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2012/10/19 23:34 かっちの言い分
小沢氏一行のドイツの原発視察は2日目に入った。
2日目になると、日本のマスコミの扱いはガクッと減った。TVにも出て来ないし、WEBニュースにも登場しなくなった。橋下市長の話や田中法相の話などより余程重要と思うが、これ以上放送すると、ドイツの脱原発事情が明らかになってしまうので、何らかの圧力が掛ってきたのではないかと思っている。
今日は、再生可能エネルギー協会(BEE)会長、ブーリング=シュレーター連邦議会環境委員長と会談した。
小沢代表はこの会談の冒頭、10年後の脱原発を明確に期限を区切って掲げている党は、「生活」だけだと述べた。そして、ドイツが議会において、2022年のことについて、どのような議論がなされているか知りたいと述べた。
この中で、個人的に注目した発言を以下に示す。
相手側は、小沢氏が今の政権与党の元代表で、日本で影響力の大きい政治家であることを認識していた。また、日本に訪問したとき、国会前で大きなデモを行っていることも知っていた。ドイツにも電力会社を中心に原子力ムラ的団体があり、脱原発の法案が先延ばしになりそうだったが、正に福島原発の事故でいっぺんにそのような考えは吹っ飛んでしまい、国民の80%が脱原発に賛成した。
それに対し小沢氏は、日本の原子力ムラ、マスコミを含めて、脱原発を阻害していると言った。ドイツは長い間脱原発の議論をして、やっと決めてきたのだ。日本もその努力が必要だと言っているようであった。
ドイツでは再生可能エネルギーに関連して40万人の雇用が創生されている。日本は長い海岸線を持っていて、ドイツより日照率も高い。また地熱の利用もあり、ドイツよりも条件が良い。
また注目されたのは、この様な電力生産を市民の手に渡したことだ。地方自治体に任せることによって規制がはずれ普及する。これは国から地方へという生活の考えと同じである。この電力生産に100万人が何らかの役割を担っている。日本はたくさん貯蓄しているので、そのお金をそこに投資してもいいと述べた。
最後に牧副幹事長が与党、野党のどの政党も脱原発に賛成なら、今後政党間で交流を持ちたいと言うと、多少の違いはあるが、どの党もよろこんでお付き合いするとのことであった。
日本とまるで違う状況に驚かされる。ドイツの全政党が、多少の色合いがあるにしても、脱原発に全て賛同していることを日本のマスコミは報道したことはない。これは明らかに、原子力ムラの多額のお金が、政治家、マスコミ、評論家、官僚などを蝕んでいることがよく現れている。
日本の経済界の話を信じれば、ドイツは2022年12月以降には国内の企業が逃げ出し、輸出もダメになることになる。少なくとも今回の会談ではそんな話は出て来ない。
小沢氏は、この機会に今度の会談の話を国民に知らせて広げたい。近い将来、総選挙があり、そこで支持を受けて脱原発を進めたいときっぱりと述べた。
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