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野田改造内閣(第3次)が発足してほぼ1カ月になる。発足した時、「真紀子氏起用が国益を損なうことを危惧する」(10月4日)という題の記事を書いたが、やはり自分が目立つために、「3大学新設を認めない」という卓袱台返しの発言をした。石原慎太郎氏といい、この人も自分が話題の主役でないと我慢ならないのだろう。大学認可問題は確かに多くの問題をはらんでいる。しかし認可を取り消すことが何の問題解決になるのだ。源流をたどって、小中学校の義務教育システムから手を打たなければならないのだ。今回の仕儀は要らぬ混乱を引き起こすだけである。
文科省官僚が裏で皮肉な薄笑いを浮かべるのが目に見えるようだ。官僚機構が自分たちのために、じっくり練り上げてきた今の教育システムを「鶴の一声」で簡単に改善できるわけがない。今までの実績からも、田中真紀子氏にはそんな忍耐のいる面倒くさい業務などできやしない。ましてや、どんなに長くても大臣の任期は9カ月しかないのだ。自分の取った軽率な言動で困る人達のことに思いが至らないのである。施政者としてはやってはならない「弱い者」へのしわ寄せを自らやっている。
今の教育現場の混乱は、今回のような文科省トップと官僚の自分たちのことしか考えない施策を繰り返したことが原因のひとつである。田中氏も弱者のことを本当に考えられない人だ。まぁ、今の民主党政権が全くその通りなのだから、田中真紀子氏もめでたく現民主党の真正議員としてのお仲間入りなのかもしれない。民主党の幹部たちもあえて止めようとはせずに煽っている節がある。自分たちに少しでも火の粉がかからないようにしていると思うのは、勘ぐりすぎだろうか?
NHK始め、大手メディアも教育問題と教育システムが、政治家や官僚のいいようにされていることの本質を指摘しない。顛末を面白おかしく報道することがメディアの役目であるかのような報道は大罪に値する。
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