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石原氏の後継指名を受けた猪瀬氏に対し、続々と有力な挑戦者の名前が浮上
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121031/plt1210310711000-n1.htm
2012.10.31 ZAKZAK
★鈴木哲夫の核心リポート
「ポスト石原」を選ぶ、東京都知事選の行方が注目されている。石原慎太郎知事は辞任会見で、事実上、猪瀬直樹副知事を“指名”したが、それ以外の有力候補らも「首都の顔」を目指して、激しく動き回っている。カギを握る、自民、公明両党の都連の動向。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が、水面下で繰り広げられる攻防戦に迫った。
自民党東京都連が26日夜、ひそかに緊急幹部会を開いた。石原氏の知事辞任を受け、後任を決める知事選への対応を話し合うためだ。
「結論は出なかった。ただ、『公明党と連携しながら進めよう』と確認した。誰を立て、推すかについては、近々、候補者数人について(世論・情勢)調査をする」(自民党都議)
過去の都知事選では、都議会多数派を形成する自民、公明両党が、常にキャスチングボートを握ってきた。特に、自民党都連は、党本部や党内実力者の意向を無視し、あくまで、東京の事情で選挙戦を展開してきた。
1991年の都知事選では、当時の小沢一郎幹事長が元NHKキャスターの磯村尚徳氏を推したが、都連は現職の鈴木俊一知事を担ぎ、勝利した。ある党幹部は「都連は別の生き物だ」と言い切っている。
その自民党都連が今回も「過激な独立独歩ぶり」を見せつけている。石原氏の後継発言を突き放して、「猪瀬氏では(選挙を)やらない」と明言しているのだ。都連幹部の1人がいう。
「これまで猪瀬氏は、自民党都議団に根回しすることもなく、石原知事の威光を借りて政策を進めてきた。昨年の知事選前には、石原知事の長男、伸晃氏を通じて、いきなり民間の有力者に出馬への協力を求めていた。議会を支える、われわれを素通りするような手法は許されない」
猪瀬氏が出馬に慎重な言い回しを続けているのは、「都連との関係修復に時間を割いているため」(同)といわれる。
では、都連内部で、誰の名前が挙がっているのか。別の幹部が明かす。
「組織内候補では、まず、小池百合子元防衛相だ。最近、中央政界では目立たないが、都連関係者が『初の女性都知事を目指したらどうか』と本人に伝えたら、ノーとは言わなかった」
「舛添要一元厚労相もある。彼は政界再編を予測して、早々と自民党を飛び出したが、今では鳴かず飛ばずだ。一気に都知事という選択肢もあっていい。こちらも本人は否定していない」
都連にバックアップしてもらおうと、東国原英夫前宮崎県知事も動きを加速させている。
東国原氏は、石原氏が辞任会見した日の午前中から、都連関係者に電話して、「出馬する場合、自公両党に推してもらいたい。誰にどう話せばいいか?」と相談を持ちかけていたという。
実は、私(鈴木)は今年夏、東国原氏に一対一で取材した。この時、東国原氏は「やりたいのは地方分権。それができるなら国政でも都知事でもいい」と答えた。私が「時期が早く来た方に出るのか」と聞くと、「乱暴ですね」と笑ったが、明らかに今回、都知事選出馬を前向きに探っている。
それにしても、石原氏の突然の辞任は、明らかに有力候補らに準備不足を強いている。
世界に直結する「首都の顔」選びまで1カ月余りでは、ロクな政策構想も出てこない。選ぶ1300万都民も困惑する。やはり、石原氏が「立つ鳥、跡を濁して」行ったことは間違いない。
■すずき・てつお 1958年生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部などを経て、現在、日本BS放送報道局長。著書に「政党が操る選挙報道」(集英社新書)、「汚れ役」(講談社)など。
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