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石原都知事がいよいよ「たちあがれ日本」の代表を引き受け、新党に衣替えして国政進出をめざすことになった。「第三極」を結集するとのこと。橋下徹氏の「日本維新の会」、渡辺喜美氏の「みんなの党」に「小異を捨てて、大同につこう」と連携・連帯を呼び掛けている。しかし、原発問題、TPP、消費増税、領土問題、日米同盟・基地問題は三党間にとって、とても「小異」と言えないテーマばかりである。
確かに、自民党も民主党もこれらの問題に対して意見が統一されているわけではない。しからば、「大同の根幹」とは何かといえば、「官僚支配の打破」なのだそうだ。これが「諸悪の根源」と言うのは正しいと思うが、それでは、「小異」とした問題、原発、TPP、消費増税、領土、日米同盟、米軍基地など、それら全てが「官僚支配」と密接につながっているではないか。誰が見ても矛盾していることは明らかだろう。
そもそも、石原氏の25年の国会議員および13年半の都知事を務めた間、「官僚支配の打破」を政治的スローガンとして打ち出したことがあっただろうか?今回の「大同」である「官僚支配の打破」の唐突感はやはり否めない。ましてや、氏の腹心の浜渦副知事が問題を起こして職を去る時、都の外郭団体である「東京交通会館」に天下りさせたのは石原氏である。なにが「官僚支配の打破」なのだろうか、自らも「諸悪の根源」である官僚と同じ事を率先してやっている。天下りがオハコの官僚機構を非難する資格が石原氏にあるとはとても思えない。
さらに、公人としてあるまじき発言のオンパレード、特に弱者に対して相手を傷つけるような暴言を繰り返してきた。
・予告して自殺するバカはいない。やるならさっさとやれっていうの
・一生どこへ行ってもイジメられるんじゃないの
・ああいう(知的障害)人ってのは人格あるのかね
・子供が産めないばばぁは生きている価値が無い
・これを書いたのはIQが低い人たちでしょう
また、公人と私人の区別のつかない問題の多い行動が多い。
・運輸大臣在職中、ヨット仲間の忘年会で「航行の邪魔になる漁網を撤去」発言
・裕次郎氏入院時、視察先の小笠原から自衛隊機で帰京(燃料代は税金)
・海外視察の名目で、南米に4泊5日のクルージング
・息子の絵を都として億の金額で購入
石原氏は出馬するつもりのなかった去年の都知事選、後継者まで決めておきながら、突然出馬した。しかも、当選の瞬間にその(存在感を示す)目的は達成されたわけで、都知事としての仕事は元々ないから、都政に全く興味はなかったのだろう。辞めるタイミングだけをはかるように、今年になって突然、また主役になる目的で、尖閣列島購入の話をブチ上げた。
民のために汗を流してサービスする地味な仕事(陰徳)など眼中にない。氏はこれまでもワガママをムリヤリに押し通し、弱者にばかりに平気でツケを回してきた。頼まれもしないのにしゃしゃり出てきてステージの真ん中に立ち、いつも注目をあつめていたいのだ。結局、話題作りのために「おもちゃ」を扱うかのように、目立つことだけやろうとして、飽きたら途中で放り出してしまう。
過去にも、カジノ構想、新銀行東京、オリンピック招致、築地市場移転、尖閣問題と同じように後始末しないまま放りだしている。大手メディアもこのようなことを指摘しない。マスコミ自身も悪態をつかれても、こと石原氏には弱腰である。あの上杉隆氏の石原氏の記事も全く内容がお粗末である。呆れてしまった。いったいどのような関係なのだろうか。
ともかく、石原氏は常に話題の中心にいなければ満足できないのだ。国会議員から都知事になるときは「東京から国を変える」と啖呵を切って注目を集めたが、ほぼ不発に終わった。80歳まで老いても、ますます幼児性を露わにする人に国政など預けられない。もう頑張らなくていい。自分で後始末できない問題を残して去っていくことになるのは目に見えているから。
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