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2012年10月18日 世相を斬る あいば達也
17日読売の電子版、トピックスのトップが以下の記事。まさにナベツネ新聞だが、最近の右傾化の異様さは目に余り、醜悪の限度を超えている。ワシントン・ポストなどは、日本の新聞はナベツネ新聞しかないと思っているのかも(笑)。16日に起きた米兵による沖縄在住女性を集団強姦した事件を、朝日・毎日等が大きく扱う中、17日になって“ベタ記事”で報道するにとどまる。以下に掲載した記事などは“糞記事”だろう。いまだ影も形も見えない、実質的に消え去った“石原新党”の情報をトップに載せるとは、狂気の沙汰だ。
いまさら“たちあがれ日本”や“橋下維新”などの瑣末な出来事を、大見得気分で垂れ流すのは、ナベツネ新聞だけになったようだ。橋下に吹いていた風も沙汰やみとなり、いまや逆風状態。鼻でせせら笑っていた“週刊誌報道(週刊朝日)”にも、ピリピリ状態。この調子だと、年内には“日本維新の会”なんて政党もあったよねと云う昔話になるやもしれない(笑)。ナベツネ新聞社の記者どもは、何時になったらナベツネと云う独裁者がコロリと行くのか、本気で願っているのかも知れない。正常な神経なら、そろそろ恥辱の人生にピリオドを打ちたい気分だろう。そうそう、“iPS守口”の大誤報新聞として名を馳せて、幾日も経っていない。
≪「西は橋下、東は石原でやったら」…平沼氏提案
たちあがれ日本の平沼代表は17日の記者会見で、石原慎太郎東京知事、橋下徹大阪市長(新党「日本維新の会」代表)と13日に会談した際、次期衆院選では石原氏が結成を目指す新党と維新の会が地域を分けて連携、協力するよう求めたことを明らかにした。
平沼氏は「『西は橋下、東は石原という形でやったらいい』と言っておいた」と語り、西日本で維新の会、東日本で「石原新党」が候補を擁立し、相互協力すべきだとの考えを示した。
石原氏はたちあがれ日本を母体とする新党を目指しているが、結党時期や候補者が固まっていない一方、維新の会は、「石原新党」の実現性が不透明な中で、みんなの党との連携も模索している。≫(読売新聞)
石原慎太郎がジャパン・ハンドラーズに踊らされただけと云う認識は、ネトウヨさんらを除けば、概ね国民的コンセンサスが成立しているだけに、ナベツネは窮地である。事実関係を総合的にみると、経団連も野田の対中政策に、目先の利益云々で悲鳴を上げ、“銭ゲバ”な態度に終始し、石原の阿波踊りに苦虫を噛みしめている。個人的には愉快な出来事で、“米倉ざまぁみろ”なのだが、日中の対立は、結果的に支配国アメリカの存在を高める効果を齎しているので、ジャパン・ハンドラーズな勢力の仕掛けは成功したかに見え、ナベツネも満足かと思いきや、甚だ不満なようである。
ナベツネの意図が、米国産軍複合体の為だけが目的なら、苛立つ必要はない。彼の目的は達成したのだから。しかし、新聞社全体の報じ方を見ると、あらぬ方向に情勢が向かっている苛立ちが垣間見える。それは何なのか、それを知る事で、見えていない事実関係が見えてくるのかもしれない。橋下や石原を持ち上げる確たる事実関係はないのに、火のない所で煙を立てている。この苛立ちの主たる原因は、安倍晋三の自民党総裁就任と云う、意外な結果に起因しているようだ。「自公民+維新」と云う大政翼賛政権樹立と憲法改正がナベツネの人生の集大成だった可能性がある。
その大政翼賛政権の樹立、憲法改正で、ナベツネが何をどのように望んだのか、今ひとつ見えない部分がある点はさておくとする。いずれにせよ安倍晋三の自民党総裁就任で、当初目論んだ、野田・石破・橋下が隷米で一致と云うシナリオが壊れた。安倍晋三も隷米のように思われているが、安倍は、必ずしも隷米とは言い難いものを持っている。田原総一朗ではないが、バランスに配慮する気遣いが出来る政治家だ。ただ、バランスを取る事とアメリカのプレッシャーの板挟みに堪えうる精神を持っているかどうかの問題なのだ。TPPに諸手を挙げて賛成はしないだろうし、“美しい国日本”の観念に、アメリカナイズが日本の正しい国家像とは映っていないわけである。米国にとって、結構厄介な政治家なのである。
その点では、個人的に石破よりはヨカッタ感じだが、ナベツネには都合が悪かったのだろう。野田の姿勢に与するつもりは安倍には毛頭ない。つまり、大政翼賛政権樹立の夢は遠ざかったとも言える。しかし、安倍の登場で、自民党の大勝に翳りも出てきて、国民の間に流れていた空気を引き裂いた。自民の大勝もない。橋下維新は凋落傾向が歴然となってきた。ナッシング扱いで、国民の目を向けさせないようにしていた小沢一郎の「国民の生活が第一」が、ドイツに大挙出張し“脱原発路線”を核に、大きな仕掛けで動いている。11月の陸山会判決如何では、大バケされないとも限らない惧れをナベツネが抱いている可能性はある。勿論、朝日、毎日、日経も、それは困ると思っているだろうがだ。
小沢はターゲットを東日本に絞っているので、全国平均をすると、支持率は低く見えるのだが、東日本・北海道に限るとかなりの支持率をあげている。世論調査の詳細をひた隠しにするマスメディアだが、衆議院解散総選挙後、生活と新党大地が一定の勢力になる事は、理解できているのだろう。現実に街頭演説など選挙運動に入っている「生活」の議員たちは、それなりの反応を得ている。維新、みんなの党、減税日本等々が、最終的に“オリーブの木構想”に乗らないとも限らない。その怖さが、ナベツネの脳裏を掠めるのかもしれない。
選挙の結果いかんなのだが、野田民主と安倍自民が連立する可能性よりも、小沢の「生活」中心のオリーブの木国民連合と安倍自民が連立する可能性の方が断然高いと云う点は、頭の片隅に入れておいた方が良い。自民の大勝に暗雲が立ち込めた時点で、ナベツネの焦りは、日本の自主独立派の大同団結に帰結している。隙あらば“アメリカ隷属の鎖”を断ち切るチャンスを虎視眈々と狙う“従順風食わせ者”と云う政権の誕生は、米国傀儡権力構造を維持してきた、ナベツネにとって、重大な危機なのだろう。どうも、民主に残る反増税、反TPP議員は牙を抜かれてしまったようだ(笑)。
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