日本銀行が民間企業なのに何故通貨発行権を持っているのか？
民間企業というのなら当然利潤追求があり
通貨発行によってどのような利益が出てくるのか？という観点やデータがあれば
尚更その不条理が理解しやすいです。

お金の原価という参考になるＨＰから一部抜粋して転載します。
http://www.geocities.jp/dustima/mizukagami/miscel/012.html

原価の公表は貨幣の信用問題に影響があるからでしょうか。
とりあえず紙幣については印刷局から日本銀行への引渡し価格なら明らかになっているようです。
それによると…
1万円札：22.2円
5千円札：20.7円
2千円札：16.2円
千円札：14.5円
【転載終了】
10000-22.2＝9977.8円が1万円札一枚発行して日銀に引き渡すと
日銀に自動的に入ってくる利益です。
日銀で発生する必要経費を差し引いても多分9900円以上の利益？
デタラメな利益率です。
更には公定歩合という利息も付けられるのだから美味しい事この上ない。

というか貨幣経済のシステムそれ自体でしょう。
そしてそれを推進してきた近代のシステム。
対抗するにも近代的価値観でもってそれを壊すのは不可能ですよ。

無学な人間が、にわか知識で個別の政策を掲げたり、
敵を断定しても何ら具体的力に繋がらず、冷静な分析作業をより拗れさせる。

特定の絶対悪が居るなんてマンガみたいな発想は捨てたほうがいい。
全てを制御できる巨悪が居るなら、とうの昔に人類家畜化が完璧に完了していないと辻褄があわない。陰謀論はトンデモ区分して、支配側をむしろ利する側面が大いに在る。

貨幣はそれ自体で自律運動をします。
発行者が悪といっても何のソリューションにもならない。
貨幣経済というシステム自体がオカシイと声をあげねばならない。

しかもそれは近代的価値の外側からでないとならない。
「権利」というコトバを持ち出しただけで、すでに「近代のフレーム」の中で
踊らされているだけ。
反戦なり環境保護なりをうたう慈善団体を装った国際NGO組織が
国連や大国の補完装置であることに気付くべき。

↓推薦書

人道的帝国主義
民主国家アメリカの偽善と反戦平和運動の実像 - ジャン・ブリクモン

BIのようなものですか。暫定的な妥協策としては在りえても、
「貨幣で問題解決しようとする」視座それ自体をいずれ見直さなければ
抜本的な問題解消にはなりえません。

貨幣前提であるから医療や教育などがサービス代替され、
地域風土を失い、量的支配に巻き込まれる。
このようなことは小学生の算数レベルですが、
惰性で動く動物、人間は（貨幣経済という）常識を疑うのは難しい。

フランス革命は本当に正当性がありますか？
正当化しているのは貧民ではなく、革命煽動し、以後覇権を奪ったブルジョワ達でしょう、現代の世界の財界支配層は国民でも王室や貴族でもなく、商人たちでしょう。彼等は革命（戦争）大好きですね。

もらえるなら欲しいという、そういう損得勘定で支配しよとしているだけですが。
貨幣はそういうものです。
貨幣に拠らない真の「相互扶助」を取り戻す必要があります。
制度や法で解決しようとする近代設計主義こそ敵です。

これに至る具体的方法はどうなるのでしょう？
大自然災害や人工大戦争はゴメンです。でも聖書の黙示録によると
大災害が待っているのですよね。

人類が築いてきた文化、文明、理性、道徳の生きた世界が恒久平和の
条件でしょう。

そんな魔法の杖がれば誰も苦労しません。
考え続けるしかありません。

＞大自然災害や人工大戦争はゴメンです

そんなものはトンデモ陰謀論です。
荒唐無稽な情報で脅して、誰が利するか熟考すべきです。

＞文化、文明、理性、道徳

それらの意味、区分は厳密に再考すべきです。
惰性で曖昧に使うべきではありません。

マスコミは信用なりませんが、ネット情報も９割は疑うべきでしょう。
もっと本を読み、各自が知力と思考力を養うべきです。

すぐ答えをくれ！という態度それ自体がTV脳、ネット脳の証左です。
記者クラブ情報もグーグル検索エンジンもさして変わりません。
一般にテレビ離れ、ネット移行に在る現在、
信じられている分だけグーグルの方がより害悪に作用しつつあるかもしれません。

世界がそんなに単純なら誰も苦労しませんね。
分別ある大人なら、地域のみならず、日本、世界のシステムが
いかに複雑であるか、誰しも思い知るはずです。そうさせているのが効率化の徹底で分業体勢を強いた近代のシステムであり、貨幣交換制度であり、
それを高速で支える技術文明です。