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今どき、民主党を支持する人は少ないと思うが、それは民主党に裏切られたからである。では自民党が良いかというと小泉政治はまっぴらである。国民は裏切られっぱなしである。みんな票を入れるところがなくて困っている。だから第三極だということになる。しかし石原慎太郎がやっている第三極づくりは、所詮は小泉政治の亜流である。
石原の太陽の党への合流を探っているみんなの党は『政策合意は着々と進んでいる』と言っている。つまりは小泉と同じ新自由主義者の集まりなのである。マスコミは自民党への票が伸び悩むことを見込んで、第二自民党づくりとして石原の動きに焦点を当てている。今日あたりは、橋下の日本維新の会が合流するかも知れない。そうなればますます第三極の目玉として石原慎太郎が注目されるだろう。
しかし石原の動きは今年の夏以降どう考えてもおかしいのだ。なぜ尖閣問題を煽る必要があったのか。それに煽られて野田政権は尖閣を国有化してしまった。そのことで日中関係はガタガタになってしまった。石原の動きの背後にはアメリカの影がある。日本と中国が接近するのを一番嫌がっているのはアメリカである。そのアメリカの指示に従って石原は音頭取りをしているのだ。それは小泉政権と何も変わらない。
第三極選びを間違ってはならない。民主でも自民でもないところが第三極、ではない。民主も自民も親米・新自由主義に乗っかってしまったところが問題なのだ。親米でもなく、新自由主義でもない政策を掲げているのはどこなのか、それをしっかりと見定める必要がある。新自由主義はアメリカ本土においても、もはや時代遅れである。
新自由主義的な『小さな政府』はアメリカ共和党の政策である。アメリカ国民は先日の大統領選挙でもそれを選択しなかった。新自由主義の失敗は世界的に見ても明らかである。民主も自民も、そして石原の第三極も、この失敗した新自由主義路線のあとを追っているにすぎない。それはアメリカの野党に過ぎない米国共和党路線を国策として継承するということだ。
何とも時代遅れでお粗末なことである。今さらブッシュの跡を追ってどうするのだ。それは小泉政治を継承するということだ。たちあがれ日本の平沼赳夫は政治家人生の最後で選択を間違った。彼の今までの動き(小泉郵政民営化に反対して自民党を離党した)からすれば、最も組んではいけない相手が石原慎太郎だった。しかしそんな男と組んでしまったのだ。
石原慎太郎もまたアメリカの一つのコマとして使われているに過ぎない。こんな暴走老人をコマとして使わねばならないほど、アメリカ共和党も手詰まりなのだ。テレビと新聞しか見ない人たち(おそらく年配者)は、石原の第三極か自民党に流れるかもしれない。しかし、ネット上(ヤフーみんなの政治など)では政党支持率は大手マスコミの報道と大きく違っている。
自民党と伯仲しているのは、石原の第三極でもなく、橋下の日本維新の会でもない。小沢一郎の『国民の生活が第一』である。その『国民の生活が第一』は昨日『新党きずな』と合流した。しかし大手マスコミの取り上げ方はほんの一瞬である。石原の第三極報道に対して、小沢の第三極報道は極端に少ない。
ネット上で小沢の『国民の生活が第一』が自民党に伯仲する勢いであることを、日本の大手マスコミはひた隠しにしようと今必死になっている。先日小沢一郎が一審につづき第2審でも無罪になったことについての報道もお粗末なかぎりだ。この事件はほとんど冤罪事件である。
しかし小沢氏に黒いイメージをかぶせる報道を日本の大手マスコミはせっせと続けている。ネット上では、そのことはとっくに見破られているのだが、大手マスコミはあくまで強引である。2005.9月の小泉郵政選挙の時のように、日本人がまた大手マスコミの偏向報道に乗せられるかどうかが試されている。
http://blog.goo.ne.jp/akiko_019/e/94dc12a3383b3ec8fcf9e850b54e6526
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