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http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/11/26/kiji/K20121126004639680.html
2012年11月26日 06:00 スポニチ
民主党を離党した「国民の生活が第一」の小沢一郎代表=岩手4区=が王国を築く岩手県では、両党間の対決が激しさを増している。小沢氏は岩手3区(一関市など)に、新党への行動をともにしなかった黄川田徹復興副大臣(59)の刺客として、地元旅館経営者の佐藤奈保美氏(46)を擁立。黄川田氏にとって、佐藤氏の一家は有力支援者だっただけに仁義なき戦いの様相を呈している。
一関市内の大型ショッピングセンター脇にある佐藤氏の選挙事務所。事務所開きでは、市議会の菅原啓祐議長があいさつで「小沢先生のもとで12年前、陸前高田市より黄川田徹代議士を誕生させ、ひたすら応援してきました。今期は佐藤立候補予定者が小沢先生の意思を引き継ぎ命懸けで戦います」などと何度も小沢氏の名前を出した。
反旗を翻した黄川田氏に対する小沢氏からの“刺客”。佐藤氏擁立が決まった時、民主陣営は震え上がったという。佐藤氏の父親、菅原喜重郎氏(86)は元衆院議員で、もともと黄川田氏の後援会の幹部。9月上旬の黄川田氏の集会では「黄川田代議士を応援する」とあいさつしていた。それが、まさかの有力地盤切り崩し。ある市議は「各議員から“まさか喜重郎さんの娘とは…”と驚きの声が上がった」と明かす。
佐藤氏は菅原氏の公設秘書を務めた後、温泉旅館「かみくら」の女将となった。08年6月に発生した岩手・宮城内陸地震で大きな被害を受けた旅館を再建し、メディアにも度々登場している。黄川田氏との対戦については「素晴らしい方だと思います。私は私なりに頑張らせていただくだけ」と語るにとどめた。
岩手県は前回09年衆院選で民主が全4区を制覇。自民が議席を守ってきた2区でも勝利し、“小沢王国”の完成と言われた。そんな中で7月の小沢氏の民主離脱に伴い、県議会も「生活」が新たな会派をつくるなど、勢力は大きく割れた。
特に3区の大票田、一関市の市議会は深刻。選挙活動の中心となる「生活」の市議は、民主の会派「一新会」の中に残ったことから、会派内で対立。市議会関係者によると「会派の部屋では選挙の話はできない状態。駐車場でコソコソ話しているのをよく目にする。お互いの腹の探り合いだ」という。
ただ、有権者からは「いまはもう、小沢さんの候補なら誰でも支持するという雰囲気ではない」との声があるのも事実。一関市議会関係者は「分裂した県議、市議が支持者を奪い合う大変な選挙戦になる」と話した。
≪意気上がる自民「チャンスあり」≫「小沢VS脱小沢」の構図の中で、自民党の橋本英教氏(45)は3度目の挑戦で存在感を増しつつある。前回、黄川田氏の得票率は67・0%、橋本氏は31・5%。黄川田氏の票が真っ二つに割れれば勝機は十分あり、選対本部では「今回はチャンス」と意気が上がる。ある選対幹部は「本人が涙を流すほど厳しく言い聞かせた。とにかく顔を売って、政策を訴えていく」と話した。3区には共産党から菊池幸夫氏(53)も立候補予定。
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