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2012/11/19 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
とにかく民主野田ペテン首相はとんでもないことをしてくれたものだ
◆投票してはいけない政党はこれだけある
消費税増税派・TPP参加派・第三極右派・野田民主・安倍自民・橋下維新 老害石原
二者択一ならコインをトスしたり、鉛筆を転がしたりもできるが、次の選挙は政党が14も並ぶ“十四者択一”だ。運を天に任せようにも、手ごろな道具がない。それではと政策や理念で吟味しようとしても、ハッキリとした旗が立っていないから困ってしまう。マジメに選ぼうとすればするほど悩みは深まる。一体、どこに投票すればいいのか、と。
政治評論家の有馬晴海氏が言う。
「今回はリアル・チェンジの選挙です。前回、国民は自民党の長期政権に終止符を打った。チェンジを求め、民主党に政権を託したのです。でも、うまくはいかなかった。自民党の54年と民主党の3年。果たして、どちらが良かったのか。両方ダメだと判断し、また新たな政党に期待するのか。真の政権選択選挙となるのです」 それなら決断は速くなる。真っ先に候補から消せるのは、野田首相の民主党だ。
野党時代から「わが党には人材がいる」と訴え、政権を奪ったあかつきには「政治主導」を実現し、役人天国で生まれるムダの排除を断行すると主張した。しかし、09年衆院選以降に国民が見せられたのは、幼稚な民主党が演じるドタバタ劇である。鳩山元首相は軽い発言で自滅し、菅前首相は人気取りのパフォーマンスで信頼を失った。最後に回転扉を開けて登場した野田首相は、政権交代を望んだ民意を民主党と一緒にぶっ潰している。
◆政官財の癒着政治に反省ゼロ
「野田さんはマニフェストを根底から消し去りました。あれほど約束していたシロアリ=天下り役人の退治をやらず、イの一番に消費増税を断行している。ムダの排除を求めた民意を平気で裏切ったのです。民主主義を破壊したといってもいい。しかも、その方針に反対した人たちを党から追い出し、素知らぬ顔で自爆解散に向かった。本当にひどい首相です」(政治評論家・山口朝雄氏)
野田民主を勝たせると、「役人の生活が第一」の国民負担増が止まらなくなる。景気が下降していても消費税は引き上げられるし、税率10%で打ち止めとなる保証もない。TPP交渉参加を打ち出しているから、農業もズタズタだ。国内市場だって米国企業に荒らされる。口先だけの脱原発や復興は進まない。暮らしは完全に破壊されてしまう。
安倍総裁の自民党も同じだ。「単独過半数はもちろん、郵政選挙ぐらい勝てると浮かれている」(関係者)というが、そんなことが現実になれば、この国はパンクする。野党暮らしの3年間で変わったのは、総裁の顔ぐらいだ。なぜ政権を失ったのか、支持されなくなったのか、全然理解していない。反省ナシだから、同じ過ちを繰り返す。政官財の癒着政治が完全復活である。
「自民党が思ったほど議席数を伸ばせなくても、公明、民主の3党で過半数を確保できれば大連立となる。消費増税を断行したのと同じ枠組みです。TPPは進められ、原発は止まらず、沖縄はほったらかしにされるのです」(政治評論家・本澤二郎氏)
民自公の3党は勝たせるわけにはいかない。
◆右にも左にも最悪の結果となる石原橋下新党
かといって、ニセの第三極にも投票できない。大マスコミがトップニュースで扱う日本維新の会だ。石原前都知事が橋下大阪市長の軍門に下り、ワイドショーは大騒ぎ。一挙手一投足に注目するが、冷静に考えれば期待できない。
石原は、盟友だった亀井静香前国民新党代表に愛想を尽かされ、河村名古屋市長との約束を1日で反故(ほご)にした。こんなテキトー男を信じられるだろうか。尖閣問題では勇ましい発言を繰り返しているが、「石原さんは小説家。思いの丈は公表するが、汗をかこうとしない。政治家とは違う人種」(自民党幹部)という評価。実際、途中で飽きれば放り出す。
「国会議員も都知事も任期途中でぶん投げました。マスコミを使うのは上手だが、政治家としての資質に欠ける。80歳となり、こらえ性がなくなっているように見えるから、なおさらです」(山口朝雄氏=前出)
仮に核武装や憲法破棄といった右翼発言に共感する人がいても、最後は裏切られるのがオチだ。それでも隣国からは「極右勢力の台頭」と見られるから最悪である。アジア外交はボロボロだ。中国頼みの日本経済は沈没するしかない。右にも左にも最悪のチョイスとなる。
石原に「義経」と持ち上げられた橋下も、「2万%出馬しない」と言いながら府知事に出馬した“元祖うそつき”。その上、経済政策は、小泉政権で格差拡大政策を推し進めた竹中平蔵慶大教授にオンブにダッコだからタチが悪い。派手な立ち居振る舞いにダマされ、「何かいいことありそうだ」と投票すると、とんでもない未来に連れていかれる。
◆明確な対立軸がある小沢新党
3年前、熱狂の中で政権交代を果たした民主党は、素人集団だから失敗した。政治主導を標榜し、自分たちで舵取りを始めたものの、途中で手に負えなくなり、官僚に丸投げしている。石原も橋下も、「統治機構を変える」とエラソーに言っているが、実績ゼロの素人が集まって何ができるのか。民主党の亜流政権が誕生するだけである。
かといって、ほかの弱小政党を見渡しても、確固たるリーダーや経験豊かな政治家が見当たらない。民自と明確な対立軸があり、与党も経験していて、官僚組織と対抗できる陣容をそろえるのは、小沢新党ぐらいだ。
前出の本澤二郎氏が言う。
「脱原発、反増税、反TPPと民主や自民の対立軸が明確なのは、『国民の生活が第一』ぐらいです。小沢嫌いのマスコミは彼らを無視し、動きを報じようとしないが、今の政治を変えられるのは、この政党だけです。下手をすれば、民自公プラス維新というメチャクチャな大連立も考えられます。改憲、軍拡の流れも強まりかねない非常に危険な状況。イージーな投票はダメです」
国民が直接意思表示できるチャンスは数年に1度しかない。好き嫌いやブームに乗っかって投票すると、また、痛い目にあう。果たして政治はどこに向かっていくのか。すべては国民の選択にかかっているのだ。
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