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株式日記と経済展望
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もはや政策本位の議論は不可能となり、中韓との関係もこう着状態となって
何ら事態を進展させるテーマもなく執行部は放棄状態だったそうだ。
2012年11月15日 木曜日
◆闇の声:2012/11/15(木) 00:36:11
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/10554/1352642910/
今日の解散宣言は計算してやったものじゃない。
一つには野田佳彦と言う政治家個人が生き残る為に民主党何かどうでも良い的な
無鉄砲な考えが浮かんだって事だろう。
読み筋としては安倍晋三内閣はそう長続きはしないだろうから、余力を残した状態で一先ず退こうなんだろうが
実際には野田にはもう何も残って無い。
民主党が党として生き残る為には小澤一郎と連携して消費税増税を事実上棚上げしTPP参加も表明せず
脱原発と公務員制度改革を徹底してやりますと・・・その先頭には橋下を持ってくる位の思い切った政策を打ち上げないと
もう誰も振り返らないだろうなあ・・・その位民主党自体への嫌悪感は凄まじい。
普通ならね、判官贔屓の日本人が野田は男だと持ち上げるんだろうが、その段階は過ぎてしまっている。
交渉事が上手くいかずに椅子を蹴って退席した的な印象がある。
それともう一つ・・・細野や玄葉に対して石をぶつけて逃げた様な話でもある。
特に細野は怒り心頭だろうな。
それにしても小沢鋭仁って何だあの野郎・・・
消費税ん時に離党すりゃ良かったんだ。
◆あれから殆ど寝ないで色々聞いて回った。
さすがに疲れたね・・・
幾つか判った事があるが、まずあの様な唐突な解散宣言を出させた背景は
TPPを打ち上げた瞬間の党内の反応で、何もTPPがその理由ではなく反旗を翻す
格好の理由を各自が求め、それがTPPだっただけの事だ。
もはや政策本位の議論は不可能となり、中韓との関係もこう着状態となって何ら事態を進展させる
テーマもなく・・・国会での論戦も山井を国対委員長にした段階で執行部は放棄状態だったそうだ。
そんな中で唯一党を維持出来るテーマは野田が党首討論の冒頭と最後で言っていた、自民党の負の遺産に
民主党政権はほんろうされ続けた・・・そこに戻る他無いになった訳だ。
だから選挙戦は徹底した自民党批判になるだろうね。
この三年間は自民党の負の遺産に翻弄され続け、結果的に国民に迷惑を掛けた・・・それを言い続ける他無い。
これは自民党にとっては意外な展開で、協力はしながらも解散にやんわり持って行って重要案件は選挙後も協力しましょう・・・
三党合意の枠組みは継続だと思っていたらそうじゃなくなったって事だ。
唯一定数削減問題だけが継続になりあとはご破算に近い話になるだろう。
自民党批判をする事である程度落ちるはずだった議員が救われるとの見方もある。
三年前に展開した戦術をまた取る他無くなったって事だな。
昨日の党首討論で安倍晋三の技量云々を言う人がいるが、自分はそうは思わない。
解散と言う言葉の重み、しかも明後日やりましょうと言う唐突な切り出し方で怯まなかったらそいつは議会人じゃないよ。
少数政党をどうするんだと、他の野党にも話をすべきだろうは当然の事で正論だと思う。
三年間政権の座にあって残した言葉が冒頭と最後の一節だけだった訳で、その代償があの混乱かと・・・それが結論だな。
第三極の構築を阻む為とか色々喧伝されてるけれども、そんな余裕は無かったんだろう。
余裕があれば橋下に対して、或いは石原慎太郎に対して呼び掛けても良かった。
議論しましょうくらい言っても良かったはずで、それも浮かばないほど混乱してたんだそうだ。
野田を評価する人もいるが、自分はそうは思わない。
消費税増税案を決めた段階で解散すべきだった。
若しくは、消費税をテーマに選挙やるべきだった。
全て手順が逆のまま、三年間の結論が出されたって事で・・・所詮素人だったんだろうね。
◆国民が求めているのは安定だろうね。
同時に、混乱の中から政治家も政策も産まれて来なかった。
この失望感は相当大きいと見ている。
一先ず落ち着かないとと言うのが本音であるし、同時に官僚を上手く使いこなして
政策決定を迅速に行い何かの動きを見せて欲しいとも言えるだろう。
選挙だけれども小澤が昨日博打を打てなかった事はこれは響く。
あそこまで衰えたのは何故だと、体も悪そうだしかつての凄みは何処へ行ったんだと
そんな声が主流だった・・・もう一度マニフェストの原点に戻って任期満了まで頑張るのが政治家ではないのかと
その意味でも消費税増税の実行を考え直して欲しい、それが国民生活にとってどれだけプラスになるのかと・・・
そうすれば我々は民主党と手を組んで政治改革と行財政改革を進めますよと・・・
そう言えばさすがは小澤一郎だとの声も出ただろうね。
選挙結果の予想はまだやってない・・・一つには民主党からの離党がどうなるか見えないからだ。
それと小澤の健康問題がクローズアップされる可能性もある。
明らかに昨日の小澤は声も出て無かったし眼光も弱かった。
夕刊紙が書くほどの支持は集まらないだろうと見るし、離党者が集まれば第二の民主党じゃないかとの評価が定着する。
河村が石原慎太郎と組んだのはちょっと意外で、もしかすると河村が小澤と石原の会談をセットするのかとも考えた。
都知事の石原慎太郎だからみんな話を聞いたが、ただの石原慎太郎だと遠ざかっていく・・・そんな感じ何だろうかね。
今日も罵声が飛び交うんだろうよ・・・坂の途中のビルでも国会でも。
◆色々聞いて見ると奇策も何も無い。
それどころじゃなかったってのが本当の処だね。
一つには前原がこのままで行けば自分の政治生命が終わるから
そうなる前に解散してくれと迫ったって説があるよ。
落選は覚悟してると、ただ国会で問責食って自分のせいで内閣が倒れました何てなったら
今度は民主党内の椅子が無くなる。
前原が解散だ解散だと言い出したあたり、自分の保身を図る為に野田を巧く引きこんだって事だろ。
自民党を批判するロジックも前原が考えたものらしい。
もっともそんな猿芝居はすぐばれるから、前原の椅子が無くなるのはどの道明白だろうね。
あんな人格破壊者はいねえなと吐き捨てる議員が多いそうだ。
◆そもそも、解散を宣言した総理大臣が海外で国家元首と会うなんてのは非常識極まりない話で
相手に対して大変な無礼になる。
我が国をなめるのかと言われても返す言葉が無いほどの非礼行為なのだそうだ。
その愚を冒してまで解散を宣言しなければならなかったってのはそこまで追い込まれてたし
懸案事項について党内で何も議論出来てない実態があるんだろうね。
それともう一つ、菅直人に野田は頭が上がらない。
その菅直人が最近非常に活発に動いていて、反原発に一気に民主党を加速させ、同時に左派的な傾向を
政策に反映させる(これは具体的な政策ではなく例の如く曖昧な言葉の羅列だが)様に迫りだした・・・
一説では菅直人は民主党を環境政党に衣替えさせて、その上で再度自分が代表になる事も視野に入れてたのだとか。
これには官僚は大反対で、しかも景気を考えると許される話じゃない。
野田は菅直人からも前原からも小澤系からも圧力を受けて逃げ場を失ってたって処だね。
◆交渉参加は蹴れないね。
ってのはTPP自体交渉に参加しないと見えない事が多すぎる。
ただし、言うべきは言うし護るべきは護る。
その上で反対するなら反対すれば良い。
手順を守った政治をしないから今の混乱がある。
何よりも外交面の失点をどうカバーするかが焦点の一つだし。
(私のコメント)
安部自民党総裁は野田内閣を解散に追い込んだことで得点を挙げましたが、果たして自民党に政権が転がり込んでくるのだろうか? 第三極もまだ体制が出来ていないから選挙協力どころではない。まさか本当に解散になるとは計算していなかったのだろう。野田総理も安部総裁との会談で早いほうがいいと計算して16日といったのでしょうが、22日解散と安部氏は考えていたのではないだろうか?
解散するなら年内しか考えられないし、来年になれば衆参同一選挙にすべきだといった声が出てくる。予算編成も新政権でなければ一貫性がなくなるし、年末には新体制でなければ政党助成金も影響が出てくる。野田総理と安部総裁とで小沢潰しで意見が一致したのでしょうが、小沢氏の決断が注目されましたが、民主党の解散反対派と「国民の生活が第一」と手を組む事は無理なのだろうか?
今日明日中で、0増5減と特例国債法案は通るのでしょうが、選挙区割りはどうなるのだろうか? 既に原案はあるのでしょうがすんなり決まるのだろうか? 定数削減も自民党は受け入れるようですが、比例代表連用制等も入れるのだろうか? ともかく選挙が確定した以上は投票日まで突っ走るしかない。しかし選挙の争点などが整理されていない。
「株式日記」でももっぱら外交問題を論じてきましたが、選挙の争点は消費税とTPPと原発問題に絞って欲しいものだ。しかし消費税反対は「国民の生活が第一」だけだし、TPP反対も党として反対は「国民の生活が第一」だけだ。原発反対も党として原発反対しているのは「国民の生活が第一」だけであり、自民党も民主党も三つとも賛成派が多い。
民主党内にも自民党内にも、消費税反対派もTPP反対派も原発反対派もいますが、第三極にも賛成反対が入り乱れている。これでは何処に投票していいのか分かりませんが、「国民に生活が第一」が政党の政策としては支持できるが、有力な政治家がほとんどいない。選挙区に「国民の生活が第一」の候補が立たなければ意味がありませんが、第三極とも政策で纏まる事は無いだろう。
「維新の会」はTPP賛成であり消費税も地方税化であり実質的に賛成であり原発もはっきりしない。原発も条件付賛成ですが、電力会社の自由化や送配電の分離などの改革を公約する政党は今のところ見かけない。原発も国家管理にすべきと主張してきましたが、国家管理で無いと民営の電力会社では原発は管理しきれない。アメリカでも民営ですが実質的には軍が管理している。
日本は、民主党政権が示したように政治主導の国ではなく官僚が政治を動かしている。しかし官僚は政治責任を負わないし選挙される事もなく政治家をあごで使って、使い終われば野田総理のように捨てるだけだ。政治家があまりにも政策に精通していなくて官僚に言い負かされてしまうからどうにもなら無い。やる気のある大臣が来ると官邸に働きかけて辞めさせてしまう。
鳩山民主党代表は、政権を取るまでは正論を言い続けてきたが、総理になったとたんにマニフェストに書かれていない事を言い始めて、国連ではCO2で25%削減を言い始めた。沖縄の普天間問題も書いてなかったのに言い始めた。むしろ日米地位協定の改定は手付かずで終わってしまった。もちろん消費税もTPPもマニフェストにはかかれていない。
マニフェストに書かれた事は行なわれず、書かれていない事に一生懸命に取り組むのは不可解ですが、それくらい選挙というものが無視できるいい加減なものなのだろう。自民党も民主党も公務員制度改革を公約しながら選挙が終われば先送りにしてしまう。東日本大震災の復旧予算もシロアリがたかって関係ない事に使われてしまって、被災地は復旧が進んでいない。
国会議員はテレビの前ではいろいろ言うが、被災地はほったらかしに近くて、どのように復興計画を立てているのかも分からない。とりあえずは現状復帰を最優先にしなければ住民がちりちりばらばらになっていなくなってしまう。区画整理や高台移転などしていたら何年もかかって絵に書いた餅になるだろう。下水処理場なども復旧が遅れていてインフラの復旧も遅れている。
おそらく自民党が第一党になるのでしょうが、第三極は纏まる見込みが無い。「維新の会」も空中分解状態であり、橋下大阪市長も胡散臭いところが出て来た。石原慎太郎も何で今頃出てきたのか分かりませんが80歳では何も出来ない。都知事だって都庁に出てくるのは僅かであったのは体力的に無理だからだろう。にも拘らず国政に復帰しようと言う意図が分かりません。小沢一郎も70歳であり持病があって総理は無理だろう。
おそらく安部氏が総理になる可能性が高くなりましたが、ねじれが解消するわけでもなく、三党合意は継続するのだろうか? 全ては選挙が終わってみなければなりませんが、はっきりとしたビジョンが見えてこない。
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