★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK138 > 266.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
「第三極」はマスメディアの勝手なネーミングに過ぎない。 (日々雑感) 
http://www.asyura2.com/12/senkyo138/msg/266.html
投稿者 笑坊 日時 2012 年 11 月 04 日 09:01:56: EaaOcpw/cGfrA
 

http://km2295.iza.ne.jp/blog/entry/2916205/
2012/11/04 05:58 日々雑感

 さも新しい「波」であるかのごとくマスメディアが持ち上げている「第三極」の実態は旧態依然とした自民党的な政治勢力に過ぎない。橋下氏こそ目新しいことを主張しているかのようだが、中身を検証すれば少しも目新しいものではない。

 橋下氏の主たる主張の大阪都構想は言葉として「首都」を意味する「都」を首都でない大阪に冠することは適切とはいえないし、実体のない文言で幻想を抱かせる誤魔化しの手法に過ぎない。

 国が司る中央主権のうち地方に関わる部分を地方へ分権する運動は随分と以前からあった。そうした流れの一環として委託事務として実際は地方が担当しているが国が権利を確保していた農業関係の「赤線・青線」と称する農水路と畦道などの所管事務のみならず所有権までも地方自治体に移したのは格好の例だ。

 そうした実態は地方が担当しているが、体裁として国の所管として権利を温存しているのが道路や河川だ。全国各地にある国道維持管理事務所が本当に必要なものなのか。都道府県や市町村などへすべてを移管すれば国道と都道府県道が錯綜する事態は起こらないだろう。

 そうした行政が国と地方自治体で多重・錯綜した状態を解消するには移管すれば済むことだ。それを国が抵抗するのは予算と権限を手放したくないからで、中央官僚の利権を全国に及ぼしていたいからに他ならない。

 橋下氏が「大阪都構想」などと陳腐な現時を弄するような事態は、実は既に静かに進行している。何も目新しいことではない。それをマスメディアが飛びついて囃し立てるのには何かわけがあるのではないかと、却って勘繰らざるを得ない。

 その橋下氏が持ち上げる石原氏は「立ち上がれ日本」と連携を取って政党名を変えてその政党の代表に納まろうとしている。いうまでもなく「立ち上がれ日本」は小泉氏の郵政民営化に反対して自民党を飛び出した人たちで作った政党だ。つまり本籍自民党のまま現住所が「立ち上がれ日本」になった人たちに過ぎない。その政党と橋下維新が一体化して政治勢力を結成したとして、一体何を目指すのだろうか。

 一部の政策は一致しているようだ。たとえば「消費増税」に関しては石原氏も容認しているし橋下氏も「消費税を11lにして地方税化しろ」とわけの分からないことを言っている。いずれにしても「増税路線」というのでは一致している。原発に関しては石原氏は稼動すべきとし、橋下氏は「脱原発」から「原発容認」へ転じたようだから一致するかも知れない。「TPP参加」に関しては一致しているようだ。自由市場原理主義も一致しているようだが、郵政民営化だけが全く異なるスタンスのようだ。何しろ橋下氏のブレーンに小泉郵政民営化を推進した竹中氏がいる限り郵政民営化の旗印を橋下維新は掲げるしかないだろう。

 橋下氏の「日本維新の会」が果たして維新を希求する政治集団なのか、一つ一つの政策を見る限り、何が維新なのかと目先を誤魔化す言葉遊びに怒りを覚える。独自の政党を立ち上げるまでもなく、橋下維新は自民党の一派閥だと称しても良いぐらいだ。それほど自民党的な政策と似通っている。むしろ自民党は一時期「首都移転」などと叫んでいたものだ。東京と大阪に米国のニューヨークとワシントンのように機能分割しても良いのではないかと思えるほど、東京一極集中は国家として深刻な問題を孕んでいるのも事実だろう。

 マスメディアが橋下氏たちに冠する「第三極」がマヤカシだと小泉元首相の御子息が看破しているが、進次郎氏の指摘を受けるまでもなく国民の多くも眉に唾して「第三極」なる文言を眺めている。ただ「政治の出し物」として演目が「第三極」なら国民の関心を喚起できて新聞や週刊誌が売れるだろうとの胸算用に過ぎない。

 真の対立軸は「脱官僚」だ。そのためには官僚利権に資するだけの「消費増税」は直ちに廃止し、「TPP参加」は日本国の関税自主権のみならず日本の文化や制度までも蔑ろにされる米国による「経済・文化への侵略」を回避するためにも参加してはならないという話ではないだろうか。それを推し進める官僚たちは既に米国の走り使いの官僚に過ぎない。

「脱原発」も新しい再エネ技術開発の契機とすべきエホックメイキングとすべきだ。かつて1970年に米国でマスキー法という厳しい排ガス規制により自動車業界が悲鳴をあげたことがあったが、その規制をクリアするために本田はCVCCエンジンを開発しトヨタは触媒方式の排ガス浄化技術を開発した。今度も「脱原発」をチャンスと捉えて世界に通用する日本の再エネ技術を開発すべく叡智を結集すべきだ。日本が国家プロジェクトとして取り組むべきで、そうすれば必ずや将来の成長戦略の柱の一つに育つ技術ではないだろうか。

 既得権構造に暮らす人たちは現状変革を望まない。現在が最も心地良いのだから、なにも寒風吹き荒れる外へ出ようとしない。既得権に胡坐をかいて、マスメディアに掴み銭を投げ与えて提灯記事を書かせていれば国民の洗脳も簡単だとタカを括っているのだろうが、すでにマスメディアがこの国の情報のすべてを牛耳っていた時代は過去のものになりつつある。こうして私がこのブログを書いているのが何よりの証拠だ。ネットの中ではマスメディアが支配しきれない国民の生の声が発信され交換され増幅されている。

 マスメディアに踊る「第三極」騒動が作られたもので、実態は野田民主党が自民党の一派閥だと揶揄されるように「第三極」と称するものも自民党の一派閥程度のものでしかないと、多くの国民も見ている。だからマスメディアが連日のように煽っても、橋下維新の支持率が低下しているのだ。

 この国の政治は官僚支配を是認する勢力と官僚支配を脱して国民の声によりこの国を司る勢力とに二分される、と多くの国民は見ている。政治勢力の真実の姿を看破されるのは既得権益にとって不都合だから、早くもマスメディアは国民の声による「迎合主義」だとして「消費増税反対」や「脱原発」などを批判している。

 いうまでもなく日本は民主主義国家だ。国民の負託を受けた政治家が政治を行う。官僚の負託を受けたマスメディアが世論誘導して、官僚政治を行う前近代国家ではない。そうした愚かな政治風景は戦前の戦争まっしぐらな世論形成した軍部の機関紙に堕したマスメディアだけでたくさんだ。記者クラブ制度と再販制度に守られたマスメディアもまた既得権益構造の中にある。解体されるべきはマスメディアも同じだ。


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2012年11月04日 09:57:03 : DVTz6TcdQJ
その通りだ、「国民の生活が第一」が第一局だ。

知人たちの中では、小沢信者が圧倒的多数で存在する職業で見ると

親が下級警察官で、反米かつ反自衛隊なのであるが、犯罪のない潔癖な社会を

創るためには「警察国家」の樹立が必要と他言して憚らない者ばかりだ。


防犯委員をしていて、本職の分野では職人技で食ってる中小企業の

オヤジ連中は、親米かつ親自衛隊なのだが

熱心な警察信者である者に限って、熱心な小沢信者であるので、

「国民の生活が第一」が第一局とのあつかいが正しいのだ。



02. JohnMung 2012年11月04日 15:44:35 : SfgJT2I6DyMEc : O72uG0O2og
 01>のコメは、百歩譲っても、ご自身の周りに限定される現象に過ぎない。理解しがたい内容である。

 ちなみに、私の周りはもとより、他県に散在している友人・知人の周りには、まれに警察官や自衛隊員がいるが、職業的には総じて、多彩多様な構成となっている。


03. 2012年11月05日 07:46:39 : t36eRciXC6
何度も運動器具の宣伝をテレビで流されるとついつい買ってしまって家の厄介者になってしまう。家の隅っこに使わなくなった運動器具がありませんか。

何度となくテレビで特定の人物を流されると、ついつい信じてしまう。
そのことの繰り返しで多くの無能な総理大臣を輩出してきた愚かさに日本国民は気が付かなければならないのに、今もって変わらない。
マスコミは使えない運動器具の売り込みに必死である。
石原氏、橋本氏、こんな運動器具をまだあなたは買いたいのですか?
無駄使いになり後悔するだけですよ。


04. 2012年11月05日 18:39:44 : AY2TXqAARY
11月4日のBS−11での、二木、歳川、与良の茶飲み話の中で、
歳川が、「石原新党は、次の選挙の際、自民党の落選組や保守系議員の立候補先としての受け皿だ」
「維新には総理候補となる人材が不在で、橋下はその役割を石原に求めている」とコメントしている。

つまり「橋下と石原」はそれぞれの思惑でお互いを利用しよう、としているだけ。
石原は、自分の人気で一定の数の議員を確保できる、更に橋下維新と組む事で総理の椅子も見えてくる、という思惑。
橋下維新は、石原と組む事で、石原支持の保守票と、郵政民営化批判の平沼らを維新の中で屈服させる事で、
選挙後の党の政策決定を「小泉・竹中路線同様の」新自由主義政策でリードしよう、という「二兎を狙う」思惑。

マスコミが、橋下・維新と石原新党(たち日)を無理やり合体させ「第3極」と擦り込みを図るのは、
「橋下・石原党」が、既成政党批判、政権批判が「小沢一郎の生活党に流れる事への『防波堤』になる」と、
恣意的に筋書きを描いている、と言う事だろう。

番組内で「小沢一郎に触れた内容」は、国民の生活という党名や脱原発、反TTP、反消費税、という項目でも皆無で、
唯一、「小沢一郎は『政策至上主義』で、それで反自民連立政権を破綻させた」という昔話だけで、
案に「オリーブの木構想」において、「小沢一郎が政策をゴリ押ししてくるぞ」という懸念を述べただけにす過ぎない。
これは、「それだけ小沢一郎に『触れられない』という事の裏返し」である。

だからこそ、TVが石原の「脱原発は小異」という言い方を、拡散するのである。
であれば、脱原発、反TTP、消費税増税反対の「3点」を、訴えてゆくべきであり、
その主張の表明として、東京都知事選挙が大事になってくる。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK138掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK138掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧