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2012年10月24日 世相を斬る あいば達也
PSが冒頭に来るのも妙だが、ことの流れ以上致し方ない(笑)。まぁ、鬼畜集団は消えたが、佐野氏抹殺等々の発言訂正はしていない模様。今夜のコラムを書き終えたところで、以下のような報道を毎日新聞が伝えている。しかし、記者会見で語った内容は、橋下徹の人格が如実に現れているわけで、それこそ、ツイッターで“おわび”程度で済ます方にも疑問が生まれる。いずれにせよ、筆者も一時は、橋下も、日本政治の改革者の一人と考えていただけに、不徳を謝罪しなければならない。
≪ 橋下市長:週刊朝日「鬼畜」発言謝罪 「完全に事実誤認」
橋下徹大阪市長は23日、自身の出自に関する週刊朝日の連載を巡り、誤った認識に基づいて同誌を「鬼畜集団」と批判したとして、ツイッターに「おわび」を掲載した。橋下氏は、同誌が記事を掲載した週刊誌を実母に送りつけたとして批判していたが、そのような事実はなく、「勘違いしました」と釈明した。
連載は、同誌が10月26日号で始めた「ハシシタ 奴の本性」。22日に橋下氏は、同誌がこの号を実母に郵送して「話を聞かせてほしい」と申し入れてきたと記者団に説明した上で、「こいつら異常ですよ。人間じゃない。犬猫以下。本当に鬼畜集団ですね」などと批判していた。
橋下氏は23日、ツイッターで「訂正・おわび」と題し、「実母に送り付けた事実は存しませんでした。現物は実妹が購入してきたものです」と説明。同誌が実母へ送ったのは取材申し込みの文書だけだったとし、「以後、公言する際はしっかりと事実確認をしていきます」と陳謝した。
橋下氏は同日、市役所で記者団に対し、母親の指摘で間違いに気付いたと明かし、「完全に事実誤認」と話した。ただ、「ツイッターのおわびで十分」として、週刊朝日側に直接謝罪はしないという。【津久井達】≫(毎日新聞)
週刊朝日のノーガードとしか思えない橋下徹に関する出自や家族関係に類するノンフィクション作家佐野眞一氏と週刊朝日取材部共同取材の「ハシシタ 奴の本性」が波紋を広げている。第一回目の内容は、既に文春や新潮で取り上げられた内容以上の目新しさはなく、既報の情報をなぞっている部分が多い。筆者からみる限り、なにを今さらの記事であり、第二回目に目玉な内容が出るのかな?くらいの印象だった。ただ、連載の題名には週刊朝日らしからぬ品性の下劣さは感じた。結果的に、週刊朝日側が全面的に白旗を上げ、2ページにわたり、“おわび記事”を掲載し、連載の休止を伝えた。
週刊朝日も随分と腰抜けな態度に出たものだと呆れていたのだが、自らの言葉に酔いだした橋下徹は、謝り方が気にいらないと難癖をつけ、話は一層こんがらがってきた。比喩として適当かどうか別にして、ヤクザのインネンを交わそうと、即座に誤ったところ、逆に初めの因縁以上に返事の出来ないようなインネンをつけてきたと云う按配のようだ。公の面前で、佐野眞一、編集長ともども土下座しろと言い出したわけである。仮に、橋下の側に充分な理があるとしても、政治家としての勝利宣言としては、かなりの違和感ある対応だ。毎日新聞は以下のように坦々と伝えている。
≪ 橋下市長:週刊朝日は「謝り方も知らない鬼畜集団」
橋下徹大阪市長の出自に関する週刊朝日の連載を巡り、橋下氏は22日、おわびが掲載された同誌が市役所に届いたことを明かし、「謝り方も知らない鬼畜集団」などと批判、市役所での記者会見で直接謝罪するよう求めた。記事を執筆したノンフィクション作家の佐野眞一氏に対しても、「佐野を(社会的に) 抹殺しにいかないといけない」などと激しい言葉を並べており、波紋を呼びそうだ。
橋下氏は大阪市内で記者団に、「僕は子供に、謝る時は週刊誌を送りつけて終わりという育て方はしていない」「人間じゃない。鬼畜、犬猫以下。矯正不可能だ」などと激怒。佐野氏についても、「向こうはペンで僕を殺しにきた。佐野を抹殺しにいかないといけない」「僕と同じくらい異常人格者だ。佐野のルーツを暴いてほしい」などと述べた。
連載は同誌が10月26日号で始めた「ハシシタ 奴の本性」。同誌は2回目以降の連載休止を決めている。23日発売の11月2日号では2ページにわたる「おわび」を掲載。河畠大四(かわばた・だいし)編集長名で「同和地区を特定するなど極めて不適切な記述を複数掲載してしまいました。タイトルも適切ではありませんでした」などと謝罪している。【原田啓之】 ≫(毎日新聞)
週刊朝日のガードの軽さ、謝罪の早かった点など、言論の自由や人権問題に注意深かった筈の朝日新聞グループとしては、人権的には、脇の甘い記事であったし、言論の自由から行くと、謝罪が速攻過ぎる点も奇妙だ。なにか裏がありそうな気もするのだが、現時点では書けるほど具体的疑問を呈する事は出来ない。ただ、今回の経緯がエスカレートして、橋下徹、否、国政政党「日本維新の会」はどのような影響を受けるか、注意深く観察する必要がある。橋下は、優生学、ファシズム等々と話を大仰なものにしようとしている節がある。あきらかに橋下は自分の言葉に聞きながらコーフンしているとしか思えない部分が散見する。
自分や家族を貶められた状況は理解出来るのだが、彼は一介の弁護士ではなくなっている。大阪府知事を経験し、現在は大阪市の行政の長である。また、国政進出として新党「日本維新の会」を結党、党首におさまっている人物なのだ。過激な言葉が売りであるにしても“鬼畜集団”、“抹殺する”、“公開記者会見で謝れ”等々の言葉から受ける印象は、橋下党首への、ブーメラン現象が起きることを想起する。既存政党にないものを望むといっても、まさかこのような激烈なコーフン、ヒステリー発言を聞きたいと云うのとは別の次元に思える。或る意味で、謝り方が気入らないと謝罪を盾に、更なる因縁をつけている、暴力団紛いを連想してしまう。
PSの情報で理解できたが、母親に週刊朝日が週刊誌を送りつけたと云う点が、橋下のコーフンに拍車をかけたのかもしれないが、橋下の事実誤認による公言を消すことはもう無理だろう。おそらく、そのコーフンが、抹殺や公式の場で謝れの発言を誘発した可能性はある。しかし、橋下の謝れば済む(自分に関してだが)という法則は、正直政治の世界では通用しない。あまりにも非寛容過ぎて、敵は必ず殺す独裁者の臭いすらする。こんな人が首相にでもなった日には、一か月に一回戦争をしなければならなくなる。彼は日本の民主主義には似合わな過ぎる。
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