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2012/11/13 23:26 かっちの言い分
小沢氏の無罪を受けて、各新聞が社説を書いている。朝日、読売、毎日などは一応小沢氏の無罪はしぶしぶ認めているが、最後のニュアンスは未だに小沢氏の政治とカネの問題は残ると締めくくっている。これらを読む読者に、無罪にはなったが、まだカネの問題があるというイメージを残しておきたい意図が見え見えである。マスコミにとってさぞ無罪は残念であったのであろう。
しかし、この中で唯一、検察特捜部の暴走、検察審査会の闇を指摘しているのは、やはり東京新聞の社説であった。「検察の闇」を調べよと主張している。
小沢代表無罪 検察の“闇”を調べよ
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012111302000114.html
今回の高裁での小沢判決の本質を最も明快に解説していたのは、この検察問題に最も詳しい郷原氏であった。本判決についてIWJの岩上氏が単独インタビューを行っているhttp://www.ustream.tv/recorded/26938888。まだ見ていない方は視聴すべきと思う。郷原氏への、マスコミからのコンタクトは1つも無かったと述べた。郷原氏にコメントさせると如何に検察が腐っていたかを言われ、その片棒を担いできたマスコミにもとばっちりを蒙ることを敬遠したのであろう。
郷原氏は、今回の小川裁判長の判決によって、指定弁護士、検察、一審の登石裁判長は大恥をかいたと述べた。指定弁護士が控訴したことによって、小沢氏が虚偽記載を認識していなかったばかりでなく、石川元秘書、池田元秘書も虚偽の記載をしたことを認識していなかったと述べられた。一審の判決自体を否定される可能性を残した。
その結果、一審で水谷建設からの裏献金を隠すため、虚偽記載をしたとする検察のストーリー自体が崩れてしまうことを指摘した。つまり、登石裁判長が推論した水谷建設からの裏献金自体が否定されることを意味する。虚偽記載の認識がないとなると、違法性は無くなり、14日から始まる石川氏らの裁判に大きく影響すると述べた。 また、指定弁護士が上告することなどは戯言、うわ言の類で、もう弁護士を辞めた方がいいとまで述べ、もう検察内の不祥事の自浄作用もないので、検察は一度解体した方がいいとまで述べた。
これを行える時が来るのは、その最大の被害者である小沢氏が総理大臣になった時であろう。
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