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2012年11月13日 政経徒然草
当然といえば当然だが 小沢さんの控訴審裁判で無罪判決が出された。
そもそもが刑事事件と呼べるものではなく裁判になること自体が不思議な事件であった。
まだ判決の詳細は見ていないが、下記の記事の中にあるように弁護団の弘中惇一郎弁護士(67)は「小沢代表だけでなく、事件全体としてほとんど犯罪がなかったと言っており、思った以上の判決」と語ったそうだ。指定弁護士による上告も難しい状況にあり無罪が少しでも早く確定することを祈りたい。
また、この判決が秘書3人の裁判にも影響を与えることは間違いないだろう。何しろ前回の判決は「推認につぐ推認による判決」だったので判決が覆る可能性も大いにあると思われる。
小沢氏「棄却」に一礼…指定弁護士は憤り隠さず
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121112-OYT1T00659.htm?from=ylist
2度目の結論も「無罪」だった。
12日、東京高裁で開かれた陸山会事件の控訴審判決公判。
新党「国民の生活が第一」の小沢一郎代表(70)は、裁判長の「控訴棄却」の声にホッとした表情で頭を下げた。検察官役の指定弁護士は厳しい表情で判決理由に聞き入った。
この日、午前10時半から、高裁102号法廷で言い渡された判決。小沢代表は、うつむき加減にじっと目を閉じて開廷を待った。小川正持(しょうじ)裁判長に促されて証言台の前に立つと、裁判長に一礼。1審の無罪判決の維持を意味する「控訴を棄却する」という主文を聞くと、約5秒間、頭を下げた。傍聴席からは拍手がわいた。
判決後、小沢代表の弁護団は東京・霞が関で記者会見。「1審判決より良くなりました」と説明すると、小沢代表は「ああそうですか」とうれしそうな表情を浮かべたという。弘中惇一郎弁護士(67)は「小沢代表だけでなく、事件全体としてほとんど犯罪がなかったと言っており、思った以上の判決」と語った。
一方、同じく記者会見した指定弁護士の村本道夫弁護士(58)は、顔を紅潮させながら、「内容的には非常に承服しがたい」と語り、憤りを隠さなかった。
(2012年11月12日16時13分 読売新聞)
ネット上でも言われているように、無罪が確定すれば民主党は党として小沢さんに謝罪をすべきだろう。政府からも正式なコメントをだすべきだろう。一部の野党も謝罪すべきだろう。」マスコミ各社も謝罪すべきだろう。(絶対にしないとは思うが・・・)
弘中惇一郎弁護士が記者会見で語ったように「小沢代表だけでなく、事件全体としてほとんど犯罪がなかった」ということであれば、これまでの報道や党としての処分内容の正当性が問われることになる。
壊れたテープレコーダーのように「政治的責任は・・・・」という議員もでてくるだろうが、日本は法治国家であることを忘れてはいないだろうか・・・。
この事件は小沢さん一人の事件ではない。政治家すべてに影響を与える事件だ。
政治家はもう一度、この事件を真剣に自分の問題として捉え、政治資金のあり方や報告の方法について考える機会とすべきだ。(絶対にしないと思うが・・・)
そして、もう一点、指摘するとするならば、マスコミなどの報道機関は政治事件に関する報道の在り方について反省し、本来あるべき報道の在り方を模索すべきだ。(絶対にやらないと思うが・・・)
この裁判の過程で感じたことの一つが指定弁護士への不信感である。いくら金や売名の為とはいえ、白を無理やり黒にしようとする姿勢には嫌悪感を抱いた。ましてや1審で無罪判決が出たにも関わらず、強引に控訴に持って行った姿勢には不快感を覚えずにはおられない。
弁護士という職業にたいしても不信感を抱かせた事件であった。
余談
最近、とみに偏向しているNHKの世論調査で下記のような数字が出ていた。
望ましい政権のあり方として
自民党&民主党(連立政権)=29%、諸政党等中心=約23%
明らかにNHKが「 自民党&民主党(連立政権)」に誘導しようとしているように思われる数字である。
ただし、注目すべきは、自・公・民の連立政権を望まず自・公・民以外の政党による連立政権を希望する国民がNHKの調査において23%もあることだ。
この数字の持つ意味を次のブログで少し分析してみたい。
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