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2人の政治家の街頭演説をYouTubuで見た。姫井由美子と菅直人だ。
解散前夜の15日に東京・有楽町で行った姫井の演説は素晴らしかった。心からの訴えに、拍手と歓声が広がり、聴衆がどんどん引き込まれていく様子がうかがわれた。弁舌をもって大衆の心を動かす政治家に求められる希有な能力を持つ。姫井は間違いなく、小沢一郎の志を継いでいく政治家のひとりだ。今度の総選挙でも、「国民の生活が第一」を中心とする国民連合政党、オリーブの木が各地でムーブメントを起こしていく上で、大きな原動力となって活躍するだろう。
一方、解散当日の16日に同じく有楽町で行った元総理である菅の街頭演説には終始、聴衆から「売国奴」「テロリスト」「嘘つき」「帰れ」などのヤジが怒号のように飛び交った。菅は演説を最後までやり遂げたが、「これでは選挙にならない」とさすがに街頭演説に不安を覚えたのではなかろうか。その日は蓮ほう、安住淳へのヤジも凄かった。恐らく、野田総理をはじめ政権や党の中枢にいた民主党候補者のほとんどは街頭演説で怒号のようなヤジに出くわすことになるだろう。
街頭演説を聞いてみたい政治家がいる。日本維新の会の代表となった石原慎太郎だ。発信力があり、国民に一定の人気はあるが、人の痛みを感じる受信力に乏しい。人を馬鹿にした傲慢な言動、行き当たりばったり行動が目立つ。80歳を過ぎた今になって「維新だ、日本を変えるんだ」と叫ぶが、とても信用できない。中国に喧嘩をふっかける姿は、日中関係を混乱に陥れ、アメリカの点数を稼いでいるかのようにも映る。さらに、その喧嘩も収拾できないまま、都知事を放り投げて総理の椅子を狙う姿には、もはや我欲の固まりにしか過ぎないといっては言い過ぎだろうか。
石原が街頭で演説した時、聴衆はどういった反応をみせるだろうか。熱狂的に支持する者もいようが、一方で「日本をおもちゃにするな」「国民を舐めるのもいい加減にしろ」などひょっとする石原が面喰らうようなヤジや、世間の冷めた反応に出くわすかもしれない。威勢のよいことを言う前に石原は街頭に出て、「裸の王様」になっていない確認すべきであろう。
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