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選定くじソフト
前回では、選ばれた審査員の平均年齢がとても偶然では済まされない程、低いことについて書いたが、それが、どのようになされたものかを考察していこう。
検察審査員・補充員の選定は選定くじソフトにより以下の手順で行われる。
@ 各市町村選挙管理事務所から送られてきた選挙人名簿から各群100人の審査員候補者を作成し、一度、最高裁に送る。その後、集約されて戻ってきた候補者ファイルを選定くじソフトに登録する。
A 審査員候補者に「質問票」を送付し、返送された「質問票」の回答により、審査員となることが出来ない者、辞退する理由がある者を選定くじソフトで候補者の中から排除する。
B 残った審査員候補者の中から選定くじソフトにより審査員、補充員を選定する。
ここでAの作業を行うのが次の「候補者情報の入力」画面である。
「就職禁止」は検察審査員となることが出来ない裁判所、法務省、警察職員(それぞれ非常勤の者を除く。)、自衛官、弁護士、弁理士、公証人及び司法書士を外すためで、「辞退申出」は70歳以上の者、国又は地方公共団体の職員及び教員 、学生及び生徒などで、また重い疾病、海外旅行その他やむを得ない事由があって検察審査会から職務を辞することの承認を受けた者を外すためである。「辞退申出」の場合は辞退申出欄にチェックをし、辞退理由承認等欄で「承認」を選択するようになっている。
この画面上に候補者の生年月日が表示される。これは70歳以上で辞退を申し出た者の確認用に使われると思われるが、この画面に生年月日が表示されることから、年齢の高い候補者を恣意的に排除することが出来る。
続いて審査員の選定は以下の画面により行われるが、既に排除された候補者はこの画面上には表示されず、検察審査員・補充員の選定数を指定して「選定の実行」を押せば審査員・補充員が選ばれる。
審査員の選定手順
「検察審査員等選定手続きに関する事務処理マニュアル」によれば、審査員の選定は次のような事務手順になっている。
@ 候補者リストを印刷(「候補者情報の入力」画面の「資格審査リストの印刷」により行う)。
A 立会人に候補者リストを交付。
B 選定くじソフトでくじを実施(「選定の実行」で実施)。
C 立会人に画面でくじの結果を確認してもらう。
D 選定録を印刷(別の画面「選定録等の印刷」で行う)。
E 選定録に立会人の署名を受ける。
「資格審査リスト」では排除された者も一緒に印字されるが、リスト上には印字の時刻はなく、年月日のみが印字される。そのため、朝一番で「資格審査リスト」を印字し、立会人が来るまでにもう一度、年齢の高い候補者を辞退申出者として排除しておけば、若年者のみの候補者の中から選定が可能となる。10人の合計年齢が309歳というのは、40歳以上の候補者が排除された結果ではないだろうか。ちなみに、シミュレータを使って40歳以上を排除して10人選んだ場合の合計年齢のピークは306歳であった。
以上、選定くじソフトにより、若年層のみを選定する方法があることを説明したが、ここで、どうして若年層の審査員が必要であったのかを考えてみよう。それは「『起訴議決』へと誘導」するには若年層の審査員が必要不可欠であったからである。
「『起訴議決』へと誘導」するために
「『起訴議決』へと誘導」するためには、以下のような審査員構成メンバーが必要と思われる。
@ 議事の進行を『起訴議決』となるよう進める人物(審査会長)
第三検審の元審査員だったA氏が審査会長は事務局によって指名されたと証言しているため、意中の人物を簡単に審査会長にすることが出来る。また、事務局も会議録のために出席することから議事の進行をサポートできる。
A 『起訴議決』に向け発言する人物(先導者)
法律に詳しい人物をあてる。元検察OBなら打ってつけである。また、これについては審査補助員のサポートもある。
B その発言に賛成の意見を述べる人物(賛同者・しんがり)。
先導者の意見が会議で浮かないようにサポートする。審査補助員もこのサポートができる。
C 先導者、賛同者より精神的劣位な人物(哀れな子羊の群れ)。
先導者、賛同者を法律に詳しい年長者にし、それ以外の者を若年者とすることで、「哀れな子羊」は「先導者」と「賛同者・しんがり」に挟まれ、知らず知らずのうちに「起訴議決」に向かって導かれていくことになる。
審査員11人の中に3人、すなわち各群に1名から2名いれば「『起訴議決』へと誘導」することが出来る。審査補助員、事務員の存在を考えれば1人でも可能なようにも思える。また、「『起訴議決』へと誘導」された「哀れな子羊」は自分達が誘導されていたとは夢にも思わず、自分の意思で「起訴議決」をしたと今でも思っていることだろう。これは、ほとんど完全犯罪である。
しかし、その完全犯罪を暴く方法がある。第五検審が「『起訴議決』へと誘導」されたことを証明するには、第五検審に正規のルートにより選ばれていない審査員がたった一人でもいいから存在することを証明すればよいのである。一人でもいることが証明出来れば、最高裁の犯罪はQ.E.Dとなるのである。
次回、その生年月日不詳の審査員がその一人になるかどうかについてメスを入れて行こうと思う。
・解体新書−その1− →http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/243.html
・解体新書−その2− →http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/502.html
・解体新書−その3− →http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/578.html
・解体新書−その4− →http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/689.html
・解体新書−その5− →http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/723.html
・解体新書−その6− →http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/815.html
・解体新書−その7− →http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/919.html
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