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2012年11月2日 日刊ゲンダイ
「やっぱり体が悪いのではないか」――。野田首相の“体調悪化”を指摘する声が急速に広がっている。顔はむくみ、表情は乏しく、目は真っ赤に充血しているからだ。
とうとう、1日は、衆院本会議で答弁する時、ロレツがまわらなくなり、自分で右頬を強く叩いて言い直すありさま。みんなの党の渡辺喜美から原発事故の処理について聞かれ「困難を伴うことから、こと、こと、ことから」と言いよどんだ。
それでなくても、大新聞にまで「覇気に欠ける」「燃え尽き症候群ではないか」と批判されたばかりだけに、一気に“異変”説が強まっている。
「もともと覇気のない男ですが、それでも消費増税法案が成立するまでは“命をかける”などと気合が入っていた。ところが、増税法案が成立した途端、気が抜けたのか別人のようになっている。次の目標が見つかればいいのでしょうが、何もない。時間だけが過ぎている状態です」(官邸事情通)
ヤバイのは、この1、2カ月、酒の量が急増していることだ。根っからの酒好き、酒豪だが、支持率が下落するにつれて量が増えているという。しかも、公邸にこもり一人で飲んでいる。7、8月は計10回の夜会合があったが、9月はゼロ。10月もわずかに2回。首相は「SPに悪いから外出しない。吉野家にも行けない」と口にしているが、家で一人で飲めば際限がない。足らなくなると、神棚の酒にまで手を出しているらしい。これでは体調がおかしくなるのも当たり前。
アルコールと心身の関係について詳しい「すずき病院」理事長の坂本博子医師が言う。
「嫌なことを忘れるために飲むのは最悪です。ストレスを解消するにしても、仲間と愚痴を言い合いながら楽しく飲むのならいいのですが、一人はよくない。量も増え、うつ状態になりかねない。酒の弱い人は肝臓や膵臓が弱まりますが、心配なのは、酒の強い人は肝臓の数値は正常でも、集中力や判断力が鈍る場合があることです」
もはや首相はアルコール依存症に陥り、心身を病み始めているのではないか。即刻、酒も首相もやめさせるべきだ。
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