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雨の中「オスプレイ配備撤回を求める１０・２３中央集会」開かれる！（宮本岳志）
今日は朝から上京。大阪も雨で新大阪へ向かう南海電鉄もダイヤが乱れておりましたが、大きな遅れにはならずなんとか国会にたどり着きました。国会では、秘書さんたちと１０月２９日から開会されることがほぼ確実となった臨時国会に向けての論戦準備の打ち合わせを行いました。
今日は与野党１３会派の国会対策委員長会談が行われ、２９日から開会予定の臨時国会の日程などについて協議。しかし、そもそも与党は先日の参議院決算委員会や行政監視委員会への田中慶秋法相の欠席問題について何のケジメもつけていないばかりか、暴力団との交際問題は何一つあきらかになっていません。
どうやら本日午前、田中法相は「体調不良」を理由に、秘書官を通じて野田佳彦首相に閣僚の辞表を提出したようですが、辞めて済む問題でもありません。「暴力団との交際」といえば、お笑い芸人の島田紳助氏でさえ引退を余儀なくされたほどの重大問題。事実だとすれば国会議員を続けることも許されるわけがありません。
そもそもの入り口で国対委員長会談は紛糾。何も決まらないまま与党は明日、日程協議のための衆議院議院運営委員会を開催することを伝えてきました。２９日からの臨時国会が、どのようなかたちで始まるかさえ、まだわからない状況です。
さて、今日は午後６時３０分から、日比谷野外音楽堂で「オスプレイ配備撤回を求める１０・２３中央集会」が開催され、降りしきる雨の中、沖縄や岩国に連帯して、たくさんの人たちが集まりました。わが党国会議員団からは志位委員長を先頭に、赤嶺政賢衆議院議員や私などが参加しました。
米軍は沖縄県民・日本国民の反対の声を踏み躙って１０月上旬に欠陥機オスプレイの配備を強行し、極めて不十分な「日米合意」さえ、全く意に介しないような危険な飛行を続けています。そのさなかに、沖縄県内で米海軍兵士２名による極めて卑劣な性的暴行・致傷事件が、またもや発生したのです。
いまや沖縄の怒りは頂点に達しています。沖縄県議会は全会派一致で抗議決議と意見書を採択しました。決議では「再発防止の取り組みや軍人への教育は、もはや機能していない。我慢の限界を超え、県民からは米軍基地の全面撤去を求める声も出始めている」と、初めて「米軍基地の全面撤去」に言及しています。
今夜は大阪でも同じくオスプレイの配備撤回を求める集会が持たれました。ところが、こともあろうにその今夜、集会が開かれているその時刻に、午後７時にオスプレイ１機が普天間飛行場を飛び立ち、７時２５分ごろ２機目が離陸するという、初の夜間飛行訓練を強行したのです。
今日の集会には岩国からも、東富士演習場からも代表が参加して、各地で自民党を含む全会派一致で「オスプレイ来るな！」の決議がされているとの報告がありましたが、今やこの問題は、どこでも日米安保条約の是非そのものを問う議論に発展しつつあります。
集会を途中で抜けて国会へ戻り、赤嶺政賢、笠井あきら、塩川鉄也議員らとともに、衆議院議員面会所で請願デモを迎えました。冷たい雨の中、集会やデモに参加して下さったみなさん、お疲れ様でした。そして、どうぞ風邪などおひきになりませんように、くれぐれもご自愛下さい。
Last Update : 2012年10月23日
＜参照＞
オスプレイ 日本から出ていけ/沖縄に連帯 東京で集会/３９都道府県で集会・デモ・宣伝（しんぶん赤旗）
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-10-24/index.html
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「しんぶん赤旗」 2012年10月25日 日刊紙 ５面
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