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沖縄県警は米兵集団強姦致傷容疑で米兵緊急逮捕 オスプレイと云う火種に油が注がれた
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/c22c64b7a140e7893cfecb37a97db8d8
2012年10月17日 世相を斬る あいば達也
両容疑者は沖縄基地所属ではないようなので、公務外・基地外と云う事で、沖縄県警が身柄拘束をしているようだが、予断は許せない。米テキサス州フォートワース海軍航空基地所属と云うことなので、オスプレイ沖縄配備に関連して訪沖縄した可能性もある。驚くことに、読売新聞と産経新聞は、23時30分の時点で、トピックス表示もしていない。なんと云う新聞社だ。あきらかに日本のマスコミではないようだ。
≪ 米兵2人、集団強姦致傷容疑で逮捕 沖縄県警
http://www.asahi.com/national/update/1016/SEB201210160034.html
沖縄県警は16日、沖縄本島内で県内の成人女性を暴行したとして、米海軍兵2人を集団強姦(ごうかん)致傷の疑いで緊急逮捕し、発表した。外務省は米側 に遺憾の意を伝え、仲井真弘多(ひろかず)知事は17日に米国大使館や官邸に対し、事件への厳正な対応を求める。
逮捕されたのは、いずれも自称米フォートワース海軍航空基地の上等水兵クリストファー・ブローニング容疑者(23)と、3等兵曹スカイラー・ドジャー ウォーカー容疑者(23)。
発表によると、2人は共謀し、16日午前3時35分ごろから午前4時20分ごろにかけて、本島中部の屋外で成人女性を次々に強姦し、首にけがを負わせた 疑い。2人は酒を飲んだ帰りで、面識のない女性が、仕事を終えて自宅へ一人で歩いて戻っているところを襲ったという。女性の首には絞められたような跡が あった。
ブローニング容疑者は調べに対して「事実が間違っている」と容疑を否認。ドジャーウォーカー容疑者は認めているという。 在日米海軍司令部によると、2人は今月3日に来日し、厚木基地で勤務していたが、14日に任務のために沖縄入りしていた。 事件の直後に、女性の関係者が「暴行を受けた」と通報。県警が緊急手配していたところ、本島内のホテルに2人が泊まっているのを発見。女性がブローニン グ容疑者の顔を覚えていたことから緊急逮捕した。一方、ドジャーウォーカー容疑者を任意で取り調べていたところ、犯行を自供したという。案内させた場所が 事件現場と一致したことなどから逮捕した。
女性のカバンがなくなっており、県警が関連を調べている。≫(朝日新聞)
今夜のコラムの見出しは、以下のような問題を提起していたのだが、事件があったので、急きょ切り替えた。本来は「総論賛成・各論反対の本土の知事たち 沖縄訪問して現実を見よ」だったので、その続きを以下に繋いでおく。それにしても、今回の日本女性に対する、米兵による集団強姦、強盗までしている可能性もあり、オスプレイと云う火種に油を注いだ格好だ。このような大事件を報じようともしない、読売とは如何なる新聞社なのか?推して知るべしと云うものだろう。
「総論賛成・各論反対の本土の知事たち 沖縄訪問して現実を見よ」
このような“見出し”だからといって、何も米軍の“欠陥オスプレイ”の日本配備を容認すると云うわけではない。ただ、人間として沖縄の米軍基地負担をこれ以上増やすことは、到底看過できないと云う事である。アメリカに 何ひとつ口答えも出来ない日本政府であるなら、せめて沖縄の県民の負担を軽減する国内的努力は、軍事云々以前の人間としての矜持である。時事通信が以下のような報道をしている。
≪ オスプレイ訓練移転要請へ=来月2日の知事会で−政府
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012101600700
藤村修官房長官は16日午後、沖縄県の仲井真弘多知事らと首相官邸で会談 し、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)に配備された垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの本土への訓練移転実現に向け、11月2日に開かれる全国知事会で協力を要請する考えを示した。沖縄の基地負担を軽減し、配備に理解を得る狙いがある。ただ、沖縄側は配備中止を求めており、溝は埋まっていない。
仲井真知事は、米軍基地を抱える沖縄県と27市町村でつくる「沖縄県軍用地転用促進・基地問題協議会」会長として、オスプレイ配備見直しを求める要請書を提出。これに対し、藤村長官は「来月2日には全国知事会が開かれる。そこで分散(訓練移転)をお願いしたい」と述べた。
オスプレイをめぐっては、野田佳彦首相も9日の仲井真知事との会談で、本土への訓練移転を進める考えを示している。
仲井真知事には佐喜真淳宜野湾市長、稲嶺進名護市長らが同行し、森本敏防衛相、樽床伸二沖縄担当相にも個別に要請書を手渡した。
要請書は、政府が普天間飛行場の同県名護市辺野古への移設方針を堅持していることに対し、「地元の理解が得られない移設案を実現することは事実上不可能」として、県外移設を改めて求めた。≫ (時事通信)
全国知事会で協力を要請する考えだというが、必ず総論賛成、各論反対を該当知事が発言するのも、いつものワンパターンになり、要請したと云うアリバイだけが虚しく残るに過ぎない。尖閣問題ではないが、知事連中は野田首相ほどバカではないので、“寝た子を起こす”ような発言をする者はいないだろう。よく考えてみると、藤村の言う、「垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの本土への訓練移転実現」とは“危険の拡散”を自ら認めたにも等しいわけである。がれき処理の“わかちあいの精神”とよく似た構図だ。安全だから、“全国民的に分かち合いましょう、ねっねっ”と言っている事になる。しかし、オスプレイの“何を”分かち合うのか、そこが判然としない。
自衛隊が一機も所有していないオスプレイなのに、政府としても“安全を確認した”米軍から出されたデータを分析と云うのだろうが、米国本土で訓練をしないオスプレイは、危険だから実施できないわけである。性能技術以前の米軍のオスプレイ運用状況を観察すれば、事故があっても痛みが少ない所で訓練しようと云う意図は明確なわけで、危険な飛行物体であることは、運用状況から察しがつく。まぁ、強引にでも本土各地の空をオスプレイが縦横に飛び出せば、本土の国民の意識も変わってくるだろう。不幸中の幸いではないが、人里離れた山中とか海にでも墜落する事故でも起きない限り、オスプレイ問題は、対岸の火事と思う国民が多いのも事実である。
勿論、そもそも論でいうなら、他国の軍隊が、平時においてもドデカイ顔で居座るのか?そこからの問題である。右傾化した論者の多くも、中国脅威論で米軍のプレゼンスを認める発言が多いが、違うだろう。海上自衛隊の戦力で、充分中国海軍に勝てるのであれば、常時米軍が駐留する意味への疑問を提示するべきだ。“我々は強い”それを主張するのであれば、他国の軍隊の駐留の必要もないと主張すべきだ。
*核の傘が必要だと言い出すのだろうが、核の傘だけなら、横須賀の第七艦隊だけで事足りる。まぁ、グローバル化した経済事情においては、核戦争など想定する意味合い自体、馬鹿げたものになっている。にも拘らず、核武装の道を留保する為に、“原発は必要だ”も、アホ臭いオタ論である。やはり、モノ言える政治外交が機能しない事には、独立国家の夢は、夢で終わると云うことなのだろう。しかし、ここまで国家のシステムが、網の目状に米国支配が行き渡っていると、チョットやソットの抵抗では、その網の目をほどく糸口すら見つけられないような無力を憶える。今夜はネガティブな話に終始したが、明日は何か明るい材料でも探そうと思う。あれば良いのだが・・・。
追記のような感じになるが、不幸な出来事は忘れたころに必ずやってくる。ヘリコプター墜落事故の教訓も生かされず、沖縄だけにしわ寄せがいく、日米安保と云う代物がいかなるものか、少なくとも日本人なら、関心を持つべき問題だと筆者は強く思う。沖縄、延いては琉球王朝の歴史まで、サラっとでも良いから、日本人に知っておいて貰いたい。
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