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2012/11/25 21:44 かっちの言い分
日本維新が、みんなの党との東京都知事選挙の共闘を撤回した。維新の会がみんなの党を合流させようとして、みんなの党から太陽の議員達と手を切らないと合流はないと返答されたことに反発しているのであろう。都知事候補は石原氏の腹心の猪瀬氏で維新の石原代表にとっては子分であり、自分の言うことをきかないみんなの党に、ああだこうだと言われてたくはないと思っているのであろう。
猪瀬氏が当選した場合、みんなの党の影響力を残したくはないという魂胆がみえみえである。こういうときの心理状態は、自分が獲得した獲物は横取り、もしく唾は付けさせないと気持ちであろう。石原氏にとって、猪瀬氏は自民党も推薦しているし、もう間違いなく知事に当選すると思っていることの裏返しである。
しかし、そうは簡単にいくか?今回、石原都政を痛烈に批判し立候補するのは、元日弁連会長の宇都宮氏である。宇都宮氏は、石原氏が失敗させた新銀行東京を批判しており、無くすと述べている。また今回の争点である脱原発も公約としている。また築地市場移転も、移転先に大量の汚染物質があるため反対している。今まで石原氏が3期連続知事になっていること自体が不思議である。
今回も民主党は候補者を擁立出来なかった。自主投票だという。へたに猪瀬氏としなかっただけましであった。だが、かと言って宇都宮氏でもない。この辺りは野田代表の意向であろう。野田氏の自民体質から言って、宇都宮氏タイプを一番嫌うのではないかと思っている。
維新の公約が発表された。 「脱原発依存」を盛り込んだが「原発のメカニズム、ルールを変える」と当面の原発稼働を容認した。原発のメカニズム、ルールを変えるというが全く曖昧模糊としていて誤魔化しである。言ってみれば自民党と全く同じ。自民党も代替エネルギーの開発状態を見て、3年後に脱原発かどうか決めるという。それまでは稼働できるところは稼働すると言う。維新のこんなところが、自民党の補完勢力と言われる所以である。
今回の選挙の争点は、消費税増税の是非、TPP参加の是非、脱原発の是非が言われているが、この中で、日本の将来の安全、エネルギー政策、将来のツケに最も影響する脱原発の政策が支持されるか、自民党、維新、公明党が進める現状維持が支持されるかであると考えている。
ドイツが福島の原発事故を見て、国民、経済界、産業界、国会が脱原発を決めたのに、原発を再稼働し現状維持を進めるという政党が勝てば、永遠に日本は原発依存に戻ってしまう。そうすると核の廃棄物処理方法が無い中、十万年単位で国が延々と核廃棄物を管理して行かなければならない。人類の歴史は紀元前を入れても高々4000年である。十万年は誰が保証するのか?誰が考えてもすぐにあり得ない話と分かるはずである。
もうこれ以上、作ってはいけないものだと。
国民は日本の平成の一時の経済的な享受を得るために、今後何百世代に亘って核廃棄物の管理を押し付けることは許されない。モースの貝塚なら許されるが、核廃棄物の核塚なら御免蒙るというだろう。したがって、この総選挙が核の関ヶ原である。もっと言えば第二次世界大戦並みの岐路に立っている。
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