http://www.asyura2.com/12/senkyo139/msg/347.html
Tweet |
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-7456.html
2012/11/20 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
民主党政権の裏切りによって、完全に色あせた言葉がある。「政権交代」の4文字だ。
長引くデフレ、出口なしの不況。上がらない給料、それでも好き勝手をやる政治家と官僚ども。誰もが感じていた閉塞感が「政権交代」への期待を膨らませたのだが、ものの見事に裏切られた。
民主党のマニフェストに書かれたお題目はすべてがウソッパチで、有権者を騙す詐欺のツールみたいなものだった。
この3年間で有権者は完全に悟ったのである。政治家が口先だけのペテン師ばかりだということ、選挙前だけ調子がよくて、政権さえ取れば、平然と裏切ること。そして、「改革」だとか、「変革」だとか、この手の言葉こそが“要注意”だということ。「政権交代して改革します」――なんて、ウソの塊のようなセリフなのだ。庶民はもう二度と騙されないぞ。
今、選挙を前に、こう心に誓っている人ばかりだろう。
「政治家のインチキに騙されない方法という本を出せば、売れるでしょうね。それくらい国民は怒り心頭だと思います。次の選挙に当たっては、まず、聞き心地のいいことに騙されないこと。そんな夢物語だけを並べるような政治家には『それをできなかったらどうするのか』をハッキリさせておくこと。さらに、政策が違う政党とは絶対組まないという約束をさせることも必要でしょうね。3年前、民主党はあれだけ自民党を批判して、『自分たちに任せてくれ』と有権者に懇願した。ところが、マニフェストを放り投げて、最後は自民党と組んだわけです。有権者を裏切ったら、どう責任を取るのか、少なくとも下野する約束をしろ。それでなければ、もう、信じない。多くの国民が、そんな気持ちだと思います」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)
◆まだウサン臭い改革を唱えるのか?
ところが、永田町にはオメデタイ連中がまだまだいる。
今なお「政権交代」を唱えれば、有権者をケムに巻けると信じているバカたちだ。
日本維新の会の石原代表や橋下代表代行が筆頭で、それに連なる第三極のよこしまな連中の多いこと。
石原暴走老人は「既成政党ではダメ。小異を捨てて第三極を結集し、それで政治を変える」なんて吠えているが、その指に止まったメンメンを見れば、すぐにお里が知れるのだ。生き残りと保身で第三極に走った打算的な連中ばかりだ。
例えば、元環境相の小沢鋭仁(山梨1区)と、阪口直人(和歌山2区)は、選挙が近づくとあわてて民主党から日本維新の会に移った。民主党栃木県連代表だった富岡芳忠(比例北関東)は、みんなの党へ。橋本勉(比例東海)は減税日本入りを検討中。長尾敬(大阪14区)なんて議員は民主党から自民党へ移るというから、あまりにもさもしい。
「小沢鋭仁さんは維新の熱心な“引き”があったようですが、元大臣もこうなのだから、残りは推して知るベしです。民主を離党し、維新やみんなに走った議員はいずれも選挙予測で“劣勢”とみられている。理念や信条で動いているというより、民主党以外の看板だったらどこでもいいから移りたい。そうすれば、議員バッジを守れる。そんな心境なのでしょう。その象徴が自民に移る長尾さん。生き残れれば、看板はどこでもいいのでしょうか」(政治評論家・浅川博忠氏)
み〜んな、自分の選挙のことしか考えちゃいない。ホント、卑しい連中だ。
◆あっさり党名も捨てるさもしさ
ついでに言うと、熊田篤嗣(大阪1区)と水野智彦(比例南関東)は先月中旬、民主党から政策活動費300万円をもらった直後に離党届を提出し、減税日本に移っている。
桜内文城、小熊慎司、上野宏史の参院議員3人はみんなの党を離党し、今度の衆院選で維新から立候補する。みんなの党の元支部長5人も、いきなり維新に鞍替えである。
「何なんだ、この節操のなさは」と叫びたくなるが、まだまだ上には上がいる。石原の太陽の党なんて、13日に設立してわずか4日で解党した。減税日本と合流すると言った翌日に合意を破棄し、維新に合流する無節操。情けないのはソデにされた減税の河村たかしだが、石原から「ネーミングが悪い」といわれると、あっさり党名変更に言及する情けなさ。そこまで魂を捨てるのか、生き残れれば何でもいいのか。完全に政治家の本分、原点を忘れているのだが、そんな連中が「既成政党の打破」とか真顔で言うしらじらしさ。維新入りの小沢鋭仁はきのうの離党会見で「統治構造改革の問題を推し進めていくために離党した。(キューバ革命の指導者)チェ・ゲバラのように死んでもいい」と高揚していたが、有権者はドッチラケだろう。
世論調査をやると、第三極は意外に伸び悩んでいる。どの調査でも自民、民主の下に甘んじていて、1桁台の支持率しかなかった調査も数多い。
なぜ、そうなっているか。彼らはよく考えてみるといい。庶民は改革のウサンくささを肌で知ってしまったのである。もうウソはこりごりなのだ。
◆ブレない政治家はダレなのかがハッキリした
国民が求めているのは、自分の損得であっちにフラフラ、こっちにフラフラ、右往左往するような政治家ではない。
政策ではまったくブレず、従って、選挙の有利不利でドタバタせず、デーンと構えている政治家だ。そんな政治家がいるかというと、やっぱり、一握りなのだが、いるにはいる。国民との約束を最優先する小沢一郎は間違いなくそうだし、その理念に共鳴、結集した「国民の生活が第一」のメンメンや、反TPPを貫いて、きのう(19日)、新党を旗揚げした山田正彦元農相も筋を通した。
しかし、残りの連中は本当にヒドイ。とりわけ醜悪なのが石原や橋下の野合で、裏事情を聞くと、ますます、ドッチラケになってくる。
「国会議員を束ねるために、当初、橋下さんは安倍晋三・自民党総裁を重しとして担ごうとした。それがダメになったところ、松井幹事長が石原さんを強く推して、今度の合流になったのです。そうした背景があるから、もちろん、政策なんて二の次三の次で、実際、橋下氏はあれだけ言ってきた脱原発をあっさり引っ込めてしまった。TPPで折れたのは石原氏で、米国の言いなりではダメだと強く批判していたのに、『交渉に臨むが国益に反すれば反対』なんて、玉虫色合意になった。外務官僚に交渉能力がないから、みんなが反対しているのに、“交渉次第”なんて、いまさら何を言っているのか、と思いましたよ」(維新の会を取材し続けてきたジャーナリスト・横田一氏)
◆有権者は冷静にしっぺ返しをするぞ
橋下もバカなことをしたものだ。石原の知名度と人気に期待し、ソロバンをはじいたのだろうが、石原なんか、五輪招致が絶望的になり、尖閣問題というオモチャも国に取られて、ニッチもサッチもいかなくなっていたボケ老人だ。五輪招致費用や、尖閣に使った金など、石原都政を徹底検証されたら、何が出てくるか分からない。だから、橋下にすがったのに、その辺がてんで見えていない。こんな野合で、選挙民を騙せると思っているのだとしたら、大バカだ。
いずれにしても、前回騙され、怒り、懲りている有権者は冷静だ。
よこしまな政治屋が性懲りもなく、同じような手口を繰り出そうとしても逆効果になる。有権者のしっぺ返しを食らうことを覚悟しておいた方がいい。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
- 庶民はもう二度と騙されないぞ。って言うけれど、煽って詐欺の片棒担いだのは日刊ゲンダイですけどね(苦笑) アカラサーマ 2012/11/21 20:54:11
(0)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK139掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。