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二見伸明の「誇り高き自由人として」
なぜ、今どき小沢一郎か
「国民の生活が第一」茨城県連設立記念パーティーのお願い
なぜ、今どき小沢一郎か
誇り高き自由人 二見伸明
拝啓
錦秋の候になりました。筑波山が色づくのも間もなくでしょう。朝晩もめっきり冷え込んできましたが、お元気でご活躍のことと、お慶び申し上げます。
さて、甚だ不躾なお願いで恐縮しておりますが、小沢一郎代表を迎えて「国民の生活が第一」茨城県連(代表:石井章衆議院議員、取手市在住)の設立記念パーティーを下記の要領で行うことになりました。なにとぞ、お力添えを賜りますようお願い申し上げます。
記
【日時】
平成24年11月29日(木)18時30分開会(18時開場)
【会場】
ホテルレイクビュー水戸 2階 飛天
〒310−0015 水戸市宮町1-6-1(水戸駅南口下車3分)
Tel:029―224-2727
【会費】
5千円
私は小沢一郎とは、与党と野党の違いはありましたが、昭和44年初当選の同期の桜です。彼の初当選の選挙公報では「官僚政治の打破」「政策決定を政治家の手に取り戻す」を公約していました。今でこそ石原慎太郎氏などもっぱらポピュリズムの官僚叩きをする政治家は数え切れないほど増えましたが、43年間ぶれることなく、この本質を主張し続け、国の在り方を国民主権=政治主導に変えようとしているのは小沢だけと言っても過言ではないでしょう。
「原発ゼロ」については既に昨年一月(大震災の2カ月前)、上杉隆、江川紹子氏などフリーのジャーナリストとの懇談の席で、「科学技術庁(現文科省)政務次官のとき、原発を調べた。最終処分場が不可能なので、過度的なエネルギーとしてはともかく、エネルギー政策を脱原発に切り替えなければいけないと思った」と語っていました。今秋、小沢は日本の政治家・政党の代表者としては初めて、計画的、かつ、ちみつに廃炉に取り組んでいるドイツを視察しました。「小沢は本気だな」と直感しました。「原発ゼロ」は世界の文明史観を変える画期的な政策であり運動だと思います。
昭和63年、竹下内閣が消費税導入を決めたとき、彼は反対の急先鋒だった私に言いました。「消費税は中小企業、中低所得者を直撃する逆進性の強い税だ。だから、財政が厳しいからといって安易に引き上げてはいけない。そんなことをすると、国がおかしくなり、国民生活が破壊される。まず行財政改革をして税の無駄遣いを排除した上で国民の理解を求めなければいけない。不況下の消費増税は絶対にしてはいけない」と。小沢はデフレ下で、シロアリ退治もしないで、「赤信号、みんなで渡れば恐くない」とばかり3党談合で消費税の引き上げを決めたとき、志をかなぐり捨てた民主党に絶望感を抱いたと思います。6日に閉幕したG20 財務相・中央銀行総裁会議では「財政再建より景気対策」の共同声明を採択しました。小沢理論が正しく、財務省に踊らされた民自公3党が誤っていたことが明らかになりました。「消費税増税は廃止」は「原発ゼロ」と並んで「命と暮らしを守る」ためのこんどの衆院選の最大の争点です。3党連合軍は争点ぼかしにどんな悪知恵を働かすのでしょうか。
一昨年1月、アメリカで行われた「世界を動かす政治家」の世論調査では「1位 胡錦涛、2位 オバマ大統領、3位 小沢一郎」でした。総理大臣でも閣僚でもない民主党幹事長(当時)の小沢が3位!? 私は驚きました。その前年、'09年3月、小沢の大久保秘書が不法逮捕された直後、アメリカの高級週刊誌「タイム」が「日本を救うのは誰か」と題する「小沢特集版」を組みました。そして、衆院選で民主党が勝てば小沢が総理になる前提で「アメリカにとって手ごわいパートナーだ」と評していました。クリントン国務長官との会談で小沢が「これからは貴国の世界戦略と日本の世界戦略を話し合い、一致したことをやろう」と提案し、米側はアメリカの戦略に唯々諾々と追随してきた歴代の日本の総理との違いに驚嘆するとともに、中国について「共産主義と市場経済は原理が違う。このままでは中国は破綻する。(国内の諸矛盾が爆発して大動乱にならないように)軟着陸させるのが日本とアメリカの役割だ」との小沢の発言にクリントン国務長官は「たいした洞察力だ」と感嘆したそうです。小沢は中国の動向には世界を大混乱に陥れる危険性のあることを指摘したのです。
大震災のとき「いまこそ小沢の『剛腕』を活用すべきだ」という声が澎湃として沸きおこりました。これに恐怖を覚えたマスコミは「震災対策で小沢を復権させるな」と論陣を張りました。震災直後、岩手県入りした小沢は「いま大事なことは国が直ちに、県・市町村に必要・充分な資金を出すことだ」と言いましたが、国は財布の紐をきつくして出しませんでした。菅総理との会談では「全ての情報を開示せよ」と忠告しましたが、菅総理は無視しました。情報隠蔽が復興の大きな妨げになったのです。
小沢ほど熱烈な支持者と強烈な拒否反応者をあわせ持っている政治家も珍しいと思います。しかし、日本や世界の情勢を考えると、好き嫌いで判断すべきではありません。現状は本来的意味での二大政党対立ではありません。民自公は別々の政党の体裁をとっていますが、実体は「民自公党」の野田派、安倍派、山口派です。その3派閥が次の総理・閣僚の椅子をめぐって争っているだけです。日本には「民自公」という一極があるだけで、第二極は存在していないのです。私はお互いに切磋琢磨する二大政党をつくるために、良識ある民主党員が政界再編を視野に入れて「自立と共生」「国民の生活が第一」の原点に戻り、小沢とともに真の「民主党」に変えつくることを期待しています。小沢が真価を天下に示すのはこれからです。
政治家は総理の座を目標に権力闘争をしながら権力の階段を上っていきます。しかし、小沢は不思議な人です。総理の椅子にはあまり関心がありません。「中央集権体制を打破し、国の在り方を『地域が主役の社会』にして、国民の生活が第一の政治を実現する」ことが彼の目標です。
私は日本のため、子や孫のため、老骨に鞭を打って、人生に悔いを残さないようにしたいと考えています。お粗末なあいさつで失礼しました。
敬具
投稿者: 二見伸明 日時: 2012年11月10日 23:12
http://www.the-journal.jp/contents/futami/2012/11/post_44.html
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