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胸を空虚な風が通り抜けてゆく様の如く。一方で激しい怒りがこみ上げる。元総理、鳩山由紀夫氏の引退である。普天間基地の辺野古への移転を許さない。国外へ、最低でも県外へ・・・。ある人は「鳩山さんは沖縄に肩を入れすぎた。沖縄の人の怒りを買って去る原因を作った」と、見当外れの言葉を投げてつけているようだが実情を知らない「トウヘンボク」の言い分だろう。
普天間基地の辺野古への移転許さず・・は鳩山さんの願望であると同時に、沖縄の人々の心からの願いでもあった。しかし、あろうことか、その構想は身内民主党の閣僚達の裏切りによって砕かれる運命を辿った。
防衛大臣・北沢、
外務大臣・岡田、
国土交通大臣・前原
彼らは霞が関官僚のレクチャーを受けて対米隷属の道を選び、国家のリーダーである首相・鳩山と対立して貶めることに熱心だった。
菅直人も酷かった。鳩山の構想に期待する沖縄の人々の神経を逆なでするかのように 言い放った・・・「抵抗するなら沖縄など日本から切り離せばいい」独立すればよいと突き放したのだ。おまけに信頼して離党情報の収集と現地の交渉を任せていた側近議員の無能と怠慢でも危機に陥った。
四方八方を本来は味方である筈の同僚議員の反逆に囲まれて孤立した挙句、絶望したのかギブアップ。仕方なく?主張を取り下げるような形になった。そのとき、私も怒りを覚えて鳩山氏をなじった。何故、腰砕けになるのだ・・・と。
当時、アメリカ国内、特に太平洋の米国領諸島、特にグアムでは海兵隊の受け入れに積極的な人々が居た。日本にそうした動きを伝えに尋ねてきた人々に北沢らは会おうともせず、鳩山氏にも伝える事さえさぼった。鳩山さんの目指す方向は間違っていなかった。頓挫したのは身内の反乱によるもの。
惜しかったのは、それに打ち勝つ胆力と情報不足。多分、小沢氏ならあり得なかった結果だろうと思う。植草一秀氏が言われるように、鳩山由紀夫は数多くの失敗をやったが、少なくとも国民の側に立って政治を行おうとしたことは間違いない。アホ菅や野ブタやとは到底比較にならない「国民の味方」だったのが、鳩山由紀夫という人だったのである。
その人が、自ら作った政党「民主党」の反乱分子たる野ブタら松下政経塾出身の権力志向暴力団に占拠されマニフェストは打ち捨てられてしまった。今回はもっと惨めだった。野ブタらは初期の志であったマニフェストとは真逆の公約を立ち上げ、これに賛同しなければ次の選挙では公認しないとの方針、所謂、「踏み絵」戦術に出てきた。
スターリン流の反対者追放手段をかざしてきたのだ。かくて、鳩山由紀夫が立ち上げた民主党とは、全く違う政党に化けてしまった政党がそこにあった。もう去るしかない・・・・。抵抗しても、もう孤独だった。子分の松野は維新へ逃げたあとだった。川内は野ブタが差し出した踏み絵を踏んで落城した。2000万円の現金と公認がほしいだけのために親分の鳩山を裏切ったのである。
鳩山由紀夫氏は、今後は外から基地問題で力になろうと声明文を出したようだが、語学力を生かして新しい「まともな政府」の陰の力となってはどうか。まだ60代半ば、完全引退には惜しい。そして今度こそ「ねばり」を身につけて頑張ればいい。沖縄では米兵の犯罪が繰り返されている。オスプレイのような欠陥飛行機が県民の頭上を大威張りで飛び回り激しい騒音をばら撒いている。
加えて米国は日本に集団的自衛権という訳の解らぬ理屈をつけて米軍の補助的部隊に自衛隊を組み込もうと画策し始めている。これに呼応して軍備強化、徴兵制まで言い出した石原や橋下のような超右翼がのさばろうとしている。まるで戦争前夜の如くではないか。その石原や橋下に喝采を送るアホ国民もいる。
ハトさんの出る幕はまだまだありそうじゃないか。(2)へ続く・・・・・・
http://ameblo.jp/mo-014925/
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