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2012年10月27日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆小沢一郎代表率いる新党「国民の生活が第一」が開催した結党記念パーティ(10月25日午後6時から、ニューオータニ東京で)について、大手マスメディアの報道は、ベタ記事扱いで、みな冷淡だった。東京都の石原慎太郎知事が、この結党記念パーティにぶつけるかのように記者会見して、都知事辞任と新党結党を発表したため、大手マスメディアは、こぞって、丸でボウフラのように「石原新党」の方へ流れて行った。
それでも、夕刊紙は、新党「国民の生活が第一」が開催した結党記念パーティを懸命に報じていた。日刊ゲンダイは10月27日付け紙面(2面)で「結党パーティで改めてわかった国民の生活が第一 小沢一郎の実力と覚悟」「ホテル最高記録の4200人があふれた」という見出しをつけて、最盛期の日本維新の会代表の「橋下人気」を上回る「小沢人気」の凄さを印象づけていた。
小沢一郎代表に批判的な夕刊フジでさえ、「1面」で「小沢孤立」、「2面」で「新党結成で小沢孤立か」「橋下と連携する『オリーブの木』構想も」という見出しをつけて、後ろ向きの論調の記事を書きながら、最後のところで、こうレポートしている。
「ただ、橋下氏は、石原氏との連携について『政策の一致が必要』と話し、半身の構え。それだけに、小沢氏周辺は『橋下氏は《石原氏の右翼路線では票は取れない》と考えているはず。脱原発で一致できる』といい、永田町関係者も、『石原新党も、維新も、東北は手つかずなので、《競合しない》という緩やかな連携はあり得る』と話した。ただの希望的観測か、それとも・・・」
日本のマスメディアは、習性的には、「ボウフラ」的であると同時に「ダボハゼ」的ある。目新しい出来事が起こると、一斉にそちらの方へ駆けつける。それもしばらくすると飽きてしまい、次の目新しい飯場へと駆けつけていく。日々、ニュースを追いかけているので仕方がない。
◆しかし、いま日本国民が、取り組まなくてはならないのは、「現代のプロメティ(不死の神)」とも言うべき「原子力」を超克することである。つまり「現代原子力文明」をどう変えていくかという「文明史」への挑戦である。
石原慎太郎知事は、記者会見で「原発の問題、消費増税の問題などは些細なことだ。もっと大きな問題に目を向けてくれ」と述べている。石原慎太郎知事にとって「大きな問題」とは、国と地方自治体(都)の関係、中央省庁の官僚と地方の関係の問題、大きく言えば、統治機構の問題である。
しかし、人類の生死にかかわる「原発の問」を些細な問題ととらえるのは、認識不足である。「文明史」への挑戦よりも大きな問題はないからである。
河北新報社KOLNETは10月26日、「小沢一郎氏、石原新党に懐疑的 『大きな広がりない』」という見出しをつけて、以下のように配信した。
「新党『民の生活が第一』の小沢一郎代表は26日夜、インターネット番組に出演し、石原慎太郎東京都知事が結成を表明した新党について『そんなに大きな広がりになるとは思わない。(実現しようとする政策は)いま国民が望んでいることではない』と述べ、支持拡大に懐疑的な見方を示した。石原新党と橋下徹大阪市長率いる日本維新の会との連携に関し、政策面での隔たりを念頭に『両者が協力し合えることはないのではないか』と指摘した」
小沢一郎代表率いる「国民の生活が第一」の東祥三幹事長は、結党記念パーティの最後の挨拶のなかで、「次期総選挙勝利を目指し、第3次、第4次公認候補選定を急ぐ」と宣言していた。
結党記念パーティには、遠くは網走市から駆け付けた女性大学教授、福島県二本松市の元新聞記者、近くは、さいたま市の市民運動団体代表らをはじめ、政治に関心の高い「小沢ファン」が多数参加していた。これらの支持者のなかには、第3次、第4次公認候補として相応しい人物が、多数見受けられた。この意味で小沢一郎代表の下に集まる有意の人材は、実に豊富である。
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