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鳩山由紀夫元総理は昨日、選挙区の北海道苫小牧市で記者会見し、来月公示の衆院選に出馬しない意向を正式に表明しました。これに先立ち、鳩山氏は民主党本部で野田総理と約10分間会談し、「様々なことを考えて考え抜いた揚げ句、立候補しない決断をした」と伝えたところ、野田は「民主党結党以来、党勢拡大に努め、政権交代実現の先頭に立っていただいた」と謝意を表したそうです。
民主党は、実質的に鳩山氏がオーナーだったわけですが、そのオーナーが引退の意向を示しているにも拘らず、野田は慰留しませんでした。会談は10分間で、形式的なものに終わりました。早く辞めてくれと言わんばかりで、忘恩の徒と言わざるを得ません。悪の民主党幹部連は、政権交代の立役者である小沢氏と鳩山氏を放逐し、完全乗っ取りに成功したわけです。創立者の亀井静香氏を追い出した国民新党と同様の顛末で、全く酷い連立内閣です。我国の憲政史上、かつてないほどモラルが低下しています。
民主党は公認するに当たり、反党行為をしないという誓約書を書かせる方針を掲げましたが、これは鳩山氏を標的にしたものですから、思惑通りの展開となりました。誓約書を書かせるという前代未聞の措置は、既に指摘されているように、国民主権や思想信条の自由という憲法の規定に違反する疑いが濃厚です。党の方針に完全に従わなければならないというのでは、北朝鮮と何ら変わりません。しかも、その党の方針は、幹部連中が勝手に決めたものです。民主党は、「朝鮮労働党日本支部」と看板を変えるべきです。
こうした発想が出てくるのは、現民主党が弁護士出身の議員に牛耳られているからで、彼らは民事的な考え方を党運営や国会運営に持ち込んで混乱を引き起こしています。引退して、ヤクザ相手の弁護をしている方がずっとお似合いです。国民の生活が第一という民主党の理念に反する政策ばかりを打ち出している現民主党に誓約書などを出したら、まともな政治活動はできません。鳩山氏は、離党するか引退するか迫られて、引退の方を選びました。
鳩山氏の引退は誰も予想していなかったので、選挙区では混乱が広がっています。鳩山氏を叩いて当選しようと企んでいた他党の候補者は拍子抜けして、選挙の争点が消されてしまうと危惧しています。鳩山氏は、良きにつけ悪しきにつけ、存在感があったのです。鳩山氏が本当に引退するかどうか疑いを持って見ている人が多いようですが、鳩山氏は思いの外、民主党に思い入れを抱いていますから、今回は出馬を見送る公算が高いのではないかと思います。将来的に政界に復帰する可能性は充分にあります。
後は、残された鳩山グループがどうするかです。反執行部の川内博史議員らが誓約書に署名して公認を受けるとは思われません。一両日中に出処進退が明らかになることでしょう。一部は新党を結成するか、新政党へ流れると思います。(これ以上新党ができたら、何が何だか分からなくなりますが…)
野田ら民主党幹部は、(売国の)志を同じくする仲間が生き残れればそれでよいと考えているようです。金は200億円も残っているそうですから、山分けして解党することも計画しているかも知れません。その際は、所属議員が少なければ少ないほど、分け前は多くなります。徹底的に堕落した連中ですから、それぐらいのことを考えているに違いありません。弁護士が付いていますから、抜かりなく処理することでしょう。世も末であり、有権者が白けてしまうのも無理ありません。
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