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http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/11/09/kiji/K20121109004513470.html
2012年11月9日 06:00 スポニチ
田中真紀子文部科学相が3大学の「不認可」判断を一転させ認可してから一夜明けた8日、野党は野田佳彦首相の任命責任を追及する考えを示した。7日には真紀子氏の罷免を求めており、攻勢を強める構え。民主党関係者は「問責決議を受けた田中直紀前防衛相、事実上更迭された田中慶秋前法相に続き、辞任に追い込まれる可能性もある」として、野田政権で3つめの“田中大臣問題”に危機感を強めている。
公明党の山口那津男代表は8日の党中央幹事会で「田中文科相は不認可方針を野田首相や藤村修官房長官に報告し、了承されている。一連の経過をみれば任命権者にも責任がある」と述べ、首相の任命責任を追及する考えを表明。同時に田中文科相の不認可判断を「裁量権を逸脱しており、違法の疑いがあった。混乱を招いた責任は極めて大きい」と批判した。
前日7日には自民党の石破茂幹事長が、田中文科相について「罷免すべきだ。もし続けるなら参院の問責決議に値する」と明言している。
一方、藤村氏は8日の会見で「閣僚として間違ったことをしたとは、たぶん誰も受け止めていない」と述べ、騒動の火消しに躍起となった。
田中文科相は6日の会見で、首相から「進めてください」、藤村氏から「大変結構だ」と、不認可方針の事前了承を得ていたと説明した。だが、藤村氏は同日、「大きな考え方の報告は受けた」としながら「了承する立場ではない」と強調。さらに首相も8日の衆院本会議で「個別に申し上げることは控える」と明言を避けるなど、対応は三者三様のばらつきを見せている。
民主、自民、公明3党は国対委員長会談で、2012年度予算の執行に不可欠な公債発行特例法案を15日に衆院通過させることで合意。同法案は19日にも参院本会議で成立する見込みで、12、13の両日に衆院予算委員会を開くことで一致したが、この場に首相と全閣僚が出席する。食い違いをみせる田中文科相、首相、藤村氏はここで野党から集中砲火を浴びることになりそう。3人目の“田中大臣問題”が浮上し、民主党関係者は「野党の攻撃の格好のネタになった。真紀子氏が辞任に追い込まれる可能性もある」と警戒感を強めている。
文部科学省はこの日、真紀子氏がいったん「不認可」と判断した秋田公立美術大(秋田市)など3大学に対し、新設を認可することを電話で正式に伝えた。秋田市の穂積志市長は、真紀子氏に対し「生徒に真摯(しんし)におわびすべきだ。信頼関係が揺らいだ。文科行政のトップとして、言動にもう少し慎重であるべきだ」と憤りをあらわにしており、騒動は収束する気配がない。
【野田政権の過去の“田中大臣問題”】
★田中直紀氏 1月の内閣改造で防衛相として初入閣したが、防衛政策に関する知識や説明能力の欠如、北朝鮮のミサイル発射時に政府発表が遅れた責任があると指摘され、4月に参院で自民党などが提出した問責決議が野党の賛成多数で可決。6月の内閣改造で交代を余儀なくされた。
★田中慶秋氏 10月1日に発足した野田第3次改造内閣で法相兼拉致問題担当相として初入閣。直後に外国人が経営する会社からの献金や暴力団関係者との交際問題が発覚し、19日に「体調不良」を訴え入院。同23日に首相に辞表を提出し、事実上更迭となった。
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