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誇り高き朝鮮人でも朝鮮学校の無償化を求めるのか?
2012/11/13 (火) 13:53
私、とんでもない勘違いをしていました。というのも、田中真紀子大臣が朝鮮学校の無償化問題で意見があるというので、てっきり田中大臣が朝鮮学校の無償化に反対しているのかと思いきや‥その逆であるのだとか。
なんでも噂によれば、彼女は大学新設の不認可と朝鮮学校の無償化を実現したいと思っていたのだ、と。
そもそも外国人への参政権の付与と朝鮮学校の無償化は、民主政権の下で言われてきたことなので、それも当然と言えば当然でしょう。なのに何故私は勘違いをしていたのか?
いずれにしても、どうしても不可解なのは、何故民主党がそこまで北朝鮮や韓国のことを慮るのか、ということなのです。
北朝鮮との間では拉致の問題が依然として解決されておらず、また、韓国との間では竹島の問題で不法占拠状態が長く続いているというのに。これが、双方の問題が完全に解決し、そして、韓国も北朝鮮も、日本に対するスタンスを大きく変更したというなら少しは分からないでもありません。
こうした問題のために日本の多くの人々が、北朝鮮や韓国に対し苦々しい感情を禁じ得ないというのに何故朝鮮学校を無償化したいというのが分からないのです。
何故そこまで? 結局、これも選挙目当てのことなのか?
では、私はこの問題をどのように考えるのか?
結論としては、決して朝鮮人学校の無償化を認めてはいけない。それが私の意見です。
では、その理由は?
北朝鮮が拉致問題の解決に応じないから?或いは、核開発を止めないから?
それらも考慮しなければいけませんが、もっと根本的な問題があるのです。それは、憲法89条に違反するということです。
憲法89条
「公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない」
私、この憲法の条項があるために、基本的には、政府が私立の大学や高校に補助金を与えることを支持することはできないのです。
但し、現実問題として、私立に通う生徒や学生の父兄の負担が余りにも大きくなるのが忍びないという理由で、事実としては認めざるを得ないのかな、と思うに留めているのです。でも、その場合でも条件が付くのです。それは、そうして国の助成を私立の学校が得ようと思うならば、国の指導に従うべき義務が生じる、と。
つまり「公の支配に属する」教育施設だから、補助金を与えてもよかろう、ということなのです。
では、朝鮮学校についてはどうなのか?
ここで誤解のないように言っておかなければなりません。私は、ネット上で多く見られるような嫌中、嫌韓、嫌朝的な人間ではありません。つまり、北朝鮮が嫌いだから、なんでそんな北朝鮮を支援するのか、と憤っているのではないのです。
朝鮮人学校というのは、北朝鮮の支配下にあることが明らかな学校です。何故ならば、校長人事や教育内容などについては、朝鮮総連と朝鮮労働党が事実上決定しているからなのです。プラス、北朝鮮は教育援助費と奨学金を送っている、とも。
つまり私は、どう考えてみても「公の支配に属しない」としか見られない朝鮮学校が、何故に国の助成を受けることができるのか、と言いたいのです。即ち、朝鮮学校を無償化すれば、憲法89条に違反することになる、と。
朝鮮学校を無償化すべきだという人々は言うのです。
何故自分たちを差別するのか、と。
確かに、朝鮮人学校以外の外国人学校には国が援助を与える一方で、朝鮮人学校のみ援助の対象にしなければ、差別しているように見えるかもしれません。しかし、他の外国人学校と違い、朝鮮学校が「公の支配」に属さないことは余りにも顕著であるではないですか?
また、朝鮮学校を設けている意味、或いは朝鮮学校に通う意味を考えても、そこには朝鮮民族の
歴史と文化と価値観を尊ぶという姿勢があると思うのです。つまり、自分たちは誇り高き朝鮮民族であり、従って、先ず朝鮮のことをしっかりと学ぶ必要がある、と。
そうなれば、当然のことながら日本人の歴史観とは違ったものになるでしょう。例えば、日本の韓国併合などの行為も、先方からみれば侵略にしか見えない、と。
そうやって自分たちが信じる歴史観を子どもたちに教えたいと願うから、独自の朝鮮学校という制度を維持していると思うのです。
その朝鮮学校が、日本政府からお金が支給されるとなると、どんなことが起こるのでしょう?
お金をもらうということは、そこに当然譲歩が生まれるのです。つまり、お金と引き換えに自分たちの歴史観にも徐々に修正が及ぶことになるのです。
北朝鮮や韓国の人々に言いたい。それでいいのか、と。
或いは、お金だけもらって、しかし歴史観は変えないと言い張るのでしょうか?
しかし、そうなればまさしく「公の支配」に属しないことが明らかである訳ですから、国が支援をする訳にはいかないのです。
親の言うことは決して聞こうとしないドラ息子が、いつまでも親のすねをかじっているのと似た構図ではないのでしょうか?
親の言うことを聞かないのならば、当然親から独立して、堂々と好きなことをすればいいだけの話です。
最後に一言。
高校の無償化というのは、子ども手当と同じで、子どもを産む易くする少子化対策の一環であったのではないのでしょうか?
それが、どうして外国人学校を援助して、日本人の少子化が防げると言えるのでしょう。
以上
http://www.gci-klug.jp/ogasawara/2012/11/13/017610.php
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