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2012/11/20 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
第三極の結集で、ひとりツマはじきにされているのが、「減税日本」代表の河村たかし名古屋市長(64)だ。
特に「日本維新の会」代表代行の橋下徹(43)はボロクソで、今月15日の「減税日本」と「太陽の党」の合流発表に、「正直、戸惑っている」と露骨に不快感を示し、石原慎太郎に「減税排除」を強く迫った。
18日のテレビ番組では「今の状況では、減税は間違ったメッセージになる。TPPにも河村市長は反対している」と批判、合流は不可能との認識を示した。
なぜ河村はここまで橋下に嫌われたのか。
「河村さんはとにかく自説を曲げず、二言目には『減税、減税』と繰り返す。臨機応変な考え方をする人が好きな橋下さんとは、合わないのでしょう。また河村さんはボンボンなのに、庶民派を掲げていることも大きい。古紙屋のせがれで苦学生をウリにしていますが、実際、経営は順調で家庭は裕福だった。府営住宅で母子家庭だった橋下さんにすれば、“このエセ庶民派!”と思っているはずです」(大阪市政関係者)
名古屋の人気市長に見える河村だが、実際は人望が薄く、人が次々と離れている。
先月は「減税日本」東京本部の事務局長と政策担当者が辞職。愛知県の大村知事も橋下市長との連携を巡って河村と大バトルを繰り広げたし、ブレーンだった名古屋大教授も市長就任1年で河村の下を去った。
何がいけないのか。
「基本的に目立つこと、派手なことしか興味がなく、地味な細かい作業は人任せ。そのくせ、あまり労をねぎらうことをしないので、『やってられない』と人が離れていく。市長の給与を800万円に下げたと自慢する一方、東京で度々パーティーを開いては、部下にカネ集めをさせていることも嫌われる要因のひとつです」(河村の番記者)
最近、苦労が絶えず、白髪を黒く染めたという河村。床屋通いは今後も続きそうだ。
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