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2012年11月17日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆横路孝弘衆院議長が11月16日午後3時半、衆院解散の詔書を見上げ、た。衆院は
解散され、この瞬間、全衆院議員の首が切られ、事実上、総選挙戦に突入した。NHKの集計によると、16日夕現在、定員480人に対し、1087人が立候補、競争率は2.3倍(小選挙区は3.4倍)という。
玄葉光一郎外相が「バカ正直解散」と自虐的に言うように、この総選挙は「民主党政権」の「成果が問われるいわば「勤務評定選挙」でもある。
野田佳彦首相は同日午後6時から、内閣記者会で記者会見した。
時事通信社は11月 16日午後7時12分、「約束果たすため解散=野田首相『悪弊断ち切る』」という見出しをつけて、以下のように配信した。
「野田佳彦首相は16日夜の記者会見で、衆院を解散した理由について、8月の自民、公明両党との党首会談での合意を念頭に『政治生命を懸けた社会保障と税の一体改革を実現した暁には《近いうちに国民に信を問う》と言った。その約束を果たすためだ』と述べた。また、『《決められない政治》が続いてきた。その悪弊を解散することで断ち切りたい』と強調した。
首相は衆院選の意義について『(政治を)前に進めるのか、政権交代の前に時計の針を戻して後ろに戻るのかだ』と指摘。自民党を念頭に『世襲政治家が跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)する古い政治に戻ることがあってはならない』と語った」
しかし、野田佳彦首相が力説した「(政治を)前に進めるのか、政権交代の前に時計の針を戻して後ろに戻るのかだ」という言い方は、まやかしである。それは、「政治主導」を目指しなから、自民党政権時代と何ら変わらない「官僚主導」にすでに逆戻りしているからだ。それを身をもって実証したのが、財務相を務めた野田佳彦首相だった。民主党のマニフェストに違反する消費税増税法を成立させたからである。だから、野田佳彦首相は、ここでもまた「ウソ」の上塗りをして、総選挙戦に臨もうとしている。
消費税増税法を成立させても、景気をよくできない。東日本大地震被災地の復旧復興事業は、遅々として進まない。近隣外交は無茶苦茶にしている等々、やることなすこと、ヘマとドジばっかり踏んでいる。これは、野田佳彦首相に「政治力」(人とカネを動かす力)が欠けているからである。「青いよ、黄色いよ、経験が浅いよ」という批判が飛んでいるほど、政治家として未熟なのだ。
◆どうも、野田佳彦首相は、「度量も胆力もない」、薄っぺらな政治家である。挑発されるとムキになって、軽はずみな行動に出てしまう性癖がある。衆院予算委員会で自民党からさんざん「ウソつき」と罵られ、我慢できなかった。いかに罵倒されようとも、じっと堪え忍ぶ「度量と胆力」がなかった。
1614年(慶長19年)12月4日の大阪冬の陣における「真田丸の戦い」(豊臣軍の勝利、幕府軍退却)が想起される。
徳川幕府軍の前田勢は、篠山からの妨害に悩まされていたため篠山の奪取を目論み、前田勢の先鋒本多政重、山崎長徳らが夜陰に乗じて篠山に攻め上がった。だが、真田勢は城内に引き上げており、もぬけの殻。夜が明けると、真田勢が、肩すかしを食った前田勢に対して、「お尻ペンペン」、すなわち、お尻を敵に向けて、手で叩いてバカにするなど、散々に愚弄した。前田勢はその挑発に乗ってしまい、真田丸に攻めかけた。真田勢は、前田勢を引きつけて、充分城壁にとりついたところに銃撃を浴びせ、前田勢に大損害を与えた。前田利常は、指揮官たちが命令なく攻撃したことに激怒し、兵を引き上げさせようとした。前田勢の攻撃を知った井伊、松平勢もそれにつられて、攻撃を仕掛けた。この時、城内で火薬庫が誤って爆発する事故が発生し、その音を聞いた幕府軍は南条の内応によるものと勘違いし、さらに激しく攻めかけた。豊臣軍は城壁に殺到する幕府軍に対して、さらに損害を与えた。これらの惨状を知った家康は退却を命じ、その直後、家康は各将を呼んで軽率な行動を叱責したという。
衆院予算委員会で自民党からさんざん「ウソつき」と罵られたのは、文字通り「お尻ペンペン」だった。これに挑発されて、野田佳彦首相は、「バカ正直解散」に打って出てしまったのである。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
橋下徹代表の背後に小沢一郎代表と鈴木宗男代表がいて、「第3極」構築のために、水面下で水かきを激しく動かしている。
◆〔特別情報@〕
いわゆる「第3極」をめぐって日本維新の会、太陽の党、減税日本、みんなの党が、1つに野のまとまることできるのか。衆院解散、総選挙(12月4日公示、16投開票)に向けて、切羽詰まった状況に、時間が砂時計の砂のように時々刻々、どんどん少なくなっているのに、やはり、「第3極」を目指す「国民の生活が第一」の小沢一郎代表の名前が、ほとんどマスメディアに登場してこない。だが、小沢一郎代表は、水面下で水かきを激しく動かしている。一方、衆院が解散された11月16日午後、「国民の生活が第一」の三宅雪子衆院議員(群馬4区→比例代表北関東ブロック復活当選)が、「野田佳彦首相の選挙区、千葉4区で戦う決心をしました」とツイッターに書いた。
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