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第五検審に注目が集まったのは、審査員の平均年齢が30.90歳と公表されたからである。その低すぎる平均年齢に一斉に不審の声が上がり、結局は34.55歳だったと訂正されるが、今度は一回目と二回目で全て入れ替わった審査員の平均年齢が全く同じであった。ここから一市民T氏や森ゆうこ参議院議員の追及が始まる。まずは、第五検審の追及のきっかけとなったこの審査員の平均年齢について見て行こう。
第五検審の管轄する選挙管理委員会は東京都特別区と島しょである。平成22年度の国勢調査データの中に東京都特別区の年齢別人口があり、それをグラフ化すると以下の図のようになる。
最も人数が多いのが37歳で、30歳から46歳(44歳は丙午)までの人数は団塊の世代よりも多い。西松建設の二階ルートの第三検審の審査員であったというA氏の証言、「ざっと見たところ、審査員の平均年齢は30代前半で、・・・」という話もまんざら嘘でもないように思える。では、審査員11人の平均年齢、34.55歳は低過ぎるとは言えないのだろうか?
この年齢別人口を基に11人の審査員を選ぶシミュレーションプログラムをEXCELのVBAで作って動かしてみた。上の図でシミュレートとあるのはシミュレーションプログラムの乱数の発生と年齢の逆引き処理が正常に動作するかを1,000万回実行したものである。実際の年齢別人口とピッタリ重なっているのでその処理には問題はないようである。
シミュレーションプログラムの仕様は至って簡単で次の通りである。
@ 特別区の20歳から69歳(70歳以上の人は審査員を辞退出来るため省く)までの5,923,065人に1番から5,923,065番までの番号を付ける。
A 1から5,923,065までの間で乱数を発生させ、それぞれ出た乱数の番号に対応する人の年齢を求める。
B それを11回繰り返して、11回の合計年齢を求める(11回の中で重複番号が発生しないように制御)。
C A〜Bを1,000万回繰り返し、合計年齢別に発生回数をカウントする。
7分程で1,000万回実行することが出来るが、その合計年齢別の発生回数をグラフ化すると以下のようになる。合計年齢380歳というのは第五検審11人の平均年齢34.55歳を意味している。
有意水準(確率的に偶然とは考えにくく、意味があると考えられる基準)を5%にすると、左右それぞれ2.5%の位置の391歳と570歳が有意水準となる。小沢一郎を審査した第五検審の合計年齢は有意であり、また鳩山由紀夫を審査した第四検審(「不起訴相当」で議決)も平均年齢が逆に高いことで有意となる。
ここで、さらにこの作業を2回繰り返して合計年齢をグラフ化すると次のようになる。
760歳というのは平均年齢34.55歳が2回続いて出たときの合計年齢である。ここでは一回目が381歳と二回目が379歳となった場合も760歳の発生回数にカウントされるが、1,000万回実行させて合計年齢が760歳になったのは約400回であった。
平均年齢が34.55歳と一回目、二回目がピッタリ一致したのはまさに天の配剤であろうが、では、どちらも380歳で760歳になった回数を調べると1,000万回で僅かに1回であった。このため、動作回数を10倍にし、1億回動かしてみた。すると、発生回数は22回であった。
山手線に乗ると、誰かが手帳を忘れていた。持ち主の電話番号は03−3***−****となっていて下7桁が分からない。取りあえず、家に持って帰って、使われていない番号にかかるのを承知で、下7桁を適当な数字を押して電話してみた。2回目に電話が繋がったが、電話に出た相手は手帳の持ち主だった。
こんな奇妙なことが小沢一郎に起こったのである。
・解体新書−その1− →http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/243.html
・解体新書−その2− →http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/502.html
・解体新書−その3− →http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/578.html
・解体新書−その4− →http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/689.html
・解体新書−その5− →http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/723.html
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