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「フランスの選挙報道」〜イル・サンジェルマンの散歩道より
もうすぐ衆院選の選挙を迎えるにあたりjeanvaljeanさんがフランスの選挙報道についてトラバを下さいましたの、ここでご紹介します。
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◆イル・サンジェルマンの散歩道
フランスの選挙報道
http://billancourt.blog50.fc2.com/blog-entry-811.html
フランスでは、劇場型選挙はあり得ません。マスコミは、各政党の主張を報道するだけです。大統領選挙も、泡沫候補を含めてすべて平等な報道です。政党のPRはすべて、同じ時間数で放送されます。すべて国の負担です。決選投票に残った大統領候補の論戦も、両候補の発言の時間数が公表されます。これがフランスの選挙です。ついでに政党を含めた各団体のPRも日頃から紹介されています。市民教育の教科書では、全ての政党が紹介されています。つまり中学生は、全ての政党についての知識を持っているのです
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せっかくですのでざっくりですが、日本と比較してみましょう
●フランスでは、劇場型選挙はあり得ない
もうこれだけでうらやましくなります。日本の選挙は連日の「第三極報道」にも見られるとおり、まさに劇場型報道があふれかえっています。人気政治家にとってはタダでPV流してもらってるような感じかも。
●マスコミは、各政党の主張を報道するだけ。すべて平等な報道。
有権者は政策や理念について冷静に判断できますね。維新ばかり流して世間の関心をそちらに持って行くような不公平な報道ではないわけです。
連日誰と誰が連携するだの分裂するだの、単なる駆け引きゲームばかりおもしろおかしく報道するので、権勢争い=政治だという勘違いがサブリミナルメッセージになってるような気がします。
●放送はすべて国の負担
政党に税金を使うなら、政党助成金という形ではなくこういう使い方をして欲しいです。これは国民の知る権利に資するものですから、むしろ税金を使うのは理にかなっていると思います。
●決選投票に残った大統領候補の論戦も、両候補の発言の時間数が公表される。
これは、どこかの局の某朝生みたいに、人の発言を遮って言うことも聞こうともしないで、何人もが同時に言いたいことだけ喚き続ける、とても討論とは呼べないような、ああいう「論戦」にはならない、ということなのでしょうね。
そして「声の大きな人」ばかりが沢山喋る時間を占めないように、公平を期せるように、ということかな?
なんにせよ、海外の人は某朝生を見ると、日本ではいい年した大人がまともに議論する態度が身についていないことに驚くそうです。私はあの番組をちらっと見たとき、まるでしつけのなっていない子どもの口げんかみたいで、一度でうんざりしました。
●市民教育の教科書では、全ての政党が紹介されている。中学生は、全ての政党についての知識を持っている
日本の学校では、どうなのでしょう?
どの政党がどういう主張をしているかを授業でとりあげるでしょうか?
消費税増税、TPP、原発など、こういうホットな時事問題について、それぞれの政党の主張を知り、自分はどう考えるかについて議論をする、みたいな授業は行われているのでしょうか?
不偏不党、政治的偏向を避けるという名目で子供達を政治から遠ざけタブーとすることによって、民主政治に参加できる能力をもった市民が育たないようにしてはいないでしょうか?
選挙の報道姿勢や普段の学校の授業一つとってみても、その積み重ねが与える影響は大きいと思います。
ところで日本では選挙に当たって公選法で「どうしてこんなことを?」と首をかしげたくなるようなことまで禁止されてしまいます。取り締まる警察でさえも何が選挙違反なのかよくわからないと言われるくらいです。
ネットでも選挙期間中は自由闊達な議論や応援が規制を受けます。
自分が一票を投じるのに色々な言説には目を通して決めたいのに、それが規制されてしまいます。
おかしいですね。
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