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<石原と米ヘリテージ財団>
米シンクタンクと称するワシントンのヘリテージ財団が、久々に筆者の目に止まった。石原慎太郎老人のお陰だ。日本の政財官界と言論界の屈米派にとっては、あこがれの牙城ということになろうか。ここからも対日謀略が発進される。石原の尖閣購入発言は、この場所から発進されたものである。
昨夜、飛び込んできたネット情報で、読売新聞は第一報で、石原暴言場所をヘリテージと伝えたものの、第二報でヘリテージを消したという事実を知った。石原工作の黒幕を知られてはまずいという、ナベツネの判断と見受けられる。
議員辞職後、アメリカに対して「NOと言える日本」論で浮上することに成功した石原だが、それは単なる詐欺的手法を用いたに過ぎなかったことがわかる。本心はやはり屈米派の都知事として、ワシントンを訪問することだった。愛国者ぶって、尖閣問題を表面化、日中分断を謀ったのだ。それを国交正常化40周年の2012年9月に合わせて敢行したのであろう。
石原一人ならまだしも、ヘリテージと連携して断行したものである。このオッチョコチョイの三文文士を、割腹自害した三島由紀夫は「芥川賞に石原を推薦したのは間違いだった」と反省していたと、昨日、知り合いが教えてくれたのだが、彼の言わんとしたことは「石原はエセ国粋主義者」ということだったらしい。図星だ。
<米産軍複合体・ネオコンの戦略機関>
共和党右派のレーガン・ブッシュのブレーン機関としてのヘリテージ財団の存在を聞いてはいたが、93年に自ら乗り込むまで、実態を理解出来なかった。
アメリカの闇の権力機関として、安保政策を縦横に駆使する産軍複合体を掌握した大統領は、これまで存在していない。ホワイトハウスも手が出せない闇の世界である。むろん、オバマとてここは遠い世界である。手を突っ込むと火傷をすることを知っているからだ。
この産軍複合体の謀略・戦略が、このヘリテージから浮上する、と理解すると、分かりやすいかもしれない。対日政策の重要部分にここが関与している、もしくは発信源になっている。
大統領が誰になろうと、どの政党になろうとも、軍事戦略は事実上、彼らが独占しているのだろう。
イラク・アフガンの二つの戦争は、ここを抜きに考えられない。ブッシュ戦争は、取り巻きのネオコンが指揮したが、ネオコンの牙城がヘリテージなのだろう。この戦争に失敗しても、ヘリテージと産軍複合体は健在だ。現在は扱いやすいロムニー当選に必死と見られる。過大評価かもしれないが、正にアメリカ帝国の心臓部と言えなくもない。
ロムニーの時代が到来するようなことになれば、中国との関係は厳しさを増すことになるだろうし、イスラエルのイラン攻撃が具体化するかもしれない。平和と安定を希求する人類は、当然のことながらオバマ再選を望んでいる。どうなるか?
<日本の金属をよこせ>
筆者がヘリテージを訪問、対日政策を担当している研究員と会見した当時、発足したばかりのクリントン政権は、大軍縮の真っ最中だった。財政と貿易の双子の赤字に泣いていたワシントンだった。
米巨大軍需産業も合併によって生き残ろうとしていた。研究員は筆者を日本政府の代表と勘違いしたらしく、もっぱら米軍需産業の要求を突きつけてきた。それは日本製の金属(レアメタル)が欲しい、提供してもらいたい、の一点張りだった。
これには面喰ってしまった。米軍需産業の成果を、法外な値段で輸入するばかりの日本である。米国が欲しがるものなど日本にあるわけがない、と信じて疑わない日本人ジャーナリストだから「それはどういうことか」と逆に問い返したものだ。
彼は「日本のメーカーは、米国にない優秀な金属を製造できる、それをよこせ」というものだった。むろん、武器輸出3原則に反する。そこを何とかしろ、という陳情だった。
<ワシントン特派員はCIA協力者>
ヘリテージ財団は、ブッシュ戦争の場面でも思い起こさせてくれた。しかし、オバマ政権の誕生が忘れさせてくれていた。ところが、今回の石原決起が強く印象付けてくれた。
つい最近では、大統領選の渦中でNHK特派員がオバマ外交を批判する報道をした。そのさい、NHKはヘリテージ財団の外交専門家を登場させて、オバマ外交を痛烈に批判させた。これには驚いてしまった。
NHKの偏向報道に限らない。ワシントン特派員は、ナベツネなどを筆頭に皆ワシントンに洗脳されて東京に戻り、日本マスコミ界の頂点に登ってしまう。ほとんどがCIA協力者だ。朝日新聞でさえもそうだった。
ワシントンを客観的に報道することが出来ない、不甲斐ない日本ジャーナリストの正体なのである。
<今の小沢は真っ当>
小沢一郎の「オリーブの木」の3極論を押しつぶすために、悪しきワシントンの対日謀略家らは、石原の都知事辞任会見の10月25日に合わせて大挙、それを直に確認するため東京入りした。同じ日に、小沢新党記念パーティーも行われていた。門外漢の筆者は小沢集会に気付かなかった。テレビさえも報道しなかったからだ。
どうやらワシントンは、マスコミと検察を駆使して小沢排除に必死となってきたが、それでも完璧な勝利を手にできなかった。最後の手段が石原と橋下による3極論を浮上させて、小沢3極論を封じ込めようというのであろう。小泉ブレーンや松下政経塾もかんでいる。橋下もいまや彼らのロボットにすぎない。果たして、こんな罠にはまる小沢ではないだろう。
マスコミと検察の謀略に屈しなかった小沢である。石原ごとき80歳の老人に屈するはずが無い。相手は極右である。21世紀において極右が多数を占めることなど想定できない。
ヘリテージ・CIAは、石原の罠にかかったのかもしれない?
昔の小沢を嫌った筆者だが、今は違う。彼は国民の生活を第一と考えている。10%に反対し、原発ゼロの立場を貫いている。これは真っ当な国民のための政策である。過去にちらつかせた改憲軍拡派ではないだろう。武器弾薬利権から遠ざかったとみたい。
小さな政党は、この機会に10%NO,原発ゼロで連携する義務があろう。これこそが本当の「小異を残して大同につく」である。代々木も信濃町も頭を冷やせ、といいたい。
2012年10月31日8時45分記
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