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解散前の現職衆議院議員の人数を政党ごとに多い順に並べてみると
1 民主党 231人
2 自民党 118人
3 国民の生活が第一 48人
4 公明党 21人
5 日本維新の会 11人
6 共産党 9人
7 みんなの党 8人
8 減税日本・反TPP・脱原発党 8人
今この中で大マスコミが報道している大半は、民主と自民と維新である。3番目に大きい『国民の生活が第一』はほとんど報道されない。民主と自民は二大政党だから理屈が立つにしても(本当は民自の対立ではないのだが)、第三極に対する報道は恐ろしく『日本維新の会』に片寄っている。『維新』はたった現職代議士数11人の政党であり、仮にみんなの党を合わせても代議士数は19人と、『国民の生活が第一』の48人の半分にも及ばない。
なのにここ一週間の第三極報道は、『維新』と『石原新党』(合流済み)と『みんなの党』に関することばかりである。なぜ『維新』ばかりが報道されるのか。こんな報道おかしくないか。第三極には2つあるが、第三極の中心に維新を据えることによって、まるでその他の第三極がないかのように扱っている。
今日のTBSのサンデーモーニングなどは、もう一つの第三極からさえも『生活』をはずす徹底ぶりであった。ネット上で『生活』人気が高まっていることもマスコミは全く伝えない。『維新』は『今までの政治ではダメだ』というだけで、何をどのように変えるつもりなのか全くわからない。
『大きく変えましょう』とか『根底から変えましょう』とか『みんなで変えましょう』とか言うばかりで具体策が全く見えない。たぶん選挙後は自民党にくっつくだろう。だとすると自公民維新というとんでもないものができあがる。こんな政党がなぜ第三極なのか皆目分からない。一種のネコ騙しである。
05年の小泉郵政選挙のように、大マスコミはまたイメージだけで選挙報道をしようとしている。今大マスコミの報道は選挙後の自公民維新というお化けのような政治体制をつくることに向かっている。民主党を第2自民党だとするなら、維新は第3自民党である。維新の第三極報道は眉唾ものである。
大マスコミは本当に必要な第三極報道を全くしていない。代議士数48人という民・自に次ぐ大政党を報道からはずせば公正な選挙は行われない。数から言っても、その理念から言っても、第三極報道の中心になるはずの政党が全く報道から閉め出されている。民主党はすでに国民の信頼を失った政党であり、国民から再任されることはありえない。
だとすると自民と第三極の対立こそが選挙の焦点になるはずだが、そうなると国民の自民アレルギーがぶり返し自民党は負ける。だから第三極の中心にはぜひとも自民寄りの政党をもってきたいのだ。そこで動いているのが、橋下である。そこに急に石原まで出てきてウソのにぎわいを見せている。この2人を第三極の中心に持ってきて、他の第三極の動きを封じることに大マスコミの狙いがある。
誰がどういう政治活動をしようと自由だが、それを国民に伝える公正な選挙報道が行われていないことは大問題である。国民は小泉郵政選挙で、このような偏向報道がなされたことを鮮明に覚えているはずだが、マスコミ報道は『ウソも百遍』、あと一月、白を黒にする報道をさらに巧妙に繰り返していくだろう。大マスコミは一番大事なことを報道しない。そしていつもウソの茶番劇をさも大事なことのように報道する。
P.S.美人キャスターのさらりとした言い方にも要注意。(特に男性は)
http://blog.goo.ne.jp/akiko_019/e/1598826f51aa380070ad6df33df43874
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