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これは法相辞任ではすまされない 国会は内閣不信任で政権を倒せ
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2012/10/20 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
もう、マジメに議論するのもバカバカしい。
今月1日の就任早々、外国人からの違法献金、暴力団関係者との交遊と、立て続けにスキャンダルが噴出した田中慶秋法相(74)。本人も“黒い交際”を認めたことでスピード辞任かと思いきや、とんでもなかった。辞めるどころか、アノ手コノ手で逃げる、逃げる。
どうしようもないのが、チンピラ大臣のクビひとつ切れない野田首相だ。疑惑発覚から2週間余り、田中法相を呼びつけて詰め腹を切らせるわけでもなく、好き勝手に泳がせただけだった。
「最悪だったのは、党の指示で苦し紛れに国会を休ませたことです。18日の参院決算委は、野党が田中法相を吊るし上げる予定だった。スキャンダル追及を恐れた党執行部は、法相の公務をデッチ上げ、委員会を欠席させたのです。これがヤブヘビとなり、一気に『辞めろ』コールに火が付いた。当たり前です。国会をサボったら、さらに野党の追及が強まるに決まっている。執行部は空気が読めないというか、まったく世間を分かっていませんよ」(党関係者)
揚げ句、田中法相はきのう(19日)閣議を休み、「胸が痛い」「血圧も高い」と、そのまま入院してしまった。野田周辺は「もっと早く対応すればよかった」と頭を抱えているという。バカじゃないのか。
◆チンピラ法相に引導を渡せない無能首相
改めてハッキリしたのは、このオンボロ内閣と民主党には、政権を担当する能力も資格もないということだ。政治評論家の山口朝雄氏が言う。
「司法のトップである法相が暴力団と交際なんてシャレにもなりません。もともと、田中法相は、いくつもの疑惑がささやかれていた。これまで入閣できなかったのも要注意人物だったからでしょう。首相の耳にも少なからずウワサは入っていたはず。いくら論功人事とはいえ、なぜあんな議員を入閣させたのか、緊張感が足りない証拠です。おまけに醜聞が噴出しても、本人を呼び出して聴取をしたり、辞めさせようともしない。危機対応もなっていません。首相は本気で政権運営をする気があるのか。今回の法相の問題は、いかにこの内閣がいい加減かを象徴するような話です」
もともと未熟な連中が集まっている民主党は、政権担当能力を疑問視されていたが、最大の実力者だった小沢一郎を排除、追放してから、完全に政権の体を失っている。経済アナリストの菊池英博氏が言う。
「いま民主党に残っているのは、社会経験もない松下政経塾出身のような連中ばかりです。彼らは権力の使い方も知らないただのシロウト集団です。小沢一郎氏のような本当の政治家を追い出してしまったせいで、不祥事大臣ひとり操縦できない烏(う)合(ごう)の衆に逆戻りしてしまった。自民党もひどかったが、この政権はもっとひどい。史上最低、最悪です」
チンピラ大臣に引導も渡せない無能首相に、国のかじ取りは無理だ。
◆何回ダマされても野田に解散期待する安倍自民のマヌケ
野田政権はもうダメだ。とっくにメルトダウンしている。朽ち果てるどころか、害毒をまき散らす存在でしかなくなった。こうなったら、一日も早く内閣不信任決議案を可決させて、政権を倒すしかない。国会を開き、野党が一致団結して問責決議を連発し、不信任案を突きつければ、必ず倒せるはずだ。
なのに、最大野党の自民党は、国会の召集よりも「党首会談」にこだわっているのだからどうしようもない。平気でウソをつく野田首相と党首会談をやったって、成果があるはずがない。案の定、きのうの「3党首会談」でも野田から具体的な解散の時期を引き出せなかった。
政治の素人にだってこうなることは予想できるのに、安倍総裁は最後の最後まで「『近いうち』の解散について具体的な提案があるだろう」なんて言っていた。アホ丸出しだ。
「安倍さんはいつまで甘いことを言っているのでしょうか。つくづくボンボンなんですね。野田首相は国民との約束をことごとく裏切り、開き直っている男ですよ。それでなくても、選挙になれば民主党は大敗し、政権から転落するのは見えている。首相はおいそれと総理の座を手放すタマではないし、具体的な解散時期なんて言うわけがないでしょう。さっさと臨時国会を開かせ、内閣不信任決議で倒閣に追い込むしか方法はありません」(山口朝雄氏=前出)
国会は、いつまで無能首相のペテン政治に振り回されたら気が済むのか。
◆復興予算19兆円の使途で見えたこの国の将来
これ以上、野田政権に好き勝手をさせたら、この国と国民生活に未来はない。民主党政権が続いたらどうなるのか。19兆円の復興予算のムチャクチャな使われ方を見れば、ハッキリ分かるはずである。
被災地のガレキ処理はいまだ27%しか進んでいないのに、政界と役人がグルになって、復興とは何の関係もない公共事業にジャブジャブ使っていた。このままでは、本当に国が食いつぶされてしまう。経済ジャーナリストの荻原博子氏が憤慨する。
「野田首相は以前、シロアリ退治を口にしていましたが、いまやこの国はシロアリ天国です。野田政権の無能をいいことに、官僚がやりたい放題を始めている。こんなことで東北が元気になるわけがない。被災地の復興はまったく進んでいません。とっくに失業手当が切れた被災者も大勢いる。多くの被災者が将来に不安を感じています。とにかく手厚い支援が必要です。なのに、被災者のために用意された“復興予算”で、野田内閣は自衛隊の飛行機を購入しているのだから許しがたい。彼らの生活を一体どう考えているのか。19兆円もかけて復興できない政権が、消費税を上げて景気回復だなんて、冗談じゃありませんよ。案の定、消費税で新幹線をつくるなんて言い出しています。途方に暮れるような政治の機能不全です」
前出の菊池英博氏はこう言った。
「消費増税、原発再稼働、TPPと、野田政権は官僚の言いなりで国民の財産を召し上げる一方、大企業やアメリカに媚(こび)を売り、カネをばらまこうとしています。頭の中に国民生活なんてこれっぽっちもない。このままではデフレ不況がさらに加速し、円高が進行、株価は6000円に向かうでしょう。国民生活は破綻してしまいます」
田中法相の問題ひとつを見ても、野田オンボロ内閣に政権能力も資格もないのは明らか。コトは法相の辞任で済む問題ではない。引導を渡すべきは野田ペテン首相であり、そのためには、内閣不信任しかないのだ。
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