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崩壊に向かって加速する野田民主党政権
http://www.amakiblog.com/archives/2012/10/22/
2012年10月22日 天木直人のブログ
ここに来て野田民主党政権の崩壊が加速している。
この事は二つの点で象徴的にあらわれている。
一つはきょう10月22日の朝日新聞が一面トップで掲載した直近の
世論調査である。
野田内閣の支持率が18%と二割を切った。おそらく後に続く他紙の
世論調査も同様の過去最低数字となるだろう。
二つは前原国家戦略担当相の謀反だ。年内解散を公言した。
これを野田総理と前原大臣の役割分担だなどと言うピントはずれの
政治評論家もいるが、これは明らか野田首相に冷や飯を食わされた前原、
仙谷一派の反野田宣言である。
これに対し安住国対委員長代行が噛み付き、岡田副代表が野田首相を
擁護した。
小沢を追い出すことでは一致した反小沢連合が見事に分裂したのだ。
ついでに言えばこれに輿石幹事長が加わる。
輿石幹事長の最大の関心事はどのような政治状況になっても政権政党
にとどまることだ。
しかし安倍自民党総裁が出来た時点で輿石幹事長は立場を失った。
組合嫌いの安倍自民党の輿石幹事長無視は谷垣自民党の頃と比べれば
様変わりだ。
輿石幹事長の誤算はまさかの安倍自民党総裁の誕生であった。
このままいけば自公民の連立政権ができても輿石氏の居場所はなくな
る。労働組合は政権から排除される。
かくなるうえは安倍自民党中心の大連立政権を阻止するための反自民
連合を画策するしかない。それが小沢一郎に対する呼びかけなのだ。
すなわち野田民主党政権は保守が野田と反野田に分裂し、それに左翼の
グループが加わって三分裂状態なのだ。支離滅裂だ。
これでは解散・総選挙をいくら先送りしてもまともな政策を実施することは
無理だ。
内政・外交ともに、日を追って行き詰まっていく・・・
◇
前原大臣“解散は年内”発言、与野党反応
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5161794.html
前原国家戦略担当大臣は衆議院の解散時期について、政策面で自民・公明両党と合意できれば年内になるという見方を示しました。これに対し民主党内から反発の声があがる一方、自民党は期待感を示しつつも、野田総理の今後の出方を慎重に見極める方針です。
「年明けに解散をして『近いうちに』とは言えないでしょう。私は総理は自分の言葉に責任を持つ信義を守る方だと思います」(前原誠司国家戦略相)
前原大臣は、民主・自民・公明3党の党首会談が決裂したことについて、特例公債法案など3つの政策で合意できれば、野田総理は年内に解散に踏み切るという見方を示しました。
「前原大臣の感覚と我々党全体の感覚が一致しているということではない。(解散の時期は)周りがいろいろとやかく言う話ではない」(民主党 安住淳幹事長代行)
これに対し、民主党の安住幹事長代行は「個人の感覚として述べたと聞いている」と不快感をあらわにしました。
「前原さんの発言を受けたうえにおいて、おそらく野田総理から何らかの働きかけがあるんだろうと思うのが常識」(自民党 安倍晋三総裁)
一方、自民党の安倍総裁はこのように述べて、年内解散への期待感を示しつつも、野田総理本人の今後の発言を慎重に見極める方針です。(21日20:18)
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