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2012/11/14 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
「国民の生活が第一」の小沢一郎代表に対する無罪判決は、予想通りの結果でした。冷静に受け止めましたね。
それよりも、気になったのは判決の「中身」です。小沢氏の裁判は、私の裁判と基本的な「証拠」は同じ。それなのに、裁判所の判断はまったく違う。控訴審では、「故意ではない」と、事件性そのものが否定されました。
高裁は、収支報告書の“記載ミス”は、私が違法性を認識せずに行き当たりばったりで行ったと判断した。確かにその通りです。おっちょこちょいと言われればそれまでで、そこは反省していますが、「表に出すとマズイ金を隠そう」という意図は、まったくありませんでした。高裁でも指摘された通り、隠すつもりなら、他にもっとうまいやり方がいくらでもあった。
私の1審判決が「推認」だらけの不条理なものになったのは、「水谷建設からの裏ガネを隠すため」という動機から事件を組み立てたからでしょう。でも、そもそも裏ガネなんて受け取っていないのだから、スタート地点が間違っている。論理的に無理が生じるのは当たり前なのです。
きょうから始まる控訴審では、裏ガネはなかったという客観的な証拠を示したいと思っています。裏ガネがなければ、虚偽記載の動機は消える。犯罪は成り立ちません。もちろん、水谷建設の水谷元会長や川村元社長の証人申請もします。どこから裏ガネなんて話が出てきたのか。誰がこんな冤罪をデッチ上げたのか。私も真相を知りたいのです。
私の2審判決が出るのは来年3月ごろでしょうか。その間には、確実に総選挙もある。裁判を抱えながらの選挙はキツイですが、両方とも負けるわけにはいきません。私が負ければ、主権者たる国民が、司法権力の暴走に屈することになってしまう。この国の民主主義のためにも、必ず逆転無罪を勝ち取ってみせます。
◇
石川議員ら改めて無罪主張=元秘書3人の控訴審−弁護側証拠の大半却下・東京高裁
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012111400651
2012/11/14-16:38 時事通信
「国民の生活が第一」の小沢一郎代表の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で、収支報告書の虚偽記載罪に問われ、一審東京地裁でいずれも有罪とされた衆院議員石川知裕(39)、元公設第1秘書大久保隆規(51)、元私設秘書池田光智(35)各被告の控訴審第1回公判が14日、東京高裁であり、弁護側は改めて無罪を主張した。飯田喜信裁判長は、弁護側が請求した新たな証拠の大半を採用しなかった。
虚偽記載の故意や共謀があったかに加え、一審が動機として認定した中堅ゼネコン水谷建設からの裏献金受領の有無が主な争点となる。
石川被告の弁護側は「水谷建設から5000万円をもらった事実はなく、小沢代表からの土地購入費4億円を隠す動機はなかった。虚偽記載をしたという認識はない」とする控訴趣意書を陳述した。大久保被告側は「(石川、池田両被告と)共謀した事実はない」と述べ、池田被告側も「虚偽記載の故意は認められない」と主張した。検察側は控訴棄却を求めた。
弁護側は、石川被告に現金を渡したとされる元水谷建設社長の陳述書などの証拠採用を求めたが、情状証拠を除いていずれも却下された。石川、池田両被告の被告人質問は情状面に限って認められた。次回は30日に開かれる。
東京地裁は昨年9月、起訴内容の一部を除き虚偽記載を認定し、3人に執行猶予付き有罪を言い渡した。一審判決によると、3人は土地購入代金を2004年分の収支報告書に記載せず、翌年分に記載するなどした。また、大久保被告は西松建設からの寄付を同社のダミー政治団体名義で記載した。
◇
小沢氏の元秘書3人、改めて無罪主張 控訴審始まる
http://www.asahi.com/national/update/1114/TKY201211140662.html
2012年11月14日16時44分 朝日新聞
「国民の生活が第一」の小沢一郎代表の資金管理団体「陸山会」をめぐり、政治資金規正法違反の罪に問われて一審で有罪判決を受けた衆院議員の石川知裕被告(39)ら元秘書3人の控訴審が14日、東京高裁(飯田喜信裁判長)で始まった。3人は改めて無罪を主張し、検察側は控訴の棄却を求めた。
ほかの元秘書2人は大久保隆規(51)、池田光智(35)の両被告。3人の弁護側は「一審判決には事実の誤りがある」と主張し、新たな証拠を調べるよう求めたが、高裁は大半の証拠を「調べる必要性がない」などとして却下した。
昨年9月の一審・東京地裁判決は、2004年10月に陸山会が小沢氏から4億円を借りて土地を購入した際、この4億円を政治資金収支報告書に正しく書かなかったなどと認定。動機について「ゼネコンから裏金を受け取っていたため、マスコミから原資を追及されるのを恐れた」と指摘し、3人をいずれも執行猶予付きの有罪とした。
検察が不起訴とした小沢氏は、検察審査会の議決により強制起訴されたが、一、二審とも無罪判決を受けている。
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