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2012/11/1 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
あと1グループが民主党を離れたらたちまち野田内閣不信任案が衆議院で成立する
「明日への責任」を連呼した野田首相の所信表明演説に対する野党の代表質問が、きのう(31日)から始まった。
自民党の安倍総裁は、つっかえつっかえ原稿を読むのがやっとで、どうにも迫力不足。再質問もせず終わってしまった生ぬるい質問にも呆れたが、野田は例によってノラリクラリだ。解散時期について問われると、「経済状況への対応を含め、やるべきことをやり抜き、環境整備を行った上で判断したい」と言い出した。
「これまで野田首相が解散の“条件”としていたのは、特例公債法案、1票の格差是正の『0増5減』、そして社会保障の国民会議設立の3つです。そこへ、経済対策まで持ち出してきた。そのくせ、GDP何パーセントとか、何万人分の雇用といった経済対策の具体的な目標値は口にしない。一日でも長く居座る口実に過ぎないからです。つまり、解散する気などサラサラない。しかし、支持率が20%を切った野田政権は、すでに死に体です。何もできはしません。内政は進まないし、国際社会でも日本の地位は沈没していく一方。こうなると、野田首相が存在するだけで国益が損なわれるのです」(政治評論家・浅川博忠氏)
存在自体が害悪の野田が、今なお政権にしがみついているという悲喜劇。なんで、こんな男が首相を続けていられるのか。なぜ、国会議員たちは世紀の無能ペテン首相にトドメを刺さないのか。本当に不思議だし、イライラする。
◆反野田派は共犯者になりたいのか
もちろん、議会制民主主義である以上、どんなに無能な首相だろうが、手勢がいて政権基盤が安定しており、形だけでも議会を牛耳っているのであれば、それはそれで仕方ない。だが、野田は違う。
過半数を持たない参院は、先の国会で問責を受けたきり、足を踏み入れることができないでいる。所信表明もさせてもらえなかった。衆院でもクシの歯が欠けるように離党が相次ぎ、ついに与党過半数割れまで「マジック6」に迫っている。しかも、党内には反野田というのか、多少はマトモなグループがまだ何人もいるのだ。
消費税増税法案に反対したものの、民主党にとどまっている議員の数は6人をはるかに上回る。野田に批判的なスタンスを取る山田正彦元農相や川内博史衆院議員らが立ち上げた政策研究会「コモンズ」のメンバーは約15人。ポスト野田をにらんで細野政調会長を担ぐグループもあるし、代表選で野田と戦った原口一博衆院議員は、小沢鋭仁衆院議員や新党改革の舛添要一代表らと超党派の「統治機構研究会」を結成している。
こうした中から、1グループが決断すればいい。それで野田はオシマイだ。簡単なことではないか。
この国のことを考えたら、野田にこれ以上続けさせていいのか。それが国民のためになるのか。
心ある議員が決起すれば、国民は拍手喝采を送るだろう。逆に、ここで立たなければダメだ。沈黙は野田の共犯者になり下がることを意味する。野田を無為に延命させた戦犯の烙(らく)印(いん)を押されるだけである。
どっちがいいのか、考えるまでもないことだ。
◆憲悪政治にけりをつける勇気なき腐敗議員ども
それにしても、この国の国会は本当にヒドい。国民の代表である国会議員が取るべき行動は決まっている。それなのに、誰も決断ができない。だから、野田みたいなペテン首相が、のうのうと居座れるのだ。平気でウソをついて、野党も国民もケムに巻き、解散からも逃げまくる。そんな暴挙が許されてしまう。
「野田首相は、来年度予算も当然、与党として組むつもりです。せっかく政権交代したのに、失策続きの民主党は次の総選挙で負ける。それは民主党議員もみんな分かっている。だから、せめて一日でも長く与党でいたい。予算編成でいい思いをしたい。国会議員がそういう私利私欲に走っているから、詐欺師まがいのペテン首相が威張っていられる。情けない話です。国民生活を思えば、解散・総選挙でリセットするしかない。分かりきった話なのに、与党も野党もグズグズ煮え切らない。今の国会には、一片の正義も良心も感じられません。国家より国民より、自分の生活が第一。亡国の政治屋ばかりです」(浅川博忠氏=前出)
しかも、こうやって野田を生き永らえさせている間にも、国会議員たちは、自分だけ生き残るにはどうすればいいかを必死で画策している。どの党から出れば、選挙に勝てる可能性が高まるか。今の永田町は、そんなことしか考えていない我利我利亡者ばかりだ。
◆第三極なんてカッコつけの打算だ
評論家の天木直人氏が言う。
「野田政権になって、外交も経済もどんどんヒドくなっている。日中関係の悪化で、自動車も家電も観光業もメタメタになり、日本企業は崖っぷちです。新しい中国大使もまだ着任できないという異常事態。こういう時こそ政治の出番なのに、外交無策、経済無策だから、どうしようもない。無策のツケは必ず国民に返ってきます。国民生活を考えたら、こんな内閣は一刻も早く潰さなければならないのに、当の国会議員たちが浮足立って、てんでんバラバラの方向を見ている。11月中にできる石原新党がいいのか、維新の会がいいのか、それとも党にとどまった方が得策かと品定めしているのでしょう」
既成政党には任せられないだの、第三極だ何だとエラソーなことを言ったところで、結局は保身。ぜんぶ生き残りの打算だ。行動原理は我が身かわいさだけ。国民をダマくらかし、醜悪な離合集散を繰り返していくのだろう。つくづく、さもしい連中である。
こういうのを見ていると、本当に絶望的な気分になってくる。コイツらがだらしないから、野田がデカい顔で生き延びるのかと思うと、ますます怒りが込み上げてくる。
国民生活を犠牲にしてでも、自分だけは助かろうという卑しい根性の議員は、みんな落選させなきゃダメだ。腐りきった国会は、もう総とっかえするしかない。
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