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『アメリカに潰された政治家たち』孫崎亨著--第2章 最後の対米自主派、小沢一郎
http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/935.html
投稿者 堀川 日時 2012 年 10 月 31 日 02:49:35: YXgkZLRTFAguM
 

『アメリカに潰された政治家たち』孫崎亨著--第2章 最後の対米自主派、小沢一郎
http://blog.goo.ne.jp/kanayame_47/e/0ccd948579621bb71c81d9c0fa1835dc

『アメリカに潰された政治家たち』孫崎亨著(小学館刊)2012年9月29日初版第1刷発行
p93〜
第2章 最後の対米自主派、小沢一郎

角栄に学んだ小沢の「第七艦隊発言」
 私は情報局が人材のリクルートのために製作したプロモーション映像を見たことがあるのですが、そのなかで「我々は軍事だけでなく、政治的な分野でも諜報活動を行っている」と活動を紹介し、オサマ・ビン・ラディンの映像などを流していました。そういった一連の映像や画像のなかに、小沢一郎氏の写真が混ざっていて、私はハッとしました。
 彼らにとっては、小沢一郎に工作を仕掛けているということなど、隠す必要がないほど当たり前のことなのです。
p94〜
 明確にアメリカのターゲットに据えられている小沢一郎とはどんな人物なのか、簡単におさらいしておきましょう。
 小沢一郎は27歳という若さで衆議員議員に初当選した後、田中派に所属し、田中角栄の薫陶を受けて政界を歩んできました。しかし、1985年に田中角栄とは袂を分かち、竹下登、金丸信らと創政会を結成。のちに経世会(竹下派)として独立しました。
 1989年に成立した海部俊樹内閣では、47歳で自民党幹事長に就任しています。おそらく小沢一郎という人物をアメリカが捕択、意識し始めたのはこの頃だと考えられます。1990年にサダム・フセインがクウェートに軍事侵攻し、国連が多国籍軍の派遣を決定して翌年1月に湾岸戦争が始まりました。
 ここでブッシュ(父)大統領は日本に対して、湾岸戦争に対する支援を求めてきます。
 アメリカ側は非武装に近い形でもいいので自衛隊を出すことを求めましたが、日本の憲法の規定では、海外への派兵は認められないとする解釈が一般的で、これを拒否します。アメリカは人を出せないのなら金を出せとばかり、資金提供を要請し、日本は言われるまま、計130億ドル(紛争周辺国に対する20億jの経済援助を含む)もの巨額の資金提供を行うことになります。
p95〜
 当時の外務次官、栗山尚一の証言(『栗山尚一オーラルヒストリー』)では、この資金要請について「これは橋本大蔵大臣とブレディ財務長官の間で決まった。積算根拠はとくになかった」とされています。何に使うかも限定せず、言われるまま130億jものお金を出しているのです。
 橋本は渡米前に小沢に相談していました。小沢は2001年10月16日の毎日新聞のインタビューでそのときのやりとりを明かしております。
「出し渋ったら日米関係は大変なことになる。いくらでも引き受けてこい。責任は私が持つ」
 この莫大な資金負担を決定したのが、実は小沢一郎でした。当時、小沢はペルシャ湾に自衛隊を派遣する方法を模索し、実際に「国連平和協力法案」も提出しています(審議未了で廃案)。
 “ミスター外圧”との異名をもつ対日強硬派のマイケル・アマコスト駐日大使は、お飾りに近かった海部俊樹首相を飛び越して、小沢一郎と直接協議することも多かったのです。小沢一郎が「剛腕」と呼ばれるようになったのはこの頃からです。
p96〜
 この時代の小沢一郎は、はっきり言えば“アメリカの走狗”と呼んでもいい状態で、アメリカ側も小沢を高く評価していたはずです。ニコラス・ブレディ財務長官の130億jもの資金要請に、あっさりと応じただけでなく、日米構造協議でも日本の公共投資を10年間で430兆円とすることで妥結させ、その“剛腕”ぶりはアメリカにとっても頼もしく映ったことでしょう。
 田中派の番頭だった小沢は、田中角栄がアメリカに逆らって政治生命を絶たれていく様を目の当たりにしています。ゆえに、田中角栄から離れて、「対米追随」を進んできたものと思われます。
 しかし、田中角栄の「対米自主」の遺伝子は、小沢一郎のなかに埋め込まれていました。
 1993年6月18日、羽田・小沢派らが造反により宮沢内閣不信任案が可決され、宮沢喜一首相は衆議員を解散しました。それを機に、自民党を離党して新生党を結成し、8党派連立の細川護煕内閣を誕生させました。その後は、新進党、自由党と新党を結成しながら、03年に民主党に合流します。(略)
p97〜
 外交政策についても、対米従属から、中国、韓国、台湾などアジア諸国との連携を強めるアジア外交への転換を主張するようになりました。「国連中心主義」を基本路線とするのもこのころです。
 小沢一郎は、09年2月24日に奈良県香芝市で「米国もこの時代に前線に部隊を置いておく意味はあまりない。軍事戦略的に米国の極東におけるプレゼンスは第7艦隊で十分だ。あとは日本が自らの安全保障と極東での役割をしっかり担っていくことで話がつくと思う。米国に唯々諾々と従うのではなく、私たちもきちんとした世界戦略を持ち、少なくとも日本に関係する事柄についてはもっと役割を分担すべきだ。そうすれば米国の役割は減る」と記者団に語っています。
 つまり沖縄の在日米軍は不要だと明言したわけです。
 この発言を、朝日、読売、毎日など新聞各紙は一斉に報じます。『共同通信』(09年2月25日)の配信記事「米総領事『分かっていない』と批判 小沢氏発言で」では、米国のケビン・メア駐沖縄総領事が記者会見で、「『極東における安全保障の環境は甘くない。空軍や海兵隊などの必要性を分かっていない』と批判し、陸・空軍や海兵隊も含めた即応態勢維持の必要性を強調した」と伝えています。アメリカ側の主張を無批判に垂れ流しているのです。
p98〜
 この発言が決定打になったのでしょう。非常に有能だと高く評価していた政治家が、アメリカから離れを起しつつあることに、アメリカは警戒し、行動を起こします。
 発言から1か月も経っていない2009年3月3日、小沢一郎の資金管理団体「陸山会」の会計責任者で公設秘書も務める大久保隆規と、西松建設社長の國澤幹雄ほかが、政治資金規正法違反で逮捕される事件が起きたのです。小沢の公設秘書が西松建設から02年からの4年間で3500万円の献金を受け取ってきたが、虚偽の記載をしたという容疑です。
 しかし、考えてもみてください。実際の献金は昨日今日行われたわけではなく、3年以上も前の話です。第7艦隊発言の後にたまたま検察が情報をつかんだのでしょうか。私にはとてもそうは思えません。
 アメリカの諜報機関のやり口は、情報をつかんだら、いつでも切れるカードとしてストックしておくというものです。ここぞというときに検察にリークすればいいのです。
 この事件により、小沢一郎は民主党代表を辞任することになります。しかし、小沢は後継代表に鳩山由紀夫を担ぎ出します。選挙にはやたらと強いのが小沢であり、09年9月の総選挙では“政権交代”の風もあり、民主党を圧勝させ、鳩山由紀夫政権を誕生させます。ここで小沢は民主党幹事長に就任しました。

p99〜
小沢裁判とロッキード事件の酷似
 ここから小沢はアメリカに対して真っ向から反撃に出ます。
 鳩山と小沢は、政権発足とともに「東アジア共同体構想」を打ち出します。 対米従属から脱却し、成長著しい東アジアに外交の軸足を移すことを堂々と宣言したのです。さらに、小沢は同年12月、民主党議員143名と一般参加者483名という大訪中団を引き連れて、中国の胡錦濤主席を訪問。宮内庁に働きかけて習近平副主席と天皇陛下の会見もセッティングしました。(略)
 しかし、前章で述べたとおり、「在日米軍基地の削減」と「対中関係で先行すること」はアメリカの“虎の尾”です。これで怒らないはずがないのです。
 その後、小沢政治資金問題は異様な経緯を辿っていきます。
p100〜
 事件の概要は煩雑で、新聞等でもさんざん報道されてきましたので、ここでは触れませんが、私が異様だと感じたのは、検察側が10年2月に証拠不十分で小沢を不起訴処分にしていることです。結局、起訴できなかったのです。もちろん、法律上は「十分な嫌疑があったので逮捕して、捜査しましたが、結局不起訴になりました」というのは問題ないのかもしれません。
 しかし、検察が民主党の党代表だった小沢の秘書を逮捕したことで、小沢は党代表を辞任せざるをえなくなったのです。この逮捕がなければ、民主党から出た最初の首相が鳩山由紀夫ではなく、小沢一郎になっていた可能性が極めて高かったと言えます。小沢首相の誕生を検察が妨害したということで、政治に対して検察がここまで介入するのは、許されることではありません。
 小沢は当初から「国策捜査だ」「不公正な国家権力、検察権力の行使である」と批判してきましたが、現実にその通りだったのです。
 この事件には、もう1つ不可解な点があります。検察が捜査しても証拠不十分だったため不起訴になった後、東京第5検察審査会が審査員11人の全会一致で「起訴相当」を議決。検察は再度捜査しましたが、起訴できるだけの証拠を集められず、再び不起訴処分とします。それに対して検察審査会は2度目の審査を実施し「起訴相当」と議決し、最終的に「強制起訴」にしているところです。
p101〜
 検察は起訴できるだけの決定的な証拠をまったくあげられなかったにもかかわらず、マスコミによる印象操作で、無理やり起訴したとの感が否めないのです。これではまるで、中世の魔女裁判のようなものです。
 ここで思い出されるのは、やはり田中角栄のロッキード事件裁判です。当時、検察は司法取引による嘱託尋問という、日本の法律では規定されていない方法で得た供述を証拠として提出し、裁判所はそれを採用して田中角栄に有罪判決を出しました。超法規的措置によって田中は政界から葬られたのです。(略)

東京地検特捜部とアメリカ
p102〜
 実は東京地検特捜部は、歴史的にアメリカと深い関わりをもっています。1947年の米軍による占領時代に発足した「隠匿退蔵物資事件捜査部」という組織が東京地検特捜部の前身です。当時は旧日本軍が貯蔵していた莫大な資材がさまざまな形で横流しされ、行方不明になっていたので、GHQの管理下で隠された物資を探し出す部署として設置されました。つまり、もともと日本のものだった「お宝」を探し出してGHQに献上する捜査機関が前身なのです。
 東京地検特捜部とアメリカお関係は、占領が終わった後も続いていたと考えるのが妥当です。たとえば、過去の東京地検特捜部長には、布施健という検察官がいて、ゾルゲ事件の担当検事を務めたことで有名になりました。
 ゾルゲ事件とは(略)
p103〜
 さらに布施は、一部の歴史家が米軍の関与を示唆している下山事件(略)
 他にも、東京地検特捜部のエリートのなかには、アメリカと縁の深い人物がいます。
 ロッキード事件でコーチャンに対する嘱託尋問を担当した堀田勉は、在米日本大使館の一等書記官として勤務していた経験があります。また、西松建設事件・陸山会事件を担当した佐久間達哉・東京地検特捜部長(当時)も同様に、在米大使館の一等書記官として勤務しています。
 この佐久間部長は、西松建設事件の捜査報告書で小沢の関与を疑わせる部分にアンダーラインを引くなど大幅に加筆していたことが明らかになり、問題になっています。
 この一連の小沢事件は、ほぼ確実に首相になっていた政治家を、検察とマスコミが結託して激しい攻撃を加えて失脚させた事件と言えます。
 『文藝春秋』11年2月号で、アーミテージ元国務副長官は、「小沢氏に関しては、今は反米と思わざるを得ない。いうなれば、ペテン師。日本の将来を“中国の善意”に預けようとしている」と激しく非難しています。
p104〜
 アメリカにとっては、自主自立を目指す政治家は「日本にいらない」のです。必要なのはしっぽを振って言いなりになる政治家だけです。
 小沢が陥れられた構図は、田中角栄のロッキード事件のときとまったく同じです。アメリカは最初は優秀な政治家として高く評価していても、敵に回ったと判断した瞬間、あらゆる手を尽くして総攻撃を仕掛け、たたき潰すのです。小沢一郎も、結局は田中と同じ轍を踏み、アメリカに潰されたのです。
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◆胡主席と会談、友好促進で一致 小沢氏、 存在感一層強まる
http://blog.goo.ne.jp/kanayame_47/e/01c4367279ded654b93c4a79282222cf
   

 会談を前に握手をする、小沢民主党幹事長(左)と中国の胡錦濤国家主席=10日午後、北京の人民大会堂(代表撮影・共同)
 【北京共同】訪中した民主党の小沢一郎幹事長は10日夕(日本時間同)、北京の人民大会堂で胡錦濤国家主席(中国共産党総書記)と会談し、両党の関係強化や議員交流を通じた日中間の友好促進で一致した。
 会談で小沢氏は「政府レベルでは難しいものについても、党レベルでの交流により忌憚(きたん)ない話し合いになればよい」と強調。胡氏は「今年9月に民主党の政権になってからも交流を深めることができた。鳩山由紀夫首相との会談で互恵関係が新たな段階に入った」と応じた。
 会談は約30分間行われ日本側は輿石東幹事長代行や山岡賢次国対委員長らが同席した。中国側トップとの会談実現で政権内での小沢氏の存在感が一層強まることになりそうだ。一方、中国側は鳩山政権とのパイプづくりの一環としたい考えだ。
 小沢氏は会談で「政権交代を実現したが、こちらの国に例えれば解放の戦いはまだ終わっていない。来夏に最終決戦がある。兵を募り、鍛え、勝利を目指している。野戦軍の総司令官として解放戦が終わるまで徹したい」と述べ、参院選勝利に向け意欲を示した。
  2009/12/10 22:18【共同通信】
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コメント
 
01. 2012年10月31日 03:51:59 : qEqycsVtxE
アメリカのせいにすることはない。
 最後まで戦って滅んだアパッチ等あらゆる部族の酋長と土人達のようにならなくいように、まるで土人狩りされた黒人の如くに、唯唯諾々と隷属を受け入れ、奴隷として生き延び何百年か後の世に日本語も忘れた子孫が米国の大統領になれる日が訪れることを期して今日誇りを持って、小澤国策捜査、この後訪れる国策裁判の茶番を正義と受け入れる準備を完了してしまった国民に罪があるのだから。

02. 2012年10月31日 05:26:50 : YxpFguEt7k
オリーブニュース
「アメリカ軍の「治外法権」も含む「日米地位協定」の改定は、国民の長年におよぶ念願であった。それが2009年衆議院総選挙で民主党が大勝、マニフェストに「日米地位協定の改定や在日米軍基地のあり方などで見直しをする」ことも盛り込んだ。
 鳩山首相は選挙で、「普天間基地を、最低でも県外移設」と提言し、米国の反対にあったが、それよりむしろ政権内の官僚、政治家、さらにマスコミによってつぶされた。それ以降、菅首相も、そして今の野田首相はなおさら、対米追随の姿勢をより強め、国民の期待はついに裏切られてしまったのである。」
http://www.olivenews.net/news_30/newsdisp.php?n=132900

あきらめるわけにはいきませんね。
基地周辺のリベラルな方々とともに、国民の生活が第一、もしくは国民連合に入っている政党を応援していきたいと思います。
もちろん孫崎氏も応援したいと思います。


03. 2012年10月31日 07:26:07 : Op2sM8LHZQ
 近年のアメリカは、かってのような力は無く、政治家も小粒である。
だから、今までは表面に出る事がなかった謀略・専門の政治屋チェイニーらが、
ノコノコと何度も日本に来て命令を出している。
日本の売国奴連中も、姿を隠さず、あからさまな「アメリカ詣で」と来た。
無能・愚か者の野田が首相になり、日本は悪い世になったもんだ!

04. 無段活用 2012年10月31日 09:06:26 : 2iUYbJALJ4TtU : t4Q18rL20Y
>最後の対米自主派、小沢一郎

最後じゃないでしょう?同志がたくさんいる。これからまた増えますよ。

>日本は悪い世になったもんだ!

でも、おもしろいのは、「売国奴連中」と、例えば、「生活党」の人たちの意識や
姿勢は、天と地ほど違う。それが、誰の目にも明らかになっているでしょう。

だから、今がちょうど底を打った状態で、日本はこれから良くなると思いますよ。



05. 2012年10月31日 09:59:44 : vQbBv9OPUk
p94〜
「しかし、1985年に田中角栄とは袂を分かち、竹下登、金丸信らと創政会を結成。のちに経世会(竹下派)として独立しました。」

島根県出身の竹下登は、島根県の漁民が韓国に不法に銃撃され拿捕されても放置した、金丸信は北朝鮮から金塊を貰った、何れも朝鮮系だと言われている。両者と朝鮮系と言われる小沢一郎とは姻戚関係があり、朝鮮系の経世会が自民党を支配する絶頂期を作った。

p96〜
 「この時代の小沢一郎は、はっきり言えば“アメリカの走狗”と呼んでもいい状態で、アメリカ側も小沢を高く評価していたはずです。ニコラス・ブレディ財務長官の130億jもの資金要請に、あっさりと応じただけでなく、日米構造協議でも日本の公共投資を10年間で430兆円とすることで妥結させ、その“剛腕”ぶりはアメリカにとっても頼もしく映ったことでしょう。」

孫崎亨氏も「小沢一郎は、130億jもの資金要請に、あっさりと応じただけでなく、日米構造協議でも日本の公共投資を10年間で430兆円とすることで妥結」
「小沢一郎は、はっきり言えば“アメリカの走狗”と呼んでもいい状態」と断定している。

p98〜
「発言から1か月も経っていない2009年3月3日、小沢一郎の資金管理団体「陸山会」の会計責任者で公設秘書も務める大久保隆規と、西松建設社長の國澤幹雄ほかが、政治資金規正法違反で逮捕される事件が起きたのです。小沢の公設秘書が西松建設から02年からの4年間で3500万円の献金を受け取ってきたが、虚偽の記載をしたという容疑です。」

孫崎亨氏は
「アメリカの諜報機関のやり口は、情報をつかんだら、いつでも切れるカードとしてストックしておくというものです。ここぞというときに検察にリークすればいいのです。」
と明記している。
つまり、嘘をでっち上げて検察に逮捕させるのではなく、犯罪の事実を「いつでも切れるカードとしてストックしておく」と明記している。
すなわち「小沢一郎の政治資金規正法違反で逮捕」は事実に基ずくと言うことである。

p99〜
「さらに、小沢は同年12月、民主党議員143名と一般参加者483名という大訪中団を引き連れて、中国の胡錦濤主席を訪問。宮内庁に働きかけて習近平副主席と天皇陛下の会見もセッティングしました。」

小沢一郎は“アメリカの走狗”から“中国の走狗”へ転身した。

p100〜
「私が異様だと感じたのは、検察側が10年2月に証拠不十分で小沢を不起訴処分にしていることです。結局、起訴できなかったのです。もちろん、法律上は「十分な嫌疑があったので逮捕して、捜査しましたが、結局不起訴になりました」というのは問題ないのかもしれません。」

「検察側が10年2月に証拠不十分で小沢を不起訴処分」にしたのは異様なのです。アメリカが嘘をでっち上げて逮捕させるなどあり得ない。

p100〜
 「しかし、検察が民主党の党代表だった小沢の秘書を逮捕したことで、小沢は党代表を辞任せざるをえなくなったのです。この逮捕がなければ、民主党から出た最初の首相が鳩山由紀夫ではなく、小沢一郎になっていた可能性が極めて高かったと言えます。小沢首相の誕生を検察が妨害したということで、政治に対して検察がここまで介入するのは、許されることではありません。」

「検察が妨害した」「政治に対して検察がここまで介入する」は間違いです。
検察は無罪であると起訴しなかったので、検察審査会が起訴してのであり、起訴は合法的に行われています。
「政治に対して検察がここまで介入するのは、許されることではありません。」は事実誤認です。

p101〜
 「検察は起訴できるだけの決定的な証拠をまったくあげられなかったにもかかわらず、マスコミによる印象操作で、無理やり起訴したとの感が否めないのです。これではまるで、中世の魔女裁判のようなものです。」

「検察は起訴できるだけの決定的な証拠をまったくあげられなかった」も間違いです。
第一線の検察官は起訴できる証拠は集まったと主張したのに、検察のトップは小沢一郎の政治的圧力に屈して、不起訴にしたのです。

p103〜
 「『文藝春秋』11年2月号で、アーミテージ元国務副長官は、「小沢氏に関しては、今は反米と思わざるを得ない。いうなれば、ペテン師。日本の将来を“中国の善意”に預けようとしている」と激しく非難しています。」

「アーミテージ元国務副長官が、「小沢氏に関しては、いうなれば、ペテン師。日本の将来を“中国の善意”に預けようとしている」と激しく非難」が正しいことは今や明らかです。
中国は「尖閣諸島は中国の核心的利益」と明言していますが、そんな中国に「日本の将来を“中国の善意”に預けようとしている」小沢一郎の言動は愚の骨頂であり、日本への反逆行為です。

p104〜
「アメリカにとっては、自主自立を目指す政治家は「日本にいらない」のです。必要なのはしっぽを振って言いなりになる政治家だけです。」

日本にとっても、自主自立を目指すと言いながら“アメリカの走狗”“中国の走狗”の小沢一郎のような政治家は「日本にいらない」のです。必要なのは“アメリカの走狗”“中国の走狗”でない真の自主自立を目指す政治家だけです。


06. 新自由主義クラブ 2012年10月31日 10:24:05 : 41xQYjMxutK66 : FUviF2HWlS
>>05

>必要なのは“アメリカの走狗”“中国の走狗”でない真の自主自立を目指す政治家だけです。

その通りだと思います。


07. 日高見連邦共和国 2012年10月31日 11:18:49 : ZtjAE5Qu8buIw : Ihir5pcR5A

>>05 『新自由主義クラブ』さん

あちこちでの、私からの“ご質問”に、ご回答・ご返答、どうぞ宜しくっ!!


08. 日高見連邦共和国 2012年10月31日 11:20:51 : ZtjAE5Qu8buIw : Ihir5pcR5A
07です。アンカー間違い。

>>06 『新自由主義クラブ』さん、でした!

ほんと、締まらないオレ・・・
オレに比べりゃ、『新自由主義クラブ』さんは紳士さね。


09. 2012年10月31日 13:59:25 : OH5QYqiedc
05様、06様、
>必要なのは「アメリカの走狗」「中国の走狗」でないだけです。

政治家だけでは、なれません。皆、国民が聡明に選挙し、強く自立を希求し、『自主自立を目指す政治家』を選ぶ義務を果たし、そして支えなければ!

利害で動く帰化人と日本人は、いつまでも、情けない走狗の群れに過ぎません。

米に『資産を搾り取られ、滅ぼされるのを喜んでいる』犬根性から抜け出すには、気骨ある大人が「幼い国民を教育し直す」国民でなければと、思います。
誰が大人を選ぶのか? 菅、野田、仙石は国家中枢をどう動かしたか解りませんので、お先真っ暗。それなら世界に向かい全部さらけ出し、闇と戦って進め!ですね。

日本メデイアはカネで動くので、お先は何も見えない。けど、照らしてくれる灯の国会議員はいます、いっしょに歩きましょう。まだ少し明るいうちに!ですね。


10. 2012年10月31日 15:43:52 : SYBnefOvOA
>>5

>つまり、嘘をでっち上げて検察に逮捕させるのではなく、
>犯罪の事実を「いつでも切れるカードとしてストックしておく」と明記している。
>すなわち「小沢一郎の政治資金規正法違反で逮捕」は事実に基ずくと言うことである。

↑へえ、そうなんだ〜w

だったらそれは、とりもなおさず特捜が動いた動機と根拠は、
「宗主国サマからのの情報提供」ということに他ならないよねえ?

宗主国サマから犯罪の事実という「カード」の提供を受けておきながら
特捜はどうして起訴を断念したんですか?
検察審査会なんて遠回りをする羽目になったんですか?


あぁ、そのカードとは
「でっちあげ」という毒饅頭だったのか


wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
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11. 2012年10月31日 17:46:13 : ILiTPGkN7Y
「米国債売却」を発言して潰された政治家は、真の愛国者だ。
政治家にとっては勇気がいるだろうが、我々一般国民が、繰り返し繰り返し声をあげ続ければ、やがては米国も諦める時が来よう。
日本の富は、日本人が世界平和のために使う。それでこそ「地球の上に朝が来る」のだ。

12. 日高見連邦共和国 2012年10月31日 18:32:11 : ZtjAE5Qu8buIw : mFuG9qQlTk
>11さま

素晴らしいコメント!

なんだか勇気が湧いてきますね!!!


13. 2012年10月31日 20:37:21 : isiEx6ML4g
尻尾というのは、振れば得になるから振る。小沢さんが振ったのは、強大な勢力を持っていた頃のアメリカに対して。

しかし、尻尾を振って得にもならない今なおパブロフの犬のように尻尾を振る。
いい加減にしなけりゃな。

そう、11さんのおっしゃるように、金は世界の市民の幸福を増進させるために使いたいよね。


14. nihonsaisei63 2012年10月31日 23:54:24 : QjCgNxq481OwA : KGiC2t8EjP
西谷建設の事件は、今、検察のストーリーからのねつ造であることが、はっきりしましたよね。アメリカがはっきりとした証拠を持っていなかった、とゆう事です。

15. 新自由主義クラブ 2012年11月01日 08:15:23 : 41xQYjMxutK66 : FUviF2HWlS
>>12

12の方は、11のコメントを何か勘違いしているみたい。

12の方も、孫崎亨著『戦後史の正体』(創元社,2012)を買って読まれると良いと思います。


16. 日高見連邦共和国 2012年11月01日 11:52:09 : ZtjAE5Qu8buIw : mFuG9qQlTk

>>15 『新自由主義クラブ』

『12の方』なんて、他人行儀な呼び方はやめなされ。私と貴方の“間柄”じゃないですか!

言うとくが、“何も勘違い”はしていません。
あんたのように『一部分(時には一行あるいは数文字)だけを“恣意的誤解で誇張”する方とは、“議論が成立”しないでけですがね・・・

あんた、『新自由主義クラブ』のカテゴリBのライターだろうが、カテゴリAの人、どっか行っちゃった?

『新自由主義クラブ』の名前の人と、議論してるんだけど、どうも“どろん”しちゃったらしーのよ。何か知らね?

つーか、ハンネ共用するんだったら、ちゃんと“申し送り”と“情報の共有化”しときなよ。
みっとも無いったりゃ、ありゃしない!


17. 2012年11月01日 19:34:23 : WseoiIztR2
>>05
孫爺に言ってやれ

ノリエガが刑務所で白状した
コカイン利権の運用管理を咎められ
対米追従から対中追従に変貌する
事実がp96〜p98の間に抜けてるだろ

耄碌してるのかってよ


18. 2012年11月02日 02:10:16 : RrNYvpAe1U
孫崎先生
アメリカの虎の尾を踏んだのは、記者に言った第七艦隊発言ではない。野党の党首であった小沢さんが記者に言っただけの事でアメリカがこれだけ大掛かりに謀略を行うと考えるには無理があります。

小沢さんに謀略を仕掛ける決定打は、2月17日に深夜11時から行われた小沢代表、クリントン国務長官会談の可能性が大きいと思います。
そこでの2つのアメリカ側要求である
民主党が政権を取った曉には、テロ特措法への対応を変え、賛成せよ。
アフガニスタンへのアメリカの増派の際、金と自衛隊をだせ。
この要求に対し100%拒否したこと。
これです。
その二週間後の3月3日に大久保秘書が逮捕されたのです。

翻って、野田首相が脱原発を三十年後とする閣議決定をしようとしましたが、
実際にそうしたら野田は、直ぐに失脚させられますが、言っただけでは何もない。
アメリカの対日工作を考えるとそんな傾向があるのではないでしょうか。


19. 新自由主義クラブ 2012年11月02日 14:40:21 : 41xQYjMxutK66 : FUviF2HWlS
>>17(ご参考)

ブログ 晴耕雨読「続:アメリカはいかにして日本を滅ぽしたか」
http://sun.ap.teacup.com/souun/137.html

霍見芳浩著『アメリカ殺しの超発想―「奴隷」日本よ、目を醒ませ!制度疲労をすぐ正せ!』(徳間書店,1994)
http://www.openisbn.com/isbn/4198501653/



20. 日高見連邦共和国 2012年11月03日 12:23:50 : ZtjAE5Qu8buIw : Ihir5pcR5A

>>15 『新自由主義クラブ』

私をスルーするしか手段の無い、哀れなキミ。
やくざにも、荒しコメンターにも、住みにくい世の中になったものだねっ!
キミが“こっち側”に来るんだったら、小沢一郎に“口利き”しても良いよー!?
今のうちに“投降”なさないな!失うには惜しい人材、と思うゆえ。


21. 2013年7月22日 01:30:57 : zMsd1ynkCU
結局、小沢が裏金を受け取っていたことは否定できないよな。
小泉や石原は、裏金で私腹を肥やしている、と、立件できないどころか妄想ともとれるようなことを根拠にして批判しているのにな。
俺は、金に媚びうる貧乏人よりも、金もってるから不正などする必要のない石原のような金持ちの方がいいと思うけどなあ

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