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竹崎博充最高裁長官と江田五月議員
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2012-10-30 文藝評論家・山崎行太郎の政治ブログ 『毒蛇山荘日記』
江田五月と竹崎博充。最高裁長官・竹崎博充は、民主党で法務大臣を務めた江田五月と小中高を経て大学(東大法学部)まで同窓であった。ー「小沢裁判」と「最高裁スキャンダル」再考(11)
偶然かもしれないが、あるいはそれなりの理由があるのかもしれないが、「小沢事件」と「小沢裁判」に深くかかわったはずの民主党内閣の法務大臣と最高裁長官は、小中高を通じて同窓だった。しかも、三歳違いで、大学入学が三年、卒業が一年違いというように、ほとんど同世代と言っていい。元法務大臣・江田五月と最高裁長官・竹崎博充である。つまり岡山市立弘西小学校(現・岡山市立岡山中央小学校)、岡山市立旭中(現・岡山市立岡山中央中)、県立岡山朝日高校を通じて、二人は、三つ違いとはいえ、小学校から大学まで同窓だったのである。
「小沢裁判」を通じては、しばしば民主党官邸サイドから「捜査情報」や「裁判情報」がリークされたが、江田五月と竹崎博充の関係は、このリーク情報と、まったく無縁だったのだろうか。ちなみに、竹崎博充は、「最高裁事務総局」に、トップとして在籍していたこともある。つまり、江田五月と竹崎博充の二人は、「小沢事件」と「小沢裁判」とも無縁ではないどころか、きわめて密接な、微妙な関係にあった。実は、二人とも、明らかに「反小沢」であった。
【民主党代表選】菅首相が小沢氏に圧勝 721対491
民主党は14日午後の臨時党大会(党代表選挙集会)で、菅直人首相(63)の代表再選を決めた。党所属国会議員と地方議員、党員・サポーターによる投票の結果、小沢一郎前幹事長(68)を破った。菅首相の獲得ポイントは721(国会議員412、地方議員60、党員・サポーター249)、小沢氏の獲得ポイントは491(国会議員400、地方議員40、党員・サポーター51)だった。
(産経ニュース)
たとえば、菅直人と小沢一郎が民主党代表を争った代表選挙のその日(2010/09/14))に、「小沢一郎強制起訴議決」の情報が、官邸サイド周辺から流され、その情報を聞いた中間派が、一斉に小沢一郎から菅直人陣営へと流れ、大勢が決したと言われているが、その「小沢一郎強制起訴議決」情報を流したのは誰だろうか。江田五月と竹崎博充は、無縁だっただろうか。
また、この民主党代表選の日を数日後に控えた9月8日に、小沢一郎を支持する「新党大地」の鈴木宗男議員の「上告が棄却」された。何故、この民主党代表選の直前に、選挙運動が過熱する中、わざわざそれにタイミングを合わせるように、鈴木宗男議員の「上告棄却」が発表されたのか?
菅直人陣営の選挙対策本部長を務める江田五月は、「鈴木宗男議員上告棄却」の情報について、菅直人陣営の決起集会で、こう発言した。
政治とカネの問題は過去の問題ではない。卒業するためにどういう選択があるか。答えは一つ、菅直人だ。(毎日新聞)
「鈴木宗男上告棄却」情報にしろ、「小沢一郎強制起訴議決」情報にしろ、民主党代表選に向けての「小沢一郎つぶし」のための「リーク情報」であり、情報工作のための政治的リーク情報であったことは間違いない。
(続く)
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