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復興予算の職業訓練事業 計上後に裏付け調査 (東京新聞Web 2012年10月24日)
法務省は二○一一年度三次補正予算で「被災地域における再犯防止施策の充実」事業として、北海道と埼玉県の刑務所で使う訓練用の小型建設機械と教材を約三千万円で購入。山花郁夫法務副大臣は十八日の参院決算委員会で「北海道と埼玉県の訓練受講生の七割が出所後、被災地での就労を希望している」と述べ、アンケート結果に基づき購入したと受け取れる答弁をしていた。
ところが、二十三日の衆院小委員会で、公明党の遠山清彦氏が「いつアンケートを行ったのか」と質問したのに対し、山花氏は「今年十月だ」と答弁。遠山氏が「予算を付ける段階で調査してないことが判明した。いいかげんにしてほしい」と批判すると、山花氏は「『後付け』という指摘だが、要するに予算を付けた後、大臣から点検せよという指示があったので、それに基づき十月の段階で調査した」と釈明した*****
「務所帰り」にはどうせこの程度がお似合いだ、というところだろう。受刑者と被災地がどうすれば結びつくのか?どちらも厄介者という発想か。役人は受刑者まで食いものにする。具合が悪くなると、やったかどうかも分からないアンケートを持ち出す。アンケートの時期までごまかす。数字まででっち上げる。70%?
「大臣の指示」?大臣ってだれなんだ?まるでやる気のなかった滝実か?それとも、ついに国会の大臣席に座らずじまいの田中慶秋か?あるいは前の前の小川敏夫か?いや、滝実が復活したから小川は前の前の前の法務大臣か。
10月に副大臣になったばかりの山花には訳が分からんだろう。それでも嘘と出まかせだけはしっかり吐く。こんな見え透いた嘘をついて恥ずかしくないのか?ウソでもデマでもとにかくその場をしのげれば勝ちだというのが民主党である。役人どもはおかしくて仕方がないだろう。ちょっと知恵を授けてやれば、嬉々として飛びつく。
自民党が長い年月をかけて育てた役人文化が、民主党政権のもとで一斉に花開いている。昨日突然、石原慎太郎が都知事辞任を発表した。国政に転進するらしい。しかし慎太郎ごときが今更ジタバタしてもどうなるものでもない。すでに政治の分水嶺はイデオロギーではなくなっている。ナショナリズムでもない。「国民の生活」、「国民の幸福」なのである。
慎太郎の騒ぎは、分水嶺の向こう側の騒ぎに過ぎない。かえって分水嶺を向こう側に押しやるだけである。こちら側の領域は広がっていく。「国民の生活が第一」の結党大会が盛況だったらしい。またもやマスコミは無視を決め込んだ。小沢一郎完全復権まであと17日!
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