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党首会談またペテン師の約束 なぜ国会で全党出席による公開議論をしないのか
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2012/10/17 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
大甘病弱坊ちゃん育ちの自民安倍は自衛隊員の息子で貧窮に耐え抜いたシタタカ民主野田にまた騙される
まるで8月末の再現のようだ。民主党と自民党が、再び「近いうちの解散」をめぐって鍔(つば)ぜり合いを繰りひろげている。
対立点はひとつ。民主党が“年内解散”を約束するのかどうかだ。絶対に解散したくない民主党と、何が何でも解散に追い込みたい自民党が、一歩も引かず対立。そのため、いまだに臨時国会も開かれない。
「民主党は赤字国債を発行するための“特例公債法案”を秋の臨時国会で成立させたい。それに対して自民党は、特例公債法案の成立に協力して欲しければ“年内解散”を確約しろと迫っている構図です」(政界関係者)
自民党は、特例公債法案を“人質”に取れば、年内解散に追い込めると計算しているらしい。たしかに、赤字国債を発行できないと国庫が底をつき、国民生活に大きな影響が生じる恐れがある。普通の内閣ならギブアップして解散に応じるしかない。総裁に就いたばかりの安倍晋三は“党首会談”で野田首相を攻め立て、年内解散を約束させるつもりだ。
しかし、相手は「近いうちの解散」を谷垣総裁と約束しながら、平然と破った“ペテン男”野田首相である。ボンボン2世、病弱の安倍晋三が、野田首相を解散に追い込めるのか、疑問だらけだ。
「民主、自民の交渉は、いつの間にか民主党が主導権を握っています。15日の幹事長会談で、いきなり民主党の輿石さんは『臨時国会は10月末に開きたい』『選挙制度は0増5減を先行させてもいい』と、自民党の要求をのんだうえで、特例公債法案成立への協力を求めた。ボールを投げられた自民党は困っているはず。もし、それでも『年内解散を確約しないと協力しない』と突っぱねたら、批判の矛先が自民党に向かいかねないからです。民主党は、まんまと自民党に責任を押しつけた格好です」(政治ジャーナリスト・山田恵資氏)
◆安倍晋三は谷垣総裁の二の舞いになる
このまま“党首会談”を開いても、安倍晋三は、谷垣総裁と同じように騙(だま)され、いいように利用されるだけだ。
案の定、輿石幹事長は「ボールは自民党に投げられた。向こうが嫌だと言えば、解散したくても、そのための国会を開けない」と、高笑いしているそうだ。チキンレースに持ち込めば、2世議員、お坊ちゃん政治家ばかりの自民党には負けないと自信を深めているという。
「最大のポイントは、幹事長会談をズルズルと10月中旬まで引き延ばすことに民主党が成功したことです。このペースでは“党首会談”は10月19日以降。しかも、1回では終わらないと思う。臨時国会の召集は“党首会談”が終わった後、早くても10月29日、場合によっては11月上旬でしょう。となると、年内解散は日程的に不可能。自民、公明が求める“12月9日投票”を実現させるためには、どんなに遅くても11月中旬に解散しないと間に合わないからです。自民党は年内解散を実現できず、特例公債法案への協力だけ迫られる可能性が高い。まさに、谷垣総裁が“消費増税法案”の成立に協力させられた時の二の舞いです」(政治ジャーナリスト・泉宏氏)
どだい、ボンボン2世の安倍晋三が、自衛隊員の息子で貧窮に耐え抜いたシタタカな野田首相に、駆け引きで勝てるはずがないのだ。しかも、民主党の輿石幹事長は変幻自在、権力闘争の激しい日教組で勝ち残ってきた妖怪のような男だ。勝負になるはずがない。
◆民主、自民の「談合政治」は許されない
そもそも“党首会談”だか何だか知らないが、民主党と自民党が“談合”によってモノを決めようということが間違っている。
なぜ、国会で公開の議論をしないのか。日本は「議会制民主主義国」のはずだ。年内に解散するかどうか、特例公債法案を成立させるかどうか、すべて国民の前で議論するのが当たり前というものだ。
「消費増税」も民主、自民、公明が3党合意し、ロクに国会で議論もせず、あっという間に決めてしまったが、こんなバカなことが許されていいはずがない。これでは、東南アジアや中東、アフリカの政治と変わらない。法大教授の五十嵐仁氏(政治学)がこう言う。
「民主党も自民党も、議会制民主主義の本質がまったく分かっていません。国民はどうやって政策が決定したのか、知る権利がある。賛成派、反対派、ガチンコの議論を通じて、何が正しいのか、落としどころ、妥協点を探っていくのが本来の政治の在り方です。国民の前でオープンに議論すれば、間違いも少ない。ところが、民主、自民、公明の3党は、国民の目が届かないところでコソコソと話をつけようとしている。国会が始まった時は、シナリオが出来上がっていて、割り当てられた議員が、用意された原稿を読むだけです。いま国会には10以上の政党があるのに、少数政党の意見は、民主、自民、公明の圧倒的多数によって事実上、封殺されている。これでは国会が活性化するはずがありません」
自民党が「年内解散」に持ち込みたいのなら、党首会談などやらず、国会で追い込めばいいだけの話だ。
◆政策に違いがないから国会審議もされない
民主、自民が国会審議よりも、談合で決着をつけようとするのは、要するに、政策に違いがないからである。もし、政策が大きく違ったら、国民の前で侃々諤々、どちらが正しいか、議論を戦わせているはずだ。
実際、やっていることは、民主も自民もまったく変わらない。消費税をアップして「整備新幹線だ」「高速道路だ」と公共事業を増やし、原発を推進し、アメリカの言いなりになって危険なオスプレイを強行配備している。
モメているのは、「年内に解散しろ」「いや、したくない」と、党利党略、選挙の時期をめぐる思惑だけだ。国民のために政治をやろうという気持ちは、まったくない。議会制民主主義が根づいている欧米先進国では、考えられないことだ。
「3・11以降、日本はかつてない危機に直撃されています。原発事故は収束せず、被災地の復旧は進まない。デフレ不況もつづいている。国会も開かず、解散するか、しないかでモメている余裕はないはずです。なのに、民主と自民は、幹事長会談だ、党首会談だとくだらないことに時間を浪費している。あまりに知的レベルが低く、能天気というしかない。日本の政治は末期的になっています」(五十嵐仁氏=前出)
しかも、どうせ「党首会談」をやっても、坊ちゃん育ちの安倍総裁が手玉に取られ、年内解散もなく、最低最悪の野田内閣がつづくことは目に見えている。この国の政治には救いがない。
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