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城島光力財務相が暴力団フロント企業から選挙応援
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/1921
週刊文春 2012年10月25日号
城島光力財務相が、2009年の衆院選挙の際に、稲川会系暴力団のフロント企業から応援を受けていたことが、「週刊文春」の取材で判明した。
また、別の稲川会系暴力団元組長の仲介で、筆坂秀世元共産党参院議員が城島氏の応援演説に駆けつけていた。
城島氏が09年の選挙戦を戦った神奈川10区(川崎区など)には、指定暴力団・稲川会の中枢を占める二次団体・山川一家の本部がある。
今回城島氏の応援をしていた稲川会系暴力団のフロント企業には、10月9日に逮捕された山川一家三代目総長・内堀和雄容疑者の親族も役員に名を連ねている。同社社長は、「週刊文春」の取材に、「川崎がよくなってほしいから、一生懸命応援しただけだ」などと答え、城島氏を応援し、同氏のパーティなどに出席していた事実を認めた。
また、元暴力団組長からの依頼を受けて城島氏の応援演説をした筆坂氏は、「応援演説をしたのは事実だが、仲介者が何をしていた人かは知らなかった」と説明している。
一方、城島氏は、代理人の弁護士を通じて「(暴力団フロント企業社長とは)落選中にどなたかの紹介で会ったことはある。フロント企業の人とは知らなかった」と釈明し、筆坂氏の応援演説については「応援演説に来てもらった事実はない」と否定している。
暴力団に詳しいノンフィクション作家の溝口敦氏は「山川一家は稲川会の首領の中の首領。そのフロント企業と接点があること自体、大問題」と指摘しており、財務相としての適格性をめぐって議論を呼びそうだ。
「週刊文春」編集部
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