説で、こう支持を訴えた。果たして、維新候補の顔ぶれは、チャンスを与えるに足るだろうか。
142人の内訳は、男性129人、女性13人で、90%が男性。最年少は29歳で最年長は平沼赳夫元経産相の73歳だが、平均年齢は44・8歳と若い。経歴別では、国会議員21人、地方首長・議員36人、議員秘書6人、公務員10人、団体職員8人、医師・歯科医師9人、弁護士1人、会社役員・経営者21人、会社員15人、マスコミ6人、タレント2人、その他7人だった。
目立つのは、議員や首長、公務員といった議会・行政経験者だ。
橋下氏は先週初め、大阪での街頭演説で「政治で一番大事なのは政策ではなく、行政機構を動かすことだ」と述べており、即戦力を重視したといえそうだ。地盤や選挙経験があることも強みになっている。
国会議員では、大逆風の民主党からの離党組として、小沢鋭仁元環境相(58、山梨1区)や、松野頼久元官房副長官(52、熊本1区)、中津川博郷前衆院議員(63、東京16区)、阪口直人前衆院議員(49、和歌山2区)ら8人。みんなの党からは、小熊慎司参院議員(44、福島4区)ら3人。自民党からは、松浪健太前衆院議員(41、大阪10区)や、小泉チルドレンの林潤元衆院議員(40、和歌山1区)らの名前がある。
「隠れ世襲」もある。東京23区の伊藤俊輔氏(33)や、滋賀4区の岩永裕貴氏(39)は、自民党元衆院議員だった父の地盤・看板を、事実上、引き継ぐ形となっている。
維新は候補者に対し、数千万円とされる選挙費用を自腹でまかなうこと、広報費100万円を党に納めることを求めている。企業経営者や医師、公認会計士といった資産家が多いのは、これが影響したとみられる。
橋下氏は以前、タレント候補の擁立について「それは違う」と消極的な見解だったが、一定数は盛り込んだ。
元スノーボードプロで「国民的美魔女コンテスト」のファイナリスト、海老澤由紀氏(38、茨城1区)や、元グラビアアイドルの佐々木理江氏(30、東京21区)、インテリ芸人として注目されている吉本興業のお笑いコンビ「大蛇が村にやってきた」の富山泰庸氏(41、神奈川16区)らが名前を連ねている。
石原、橋下両氏のアイデアなのか、対立候補を見据えて、話題となりそうな新人をぶつけた選挙区もある。
民主党の田中真紀子文科相(68)と、自民党の長島忠美前衆院議員(61)が激突する新潟5区には、灘高・東大医学部卒業で医師兼弁護士という米山隆一氏(45)を擁立した。米山氏は前回衆院選に自民党公認で出馬し、真紀子氏に敗れた。三つどもえの戦いとなりそうだ。
ただ、野田佳彦首相が突然「解散宣言」したためか、永田町関係者が首をかしげるような人選も散見される。
民主党ベテラン秘書は「国会議員の経験はあるが、リベラルから保守まで政党や政治グループをいくつも渡り歩いて落選を積み重ねた人物や、会長を務めた団体が社債1億円を購入して回収不能となった問題を引きずる候補もいる。まさに玉石混交だ」と話した。
橋下氏は第3極結集を目指し、「みんなの党」の渡辺喜美代表に対して「(政党合流の選挙区調整は)最後はじゃんけんで決めてもいい」ともちかけ、渡辺氏を「いい加減にしろ!」と激怒させた。「じゃんけん」は橋下氏流の方便だろうが、候補者の質を疑わせる結果ともなっている。
在阪ジャーナリストは「維新候補の中には、政治への覚悟もあるが、『議員バッジをつけたい』という意識が目立つ人物や、(第3極と対立する)自民党に共感を持つ人もいる。純粋野党になってしまえば、与党に切り崩されるのではないか」と心配している。
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