http://www.asyura2.com/12/senkyo139/msg/700.html
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小沢氏の無罪が確定したにも関わらず、大手マスコミはその事実を報道するだけで、今までの自分たちの報道の過ちを正そうとしない。それどころか、無罪だが無実ではない、といったことを述べる人間までいる。
総選挙の前に、「小沢事件」とはいったい何であったのか、改めて問う必要があるのではないだろうか。
『月刊日本』12月号より
文藝批評家・山崎行太郎×参議院議員・森ゆうこ
http://gekkan-nippon.com/?p=4535
検察審査会はブラックボックスだ
―― 森議員は著書『検察の罠』(日本文芸社)、山崎氏は著書
『それでも私は小沢一郎を断固支持する』(総和社)の中で、小沢裁判の問題を追及されています。その中で、検察の問題以上に、検察審査会と、検審事務局を務める最高裁をめぐる疑惑が表面化しました。
【山崎】私は最高裁をめぐる疑惑を「最高裁スキャンダル」と呼んでいます。これは検察審査会と最高裁の関係から浮かび上がってきたものです。小沢裁判を担当したのは東京第五検察審査会ですが、この審査会は本当に開かれたのか、審査員は実在したのかという根本的なレベルで疑惑が生じています。そして、その疑惑は検審事務局を務める最高裁にも向けられることになります。
小沢裁判において検察審査会が果たした役割は極めて重大です。検察審査会が二度にわたる起訴相当の議決を行わなければ、そもそも小沢氏は起訴されていないのですから。それにも関わらず検察審査会をめぐる疑問が後を絶ちません。しかし、それを問い正しても情報は全くと言って良いほど出てこないのです。
―― 東京第五検察審査会は平成22年9月14日、小沢氏に二度目の起訴相当の議決(起訴議決)を出しました。議決した11人の検察審査員の平均年齢34・55歳は、4月27日に一度目の起訴相当を議決した全く別の審査員の平均年齢と、小数点第2位まで同じでした。しかも、計算を間違えたなどの理由で2回も訂正しています。この疑問を解消するには、そもそも審査員はどうやって選ばれているのかを知る必要があります。
【森】私もそれに疑問を抱き、審査員の抽選方法を調査しました。そもそも検察審査会の意義は、国民の意見を司法に反映することにあります。審査員は公正な抽選の下に無作為に選ばれなければ、国民を代表しているとは言えません。公正な抽選は、検察審査会の正当性の大前提なのです。
審査員の選び方は、まず各選挙管理委員会が候補予定者名簿を作成し、検審事務局へ送ります。それを受け取った事務局は「くじ引きソフト」を使用して、候補予定者名簿の中から審査員を決定します。
ただ、選挙管理委員会は候補予定者名簿を作成する際に、候補者のデータを直接手で入力する場合があります。つまり手入力が許されている時点で、候補者の恣意的な選抜が可能となってしまっているのです。
また事務局の「くじ引きソフト」には、候補者の中から審査員になれない者を除外する操作がありますが、その操作履歴は残りません。つまり誰かを外すだけではなく、誰かを意図的に残すこともできるということです。極端なことを言えば、100人の候補予定者名簿から89人を除外して、11人の中から11人を「くじ引き」することすらできるのです。
恣意的な操作が可能な以上、公正な抽選=検察審査会の正当性は、無いに等しいと言わざるを得ません。
【山崎】検察審査会は完全なブラックボックスです。開催日時や場所も公表せず、議事録すら残していない。審査員の「証拠」は平均年齢以外に出せないし、唯一の公開情報である平均年齢ですら、このザマです。無作為に選んだ11人の平均年齢が二連続で一致する確率は、100万分の1以下だそうです。これでは仮に「審査員は存在していない」「検察審査会の議決は架空議決だった」と言われても仕方がありません。もちろん検察審査会が「そんなはずはない」と仰るのであれば、グウの音も出ないほど確かな証拠に基づいて、検察審査会による議決は適正なものだったと証明し、私の疑念を晴らしていただきたい。(以下略)
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