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2012年10月29日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆東京都の石原慎太郎知事が、突如、知事任期半ばで辞任、新党を結党し、次期総選挙に比例代表東京ブロック(名簿登載第1位)から立候補して国政復帰することを発表した目的が、次第にはっきりしてきた。言うまでもなく「総理大臣」になるのが、最大目的だが、そのための障害である「民主党」と「橋下徹市長(日本維新の会代表)」を潰すのが目的である。
民主党潰しは、イデオロギーも、政策もまったく違う石原慎太郎知事には、当然のことである。「橋下徹市長潰し」は、「総理大臣待望の声」が大きい人気者の橋下徹市長が、次期総選挙で立候補して当選し、国政檀上に登ってくると、「総理大臣レース」の最大のライバルになりかねないので、事前に潰しておく必要があった。石原慎太郎知事は10月25日の記者会見で、こう語っていた。
「橋下さんは、あえて府知事から市長になった人ですから、(総選挙に)出ると思いますけどね、その真意というのは、日本にとってめったにないいろんな問題がある限り、彼の器だったら、1期やったら解決すると思いますよ。その後、彼が立候補したららいい。その間、私がワンポイント、先発ピッチャーでいきますよ」
確かに、橋下徹市長は、クラブ女性との不倫が夫人にバレて、大阪を離れることを禁止されているため、衆院議員となり東京生活することを自粛しており、次期総選挙には立候補しないと言い続けている。石原慎太郎知事は、これを逆手に取り、「大阪市長の任期を全うしたらいい」と言っている。老獪なライバル潰しとも言える。
石原慎太郎知事は、日本維新の会の松野頼久衆院議員ら衆参議員9人をはじめ次期総選挙と参院議員選挙で当選してくる衆参議員と連合して、多数派を形成しようと目論んでいるのであろう。これに渡辺喜美代表率いる「みんなの党」まで牛耳りたいと皮算用しているようである。
◆しかし、問屋は、そう簡単には卸さない。橋下徹市長は、石原慎太郎知事のこの老獪な陰謀を察知しているようである。石原慎太郎知事の主張する「日本国憲法破棄」「原発推進」には賛成していない。このことをもって、石原新党との連携、連合には、二の足を踏んでいる模様だ。多くの同志を衆院議員、参院議員に当選させて、それをそっくり取られてはたまらないと内心、警戒している。
朝日新聞デジタルは10月27日午後7時8分、「日本維新、155候補内定 石原新党への対応は代表一任」という見出しをつけて、以下のように配信している。
「日本維新の会は27日、大阪市内の党本部で次期衆院選の候補者選定委員会を開き、第1次公募の155人を候補者に内定した。維新政治塾生が約7割で30〜40代が中心。男性が9割程度を占める。地方議員や弁護士、医師、公認会計士らも多いという。研修を経て早ければ11月中旬にも正式に公認する。維新幹部らはこの日、石原慎太郎東京都知事が結成する新党と都知事選への対応を橋下徹代表に一任した。幹部からは『(合流の可能性が高い)たちあがれ日本のメンバーと本当に連携ができるのか』と疑問の声も出たという。候補者は選定委員会の竹中平蔵委員長や橋下氏、松井一郎幹事長らが面接した466人から内定した。この日は元格闘家の佐竹雅昭氏も面接を受けた」
この記事のなかで、注目すべきは、「研修を経て早ければ11月中旬にも正式に公認する」としている点である。なぜ「11月中旬」なのか。それは、小沢一郎代表の「暗黒人民裁判」の東京高裁(控訴審)で「控訴棄却判決」が下される公算が大であるからだ。
すでに述べたように小沢一郎代表が10月25日、東京都千代田区紀尾井町のホテルニューオータニで、新党「国民の生活が第一」の結党記念パーティを開催、23日発表した次期総選挙の第2次公認候補内定者(24人=選挙区については他党との選挙協力により変更の可能性があるとして、公表せず)と次期参院選の比例公認候補内定者1人を含めて公認候補内定者全員(衆院53人、参院1人)を紹介した。11月12日には、「暗黒人民裁判」の東京高裁(控訴審)で「控訴棄却判決」が下るのを待って、野田佳彦首相打倒を掲げて、積極攻勢に踏み出す予定である。
日本維新の会が、「研修を経て早ければ11月中旬にも正式に公認する」というのは、小沢一郎代表の選挙戦術と歩調を合わせているという意味である。
ゆめゆめ忘れてはいけない。小泉純一郎元首相は、日本維新の会に自らの側近である竹中平蔵元総務相らブレーン15人を送り込んでおり、橋下徹市長を「籠の鳥」として、小沢一郎代表に預けている。この状況の下で、小泉純一郎元首相と遠縁関係にある石原慎太郎知事が、名乗りを上げたのである。いまのところ、石原慎太郎知事に「総理大臣の目」が出てきたということだ。ただし、この裏では、米国CIA対日工作者の「黒い陰謀」がうごめいているのを見逃してはならない。
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