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小沢代表ら 脱原発の独視察へ(NHK)
http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/316.html
投稿者 JAXVN 日時 2012 年 10 月 16 日 20:11:57: fSuEJ1ZfVg3Og
 

「小沢代表ら 脱原発の独視察へ
10月16日 11時14分 K10057749011_1210161117_1210161121.mp4
国民の生活が第一の小沢代表らは、10年後の2022年までに国内のすべての原発を廃止するとしているドイツの実情を視察し、党の政策に反映させるため、16日、ベルリンに向けて出発しました。

国民の生活が第一は、ことし8月、10年後の2022年をめどに、すべての原発を廃止するとともに、省エネ技術の開発や再生可能エネルギーの普及を促進することを柱とした、緊急に取り組む党の主要政策を発表しました。
こうしたなか、小沢代表らは、同じく10年後までに国内のすべての原発を廃止するとしているドイツの実情を視察するため、16日午前、成田空港を出発し、ベルリンに向かいました。
小沢氏らは訪問中、アルトマイヤー環境相らと会談するほか、太陽光や風力などだけですべてのエネルギーを賄っている村などを視察することにしています。
小沢氏らは視察を通して、ドイツがどのようにして10年後までに原発を廃止する計画なのか情報を収集し、党の政策に反映させたいとしています。」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121016/k10015774901000.html

25日の結党記念パーティでは、ぜひこの訪独の成果についても聞きたいものです。
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2012年10月16日 20:22:07 : n9YxCr1oPs
NHKは報じたのに
日刊ゲンダイはなぜかスルーだ
ゲンダイは東電にこの点は
媚びたか?

02. 2012年10月16日 20:25:23 : p5E7SBmUBM
今時行かなきゃわからないという無脳ヒキガエル汚沢パフォーマン。
タブレット、スマホどころか、携帯・PCさえ「わしゃ知らん!」
とにかくドブ板。ドブ板が神。

ところが、結局はドブ板踏み抜いて側溝に転落し、深さ10cmのヘドロ水でもがきの果て溺死する汚沢以下。


03. 2012年10月16日 20:32:01 : Wf9Ez3Zucs
『実際に現場に行く』『実際に現場を見る』という事の重要性がわかりませんか?

『やったことはないが知っている』『実際に見てはいないが同僚から聞いた』などという事をしれっという輩が最も使えない奴であるというのが私の仕事上での経験です。
02さん
あなた…もしかして…。


04. 2012年10月16日 20:38:21 : 6lEL0QePhA

小沢氏を囲むような、物々しい体制で、出かけました。

TBSネットニュース動画で、簡単に視聴できます。


小沢氏、「脱原発」視察で独へ出発
TBS系(JNN) 10月16日(火)12時31分配信

 「国民の生活が第一」の小沢代表が脱原発と再生可能エネルギー政策に力を入れるドイツを視察するため、日本を出発しました。

 小沢代表は党の重点政策で「脱原発」を掲げ、10年後をめどに、すべての原発を廃止することを目指すとしています。

 5日間の訪問では、アルトマイヤー環境大臣と会談する他、風力発電を実践しているドイツ国内の村などを視察することにしています。(16日10:28)最終更新:10月16日(火)15時11分


05. 2012年10月16日 20:41:14 : p5E7SBmUBM
>>03 あなた…もしかして…。

あー、今うんこしてきたところです。ひさしぶりにすっきりしました。

いや、原発の行く末話など、我々素人にでも見る聞くないようなレベルである程度はわかりきった話でしょうが。まー、スマホもわからん人にはドブ板しかないんでしょうな〜〜。

結構ですよw。ドイツに行かなきゃわからん馬鹿は、最後には結局ドブ板踏み抜くんですよw


06. 2012年10月16日 21:01:55 : xocjcBuWl2
02さん、05さん
批判するのはいいのですが、もう少しまともな意見を書けませんか?
yahooとか2chにあるような書き込みはまったく建設的ではないので、お控え頂けますか。
憂さ晴らしはここでやらず、実生活でなさって下さい。
私は、実際自分の目で確かめていないようなものを提案されても信じるわけには行きませんし、また、行けばすぐに理解できるというものではありませんが最低限の行動だと思いますので、至極まっとうな行動だと思っています。

一般社会で働いたことがないのでは?働いていているとしても、そのような思考回路だから鬱憤がたまるのではないでしょうか。
最後に一言。w等使って、気持ち悪。


07. 2012年10月16日 21:03:57 : i90svKWA8Y
↑ いや、原発の行く末話など、我々素人にでも見る聞くないようなレベルである程度はわかりきった話でしょうが。

日本語大丈夫??意味不明解説頼む・・・


08. 2012年10月16日 21:14:10 : xocjcBuWl2
↑ 
句読点、主語述語がめちゃめちゃなので、添削しました。
いや、原発の行く末の話などは、我々素人にでも見る必要や聞く必要がないようなレベルなので、ある程度わかりきった話でしょうが。

日本語はまあまあ大丈夫ですよ。
意味不明解説頼む・・・

教えてあげましたよ。70点位ですかね。


09. 2012年10月16日 21:22:36 : i90svKWA8Y
いや、原発の行く末話など、我々素人にでも見る聞くないようなレベルである程度はわかりきった話でしょうが。

いや、原発の行く末の話などは、我々素人にでも見る必要や聞く必要がないようなレベルなので、ある程度わかりきった話でしょうが。

 上の二つの文章が 「句読点、主語述語がめちゃめちゃなので、」??意味不明解説頼む・・・


10. 2012年10月16日 21:24:10 : xocjcBuWl2
うわ、真面目に相手してしまった。
ごめんね。釣りなのに。餌代は勘弁して下さいね。

いろんなページで下品な投稿してる有名人じゃないですか。
あなた、精神力すごいですね。本当に社長とかやってんじゃないの?
本だしたら如何ですか?鈍感力って。

変な人に会ったら逃げなさいと、小さな頃に祖父に言われてたので、逃げます。
じゃ、さようなら。


11. 2012年10月16日 21:33:11 : i90svKWA8Y
書き間違えましたって一言訂正すればよかったのにwww

 永遠にさようなら・・・


12. 2012年10月16日 21:33:45 : ur0oKGaEK2

かの国でも電力関係者と政府関係者との間で多くの議論があったと聞く。

現地で直接、見聞きしない事には本当の実態は分からないだろう。


13. 2012年10月16日 22:31:54 : iGxLtcvUr2
小沢氏の叡智と今後の生活一番党にカンパーイ!
  2,5 顔が見えないといえ、恥ずかしくないの? 超下品!

14. 2012年10月16日 22:38:25 : KNO8pmdzDs
《百聞は一見に如かず》ですよね。

15. 健奘 2012年10月16日 22:42:35 : xbDm84QDmOFmc : e4mRofwlsU
直接会って、人間関係を深めることも、大切。いや、知見を得ること以上に、大切じゃないか。

(中国との間でも、本当に話ができる関係が作れていないのが、大問題だ。野田さんの周辺。)


16. 2012年10月16日 23:50:20 : huWkwoVXdo

行かなくても判る、なんて言っている奴を誰が信頼するかい。

17. JohnMung 2012年10月17日 00:19:37 : SfgJT2I6DyMEc : pgaov188FE
02. 2012年10月16日 20:25:23 : p5E7SBmUBM
05. 2012年10月16日 20:41:14 : p5E7SBmUBM
     ↑
 ID= p5E7SBmUBM は15日夜半過ぎから出没した捨てIDで、このスレでの書き込みだけからでも、此奴が基地外であることは難くない。

 すでにご存じの方もいるであろうが、此奴の行状を周知するために、橋下維新に関するスレで、私の批判に対して、此奴が書き込んだ内容を再掲する。まったく関係ないことを書き込み、内容は、発狂状態で、此奴の下劣下品さ、卑劣さが一目瞭然である。

04. 2012年10月15日 02:27:02 : p5E7SBmUBM
 >JohnぐりMunぐり 糞長ダラ長やむにやまれぬ息まきボケ老あたりかまわず本気オナニーち○こしごいて臭息撒くのさ
 >刃物素振りでついにはババ切り殺してついにはてめぇも切り死にクソボケ男と同じ老いざま
      ↑
 民族差別は絶対したくないが、この方は書き込み内容からみて、橋下維新の会よいしょの朝鮮または韓国系(在日含む)ではないかと勘ぐりたくなる。
 これと極めて似た表現をするのは、岩手県民の面汚しでごろつき自称ジャーナリスト松田賢弥こと貪弥ID=gPpLkbk3to 。

 また、15日夜半過ぎの書き込みは、下記のスレのアンカーNo01の通りである。同じスレのアンカーNo02>さん、03>さんのご指摘の通り、頭も心も逝かれた状態である。小沢氏と「国民の生活が第一」党と同党が提唱する「オリーブの木」構想の下での「国民連合」に支持支援の輪が広がることにこの上ない恐怖を感じて、今や半狂乱状態であると断定する。

「小沢一郎代表が年内にも「オリーブの木」を目に見える形にしたいと発言:はたともこ議員」(晴耕雨読)
 http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/248.html
 投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 10 月 15 日 00:01:45: igsppGRN/E9PQ


18. 2012年10月17日 00:21:16 : pKfYPUhx06
>2

百聞は一見に如かず

ご存じ?


19. 2012年10月17日 00:33:16 : J85WcGfwxY
これを報道しないとさすがにまずいというNHKの判断だろう。

先日もNHKの報道姿勢を罵ってやったところだ。いずれにしてもゴミだが。


20. 2012年10月17日 01:17:51 : sYiPNvl0bI
p5E7SBmUBM

馬鹿丸出しの典型だなw


21. 2012年10月17日 06:03:51 : BDDFeQHT6I
政権奪還後のEU危機への対応を話し合うために行くに決まっているだろう、脱原発の意見交換もやるだろうがメインは経済問題への対応協議だろう。

22. 2012年10月17日 08:15:22 : Ovuo2Joots
ドイツで出来ることが日本で出来ないわけがないし、
ドイツで良いことが、日本に悪いわけがないとの会見での発言。
小澤さん、森さん、皆さん 期待しています。



23. 2012年10月17日 10:44:48 : sccEcWFCTo
録画してあった、NHKーBSで放送した「チャイナシンドローム」を昨晩見た。
今見直すと、盗電、福島県、原発関連企業の利権確保への動きを鏡で見ている様な気がした。
テレビスタッフが交通事故を装った犯罪で大事な証拠を盗まれる。
必死に原発の手抜き検査による危険性を訴えようとした操業責任者が、公権力に射殺される。
日本との大きな差は、テレビ局の幹部の妨害にもかかわらずスタッフが真相を放送するために必死の努力をする点です。
でも、今のアメリカでは失われた減少かもね。

24. 2012年10月17日 12:37:47 : AY2TXqAARY
日本において脱原発が進まない(進められない)のは、
金子慶大教授や河野太郎などがブログに書いている(だから、誰でも読める)
電力会社が持っている「資産」が「負債」に代わってしまう電力会社の「不良債権問題」
が、電力会社に融資している金融機関、株式市場という負の連載によって日本経済に波及してしまう事。

そして、霞が関、地方自治体の「原発を稼働させる事によって仕事を得ている公務員」の仕事がなくなってしまう事。
(そこに、実際に現場仕事を受注するゼネコン、御用学者、メディアなどの「目に見える原発利権」がぶら下がっている)
原発は、典型的な「ムダな公共事業」であり、そこに「とんでもない危険性」を抱えている、という構造。

という構造が議論の俎上に上がっていないから。

この「原発=不良債権」「原発の稼働=霞が関のムダな公共事業」という構図で議論しない限り、
被災者支援も、本格的な復旧作業も何も進まない。
ドイツで学んだ「脱原発社会」の設計図も、具体化できないだろう。


25. 2012年10月17日 13:02:42 : crZxMwRq1w
3.11以降、この様な活動が政治の世界で無かったこと自体が異常だし頭が悪過ぎ。
福島であれだけの被害を出して、未だに放射能汚染が広がり続けているにも関らずに依然として原発依存を見直そうとしない(政府は口先では言うものの)。
責任を取った者も一人もいない。
原子力村は健在。
産業界も再稼動を支援。

日本人は学習出来ない馬鹿か?と海外から見られても不思議な無い。


26. 2012年10月17日 13:11:40 : yDXkDwupRA
05( p5E7SBmUBM)よ!
「最後には結局ドブ板踏み抜くんですよw」
そりゃあんただろ(笑)


27. 2012年10月17日 15:21:38 : 53XuSexAKU
02>  05>
ここに来るな  二度とだぞ!

28. 2012年10月17日 16:34:19 : Lg37NXlT6A
日本のこれからの重大な岐路に向き合おうというのに、何も調査しないで決定する程のバカはいない。いやいた、野田政権だ。

このままではギリシャのようになるとかなんとか言っておきながら、大事なことは他に学ぼうとしない。

小沢さん、政治の見本を見せてやってください。


29. 2012年10月17日 16:48:00 : b3WKJrt4f6
ドイツの原発ゼロにするというのは、日本とはまったく実状が違うことを踏まえておかなければならない。

ドイツはフランスやベルギー原発の買電があるから成り立つ。ロシアの天然ガスもあるし。

それよりも代替えエネルギー政策のほうが為になる。


30. 2012年10月17日 16:49:13 : 2Vwna7ir3e
◆ウランからトリウムへ―世界の核燃料戦略を読む 2009年8月5日 
日経BP
http://eco.nikkeibp.co.jp/article/column/20090805/101975/?P=1

トリウムはウランの従兄弟のようなもので、天然に産する放射性元素である。
そのトリウムを原子力燃料としてウランの代わりに利用しようとする動きが世界で静かに広がり始めた。

背景には地球温暖化対策として世界的に原子力発電増設の気運が高まっていることがある。
その場合の大きな懸念は、核兵器の拡散と放射性廃棄物である。
トリウムは核兵器の拡散防止に役立つうえに、プルトニウムを含む有害な放射性廃棄物がほとんど発生しない。

そんな良いことずくめの技術なのに、なぜ今まで実用化されなかったのだろうか。
一言でいえば、理由は第2次大戦後の冷戦構造と核兵器開発競争にある。
原子力の民生利用としての原発も、軍事利用と無関係に展開されてきたわけではなかったのである。

核兵器には原料としてウランを使うタイプと、天然にはほとんど存在しないプルトニウムを使うタイプがあるが、プルトニウム型の方が圧倒的につくりやすい。
プルトニウムはウランが核分裂反応を起こして燃えるときに生成されるが、トリウムを燃やしてもプルトニウムはほとんど発生しない。
したがって、トリウムを原発の燃料とすると、核兵器を効率的につくれなくなるそのため、政治的に日の目を見ることはなかったわけだ。

米国では1950年代から70年代にかけて、トリウム溶融塩炉と呼ばれる原子炉の技術開発を進めていた時期がある。
1965年から69年までの4年間、無事故で運転した実績を持ち、基本技術は確立している。
トリウムの燃料利用を想定していたこの原子炉は、核の平和利用の本命であった。

トリウム溶融塩炉の利点は、小型化に適し、経済性が高いということだ。
そして、軽水炉の使用済み燃料や解体核兵器に含まれるプルトニウムを、トリウムとともに燃やして処理ができるという点も都合がいい。

トリウムそのものは核分裂しないので「火種」としてプルトニウムが使
えるからだ。

米国にはトリウム・パワー(Thorium Power Ltd)という核燃料企業もあり、日本など世界で広く使用されている軽水炉でのトリウム利用を推進している。
各国では、溶融塩炉だけでなく、さまざまなタイプの原子炉でトリウムを使えるようにする研究開発が行われている。

米国、チェコ共和国のほかに、トリウム溶融塩炉の技術開発に向けて動き出した国としてはカナダ、ノルウェー、オーストラリアなどである。
インドは60年にわたって独自に開発を進めてきた。そして、忘れてはいけないのが中国の台頭だ。

残念ながら日本では封印された状態である。
これまで、ごく少数の技術者が溶融塩炉の実用化の必要性を声高に訴えていたが、全く無視されている。
何しろ、東芝、三菱重工、日立製作所といった大企業が軽水炉型の発電所ビジネスでフランスのアレバ社とともに世界にその存在感を示しているわけだから、大型タンカーのように簡単には国策の舵はきれないだろう。
しかし、世界の空気を読めないでいると、日本は世界から取り残される恐れも否定できない。

注目すべきは、中国、インドである。
両国ともウラン資源が乏しいので埋蔵量世界一を誇るオーストラリア頼みである。
中国は、2006年4月、温家宝首相がオーストラリアを訪問してハワード首相と会談を行った際、2010年からウランの中国向け輸出開始で合意した。

オーストラリアはウランの輸出先に核拡散防止条約(NPT)加盟を義務づけている。
中国はNPT加盟国ではあるが、軍事利用の心配があるとして、オーストラリアはそれまで中国への輸出には消極的であった。
今回の輸出解禁に際し、中国はオーストラリアに対してウランを平和目的以外に利用しないという保証協定を結び、輸入したウランに関連して国際原子力機関(IAEA)の査察を受け入れて、オーストラリアに対して公開する義務を負った。

原子力発電に積極的なインドもオーストラリアにウラン輸出を要請し続けていたが、NPT非加盟国であることからこれまで見送られてきた。
しかし、2007年8月になって、インドへの輸出も容認することを決めた。
中国と同じ条件で協定を結ぶことになった。これは、核拡散防止条約未加盟国にもかかわらず、インドが米国と原子力に関する二国間協定で合意したことを受けた例外措置だそうだ。

米国やオーストラリアなどが原子力を軸にインドと中国に急速に接近している。
ウラン資源は乏しいインドと中国だが、逆にある資源については両国とも豊富という共通点がある。モナズ石などのレアアース(希土類)を多く含む鉱物資源である。

レアアースはエレクトロニクス、IT機器、電気自動車など先端技術産業には欠かせないもので、いま、わが国の産業界でもレアメタルとともに関心が非常に高まっている重要な資源である。

そのモナズ石の中にトリウムが含まれているのだ。
とくにインドのモナズ石はトリウム含有量が約8%と非常に高い。
一方、中国はレアアース(希土類)では世界の97%の生産量と31%の埋蔵量を誇る。

現在、モナズ石などの鉱物からレアアースを抽出する際には、放射性物質であるトリウムは厄介な不純物として除去しなければならない。
ただ、中国のモナズ石などの中に入っているトリウムの含有量は0.3%以下とインドに比べてはるかに少なく、レアアースを取り出すには邪魔ものが少なくて好都合と言える。

とはいえ、なにしろレアアースの生産量世界一の国である。廃棄物としてトリウム資源が少なからず蓄積されている。これを、中国政府は将来の重要なエネルギー資源と見なしているはずだ。
最近、清華大学が中心になってトリウム利用推進を訴え、IAEAと共催でトリウムに関する国際会議も開いている。

中国では最近、国営企業2社がオーストラリアの有力なレアアース、レアメタルの探鉱・開発会社の支配権を握った。オーストラリアのモナズ石は、6%のトリウムを含んでいる。

アメリカでは軽水炉でのトリウム利用の研究が進んでいる。

(コメント)
原子炉の事については何度も「株式日記」で書いてきましたが、トリウム溶融塩炉の事についても次世代原子炉として注目されています。
昨日のクローズアップ現代でもレアアースを取り出す際に出るトリウムの事が話題になっていましたが、トリウム原子炉こそ有害なプルトニウムの発生が少ない原子炉として注目されています。

◆TWRと呼ぶ原子炉は、低品位の劣化ウランを燃料とし、一度稼働すると途中の補給なしで最長100年間の長寿命運転が可能とされる。
2010年3月23日 株式日記
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/92a7fae899265f93e251b01c040a950
7?fm=rss

「今までならゴミとして処分に困っていた劣化ウランが宝の山に変わるわけですが、石炭のように簡単に燃えるものではない。
ウラン以外にもトリウム溶融塩炉も有望な原子炉なのですが、国家というのは兵器の開発には天文学的な費用をかけるのに、平和利用の原子炉開発には関心が
無かった。
日本こそ原子炉の平和利用に力を入れても良いはずなのにマスコミが「もんじゅ」などを叩いたように否定的だった。

アメリカにしても宇宙開発を名目で核ミサイルを開発しましたが、原子力発電も核爆弾開発の隠れ蓑だった。
しかし核爆弾に繋がらない原子力発電の開発は店晒しにされてきた。
核兵器を持たない日本がなぜCANDLE炉やトリウム溶融塩炉のような原子力開発に金をかけてこなかったのだろう。
政治家達も橋や道路を作ることは熱心でもエネルギー問題には票にならないから予算を回さない。
これからは軽水炉型の原子力発電所を作るより、安全で経済的で廃棄物問題のすくない原子力発電は技術的には可能になるだろう」

豊田通商がインドでレアアースの精製工場を作るようですが、レアアースは中国だけではなく世界各地に埋蔵している。
特にオーストラリアやインドなどに埋蔵量が多く、モナズ石の中に含まれている。
しかしトリウムが含まれている為に取り除く為にはコストがかかる。
中国産の鉱床にはトリウムが少ないからコストが安く出来る。

もしトリウム原子炉が実用化されれば、廃棄物だったトリウムが宝の山になるわけですが、どういうわけか日本ではトリウム原子炉の開発が行なわれていない。
日本は非核三原則でも分かるように原子力平和利用の先進国なのですが、トリウム原子炉を開発に取り組んでいないと言うのはどういうことだろうか?

ウラン型原子炉ではプルトニウムが発生しますが、プルトニウムの利用方法で「もんじゅ」などを開発していますが、2兆円かけても故障などで開発が中断されている。
それよりもトリウム原子炉を開発してプルトニウムの発生を抑制すべきだ。
核の平和利用が本筋ならばトリウム原子炉を開発すべきなのだ。

アメリカでは実験炉で4年間の運転実績がありますが、なかなか実用化されないのは核兵器に使えるプルトニウムが取れなくなるからだろう。
しかしレアアースの精製で発生する廃棄物にトリウムがあるのだから廃棄物利用の意味でもトリウム原子炉を実用化すべきだろう。
インドなどでもトリウム原子炉の開発が進んでいる。

核拡散を防ぐ意味でも核兵器に使えるプルトニウムの発生の少ないトリウム原子炉を実用化して、発展途上国などに提供すべきだ。
ウラン型原子炉ではプルトニウムの拡散で核兵器が作られてしまう。
埋蔵量においてもウラン鉱石よりもトリウムは世界各地にあり埋蔵量も三倍もある。

日本でトリウム原子炉の開発が進まないのは、三菱、東芝、日立の御三家がウラン型原子炉で技術を確立している為ですが、国策としてトリウム型原子炉を開発すべきだ。
政治家達も橋や道路造りには熱心でも、技術開発にカネを使おうとはしない。
技術開発が疎かだから新技術が生まれず経済も停滞する。

電気自動車や風力発電には高性能磁石に大量のレアアースが必要であり、レアアースの精製には大量のトリウムが廃棄物として発生する。
それを利用できるようにする事こそが真の核の平和利用につながる。
中国のレアアース禁輸は想定で来た事であり、レアアースは世界中に存在する。
しかしトリウムの存在が邪魔になってきましたが、ウランに代わる核燃料として使える。

エネルギー資源やレアアースなどの鉱物資源は国家戦略として取り組むべきものですが、中国がレアアースを禁輸してはじめて経済界はあたふたとしている。
エネルギー政策でも国家戦略としての原子力政策は民間任せでは限界があるだろう。
国会議員でもトリウム原子炉の事を知っている人はどれだけいるのだろうか?

(コメント)
原子炉は使えるようにするのが最も良い。

[削除理由]:アラシかも
31. 2012年10月17日 16:55:52 : 2Vwna7ir3e
福島の原子力発電所の状況を悪化させた要因には、津波によって完全に電力が断たれたため冷却装置が作動不能となったことがある。
本家/.ではこのような事態を回避できるような原子力発電技術として、進行波炉(TWR:Travelling Wave Reactor)が取り上げられている。

進行波炉とは、劣化ウランを燃料とする増殖炉の一種である。
燃料である非核分裂性のウラン238に中性子を衝突させプルトニウム239を生み出し、そのプルトニウム239が崩壊し最終的に核分裂によってエネルギーと中性子を生み出すというものである。
生み出された中性子がまたウラン238に衝突する連鎖で持続的にエネルギーを得ることができるという。
核分裂性物質は燃料棒への点火時にだけ、しかも少量のみ必要であり、燃焼が始まれば核分裂性物質の燃料を追加したり、使用済み燃料を処理する必要も無いという。

米TerraPower社はこの技術の商用化実現を目指しているとのこと。
同社の説明によると、8トンの燃料容器を使用したTWRを用いれば米国の250万世帯に1年間供給できる程の電力を作り出せるという。
米国では70万トンの劣化ウランが貯蔵されており、これを活用できるという。

(コメント)
原子炉は使えるようにするのが最も良い。


[削除理由]:アラシかも
32. 2012年10月17日 16:59:01 : 53XuSexAKU
02>  05>
2chか 4chか そこらに行け!
二度と 来るな

33. 2012年10月17日 17:01:22 : 2Vwna7ir3e
中国人の友人たちが「日本の原発産業はこれからどうなると思うか」と聞いてくるので、私は個人的な考えとして「事実上、日本の原発技術はこれで第一線から退くことになるのではないか」と答えておいた。

福島原発の事故がどういう結末を迎えるにしろ、日本人はしばらく、原発はこりごりと思うだろう。
反原発の市民の声が強くなり、新規の原発建設は難しくなるだろう。
日本はまがりなりにも民主主義の国なので国民の多くが「原発は嫌だ」と言えば、その声を無視することはできない。
そうなると技術力も衰退してくるのではないか。

そして半分リップサービスも含めて「その代わり中国が原発大国、原発技術輸出国になるかもよ」と言っておいた。
あれほど「放射能が怖い」といって慌てて帰国する中国人が多かったのに、そう言われると意外なことに「そうかな」と、ちょっと自慢げな声色だった。

中国人は、中国の原発を恐ろしいとは思わないのだろうか。

中国の原発は13基、全消費電力の2%あまり

中国では今回の大震災関連報道では、福島原発の事故報道にかなりの紙幅を割いており、特に日本の原発政策、安全対策、事故の初期対応に問題があったという見方が少なくない。
しかし全体的に「それでも中国の原発開発計画に変更はない」「中国は福島の原発事故の教訓を汲んで、より安全な原発を開発してゆく」といったニュアンスでまとめられている。

日本は狭い国土でしかも地震・津波災害の頻度が非常に高い国で55基もの原発が動いている(今回の震災までは)。
消費電力の78%を原発に依存するフランスでも58基。
日本の25倍の面積がある米国は104基だから、国土面積で比較すれば日本はかなり原発が多い。
しかも今回事故を起こした福島第一原発の技術は40年前のものだった。
だから中国としては、日本の今回の事故と中国は状況が全く違う、というのが基本的な立場のようだ。

1991年に完成した中国最初の原発・秦山原発の総設計師で「中国の原発の父」と呼ばれる中国科学院の欧陽予院士は3月22日に行った講演「世界原発発展情勢と安全要求の引き上げ」で「福島の原発事故は、第2世代原発の弱点をさらした。
第3世代原発は今回の炉心融解の予防、危険の緩和について設計上の補強、補完がなされている」と説明し、第3世代原発であったらこのような事故には至らなかったとの見解を示した。

中国で目下運営されている原発は第2世代だが、あの広い国土に13基であり、消費電力の2%あまりという規模の小ささだ。
さらに数年前から改良を加えており、建設当時よりは安全性が増しているという。
また今後建設される原発は第3世代、第4世代。
第3世代原発である米国のAP1000型(改良型加圧水型)やABWR型(改良型沸騰水型)、欧州のEPR型(欧州加圧水型)などは、第2世代に比較してその重大事故発生率は100分の1以下で、中国で今後展開される原発はこれら安全な型の原発をモデルにした自主開発技術である、というのである。

脅威なのは、放射能より大気汚染!?

中国がこのように原発の安全性を強く訴え、原発開発にこだわるのは切実な背景がある。
中国はCO2排出量が世界1位であり、地球温暖化の責任者のように国際社会から非難されているからだ。
加えて、国内でも火力発電による環境汚染の問題は深刻になってきている。

例えば広東省の土地の70%以上に酸性雨が降っており、農産物被害などは毎年40億元に上るという。
「青年参考」紙(3月25日付)は「このまま石炭火力に頼っていれば、原発事故による死者よりもずっと多くの人間を死に至らしめ、その数は数百万人単位だ」とし、中国にとって脅威なのは、放射能より大気汚染だと訴えている。

放射能が怖いと言って帰国した広東省メディアの記者も「考えてみれば、広東の大気汚染による呼吸器疾患の方が問題かもしれない」と苦笑いしていた。
中国は火力発電燃料である石炭資源の輸入国でもあり、今後の資源確保の問題にも今後直面する。

(コメント)
原子炉は使えるようにするのが最も良い。


[削除理由]:アラシかも
34. 2012年10月17日 17:06:31 : 2Vwna7ir3e
既存のエネルギー産業界を牛耳っている元締めは、それは、石油であり、原子力であるが、フリーエネルギーや放射線の出ない安全な原子力発電の実現化に対しては、徹底的に抹殺を図っているようである。

「石油」を支配するメジャーであれば、石油の代替えになる技術開発を隠ぺいしようとするのは「なるほど!」と思えるのだが、なぜに「原子力」も????

安全・無害で半永久的(?)に発電可能な原子力発電が開発されれば、原子力メジャーにとってもイイのではないか?・・と思えるのだが。。

なぜだろう?????

それは、私が想うに、原子力発電所を、単なる発電のためだけの施設としてではなく、人類9割削減のための、文字通りの爆弾、仕掛けにしようとしているからではないのだろうか????

原発によって、地球自体が放射能汚染されてしまえば、攻撃をしかけた自分たち自身が住めなくなるではないか!!・・と思うかもしれない。

でもですネ、彼らは既に、放射能(放射線)を除去するノウハウを、実は持っている、隠して持っているのではないか???
と思われるフシがあるのです。。

例の、理論物理学者の井口和基博士のblogに
以下のような、核分裂型電池の原理図が紹介されています。


転載開始(一部抜粋) ***********************

(共鳴原子力電池)

これは、次のような装置である。

(あ)まず真ん中に原子核崩壊する核物質を置く。
(い)その周りを1次コイルで囲む。
(う)すると、原子核から出る有害なα線やβ線が、その1次コイルに吸収され、その中にトラップされる(ここまでは、私が原子炉を電線で囲め、と書いた発想と同じである。)。
(え)すると、そのコイルに電流が誘起される。
(お)このコイルの周りにトランスコイルを並べる(これは、1次コイルと2次コイルを鉄心に巻いた普通のもの)。
(か)すると、このコイルに誘導電流が流れと、電流と電圧が増幅される。
(き)最後にその周りにさらにコイルを巻く。
(く)すると、テスラ・コイルの方式で巨大な電圧が得られる。

これが、ポール・E・ブラウン博士が発明した「共鳴原子力電池(Resonant Nuclear battery)」という恐るべき発電機であるという。

ということは?

ど真ん中に崩壊中の福島原発を置いたとしよう。どうなるか?

そう、発電できるということである。

崩壊した原子力発電所から、放射能を除去するばかりか、そこからエネルギーを採取できるというのである。

いやー、驚きの逆転の発想というやつですナ。ブラウン博士恐るべし。命を狙われるわけだ。

************************** 転載終了

核分裂によって生ずる放射線を磁界で閉じ込めつつ、永続的に発電するシステムの原理が、ここには描かれているらしい。。

もちろん、原理図ですから、実際の実用化には、さらに多くの試行錯誤が必要でございましょう。

でも、もし実用化が可能であるとしたら!!
現在の原発が抱える放射線、放射能汚染の問題が、一気に解決します!!

実現できれば現在の福島原発の放射線漏除去にも現実性を帯びてきます!

原理的には、非常にシンプルです。。

パテントの問題はあるかもしれませんが
日本のどこかの企業で、早急に試験、実用化してください!!

(コメント)
原子炉は使えるようにするのが最も良い。


[削除理由]:アラシかも
35. 2012年10月17日 17:11:37 : 2Vwna7ir3e
経済・環境ジャーナリストの石井孝明氏の原発は経済性に優れていると主張するエントリーに、原発のコストは低くなく、むしろ太陽光発電を推進すべきだと反論するエントリをスクリプト言語Perlの日本語モジュールの整備で著名な小飼弾氏が書いている。
小飼弾氏は70年代、80年代に作成された原発の設置許可申請書の発電原価を元に議論しており、2011年の現在には不適切となっているので、問題点をまとめておきたい。

1. 最新設備で比較すると、原発は最も廉価な発電方法

石井氏の指摘が概ね妥当であるが、原発は最も廉価な発電方法であることを再確認しよう。
電気事業連合会(2004)『モデル試算による各電源の発電コスト比較』によれば、割引率3%、運転年数40年、設備稼働率70%で評価すると、原発が最も発電原価が安い。
なお、モデル・プラントは比較的新しい設備となっているため、最新設備での比較と考えてよい。
また、後述するが化石燃料価格は急騰しているため、火力発電所のコストはもっとあがっている。

プラント種類別発電原価

プラント種類

利用率

発電原価(円/kWh)

一般水力

45%

11.9

石油火力

70%

11.2

LNG火力

70%

6.5

石炭火力

70%

6.2

原子力

70%

5.9

なお、電気事業連合会(2004)のモデルには、廃炉コスト(原子力発電施設解体引当金総見積額)と原子燃料サイクル・コストが含まれている。

2. 原発依存度の高い国は、電力料金が安い

IEAの統計と、エネルギー白書(2010)の電気料金の国際比較をまとめると、以下の表のようになる。
2008年基準の電力価格だが、概ね原子力に依存度が高い国(フランス、韓国)は電力料金が安く、風力発電やバイオマスに依存度が高い国(ドイツ)は電力価格が高い。
特に、為替変動の影響を受けない同じユーロ圏内の、原子力大国フランスと風力発電推進国のドイツの電力価格の差は注目に値する。

発電における原子力依存度と電力価格の国際比較

国名

原子力
依存度

太陽光
依存度

風力
依存度

バイオマス
依存度

家庭用
(USD
/kWh)

産業用
(USD
/kWh)

フランス

76.4%

0.0%

1.0%

0.4%

0.169

0.060

韓国

33.8%

0.1%

0.1%

0.1%

0.089

0.060

日本

23.9%

0.2%

0.2%

1.4%

0.176

0.116

ドイツ

23.3%

0.7%

6.4%

3.1%

0.263

0.109

米国

19.2%

0.0%

1.3%

1.1%

0.114

0.070

英国

13.5%

0.0%

1.8%

2.1%

0.231

0.146

イタリア

0.0%

0.1%

1.5%

1.4%

0.305

0.290

風力・水力発電所などの自然エネルギーは設置条件があるため、各国の事情で利用可能な発電方法は大きく異なるが、原発の存在が電力料金をあげてはいないと言える。

3. 日本の原発の発電コストは、さらに改善する余地がある

発電コストは設備稼働率と、原油やLPGガスなどの燃料原価に依存する。その潜在的な危険性から、軽微な事故でも厳しい検査をされる日本の原発なので、米国に比較すると平均稼働率が低くなっている。戒能(2009)「原子力発電所の稼働率・トラブル発生率に関する日米比較分析」によれば、米国の平均稼働率は90%台であるのに対し、日本の平均稼働率は60%台である。トラブル発生後の再稼動までの期間が長いのが原因だが、日本の原発の発電コストは、さらに改善する余地があるとも言える。

(コメント)
原子炉は使えるようにするのが最も良い。


[削除理由]:アラシかも
36. 2012年10月17日 17:15:39 : K2B7G1bGAs
>そうなると技術力も衰退してくるのではないか。
33さん、原発の技術って、原発作業員しか持ってないよね。
池田信夫のように東大の人間は、遠いところで、机上の空論を述べてるだけですからね。
原発技術とは、原子炉の中に入って作業をすることだ。
それ以外はすべて机上の空論で出来る。ということだ。

原爆特攻大臣の石破茂も絶対に原子炉の中には、怖がって入らないでしょ?


37. 2012年10月17日 17:22:47 : 2Vwna7ir3e
復興計画では世界に迷惑をかけた原発について日本政府として明確な姿勢を示さなければならないだろう、その上でのの復興計画でなければ世界は認めない

神奈川県の知事選では、脱原発、大陽光パネルで神奈川から世界へ発信という公約を掲げた黒岩さんを支持し、目出度く当選していただいた。

私も理想としては太陽光パネルに大補助を与え街を埋め尽くせ、そして原発廃止をうったえろといいたい

しかし現実には、世界には原発がなければやっていけない国 原発をビジネスにしたい国 原発を政権の浮揚力にしたい国、原発を利権としている国、いろいろあり、、正義感や人動的、正論としての、無責任な原発撤廃などは簡単にはできない

地球の人口は早晩100億を超え,爆発的な人口をかかえ深刻な問題を生む

エネルギー、食糧、水、は悲惨な程の逼迫をむかえる事が明白で、化石燃料も高騰や枯渇があり地球温暖化防止の観点からも、今更化石資源への回帰はできない

太陽光パネル、風力、波力、など自然エネルギー変換効率は原発を完全否定するほどの高効率変換にはまだまだ未達である

世界を日本が救うためにも、自然エネルギーだけでなく原発でも日本は世界のリーダーたる責任があり日本の原子力に対する姿勢はフランス、米国、ドイツ政府なども政権を揺るがす問題でもあり息を潜めて見守っている( フランスなどは原発依存度が80%)

日本は京都議定書や世界へのCo2 25%削減を国連演説で約束し世界のリーダー的な役割を負っていて自国だけ原発廃止して、後は知らないと言う訳にもいかない

原発を推進し、安全を標榜し、結果事故を侵してしまった責任ある国家として現状の原子炉をそのまま継続して使いつづける事も許されないだろうし自然エネルギーが全世界の原発を代替できるまでの高効率な技術として完成するまで原発を含めたエネルギー全体の最適解を提案する責任があるだろう

当面福島は廃炉、原発新設は、無し、は当然としても44基の既存原子炉も安全な原子炉への転換をしなければ安全強化施策程度で、継続運転は、国民感情が許すはずはなくこのままゴー出来るとはとても思えない

先日このブログで、原子番号を変えてしまうような反応は神様の領域だから人間がやるべき反応ではなく 神様は許さないだろうと書いた

その気持ちは、今でも変わらないが冒頭書いた理由から単なる原発廃絶では太陽光では理論的にまかなえないレベルであり、正義感からの竹槍精神で対応出来る問題でもない

人類の自殺行為ともなってしまう

まず原発問題を創造的な復興策として考えて見ようと思う

地震の一ヶ月前1月25日中国政府が 今後中国は、”トリウム溶融塩炉という原発を推進すると発表したのを覚えて居るだろうか 

日本の震災前であったため世界からこの発表は無視された

「絶対安全の軽水炉があるのに何を時代遅れな馬鹿な事を?」というのが正直なところであった

トリウムはレアアース生産の副産物として中国には4000トンもある元素ウランの4倍程度も有りレアアースの生産でインドや中国いや、世界中どこにも偏在する


トリウムを燃料とする溶融塩炉という原発は反応でプルトニウムを生成せず、核兵器にもつながらない

燃料はもともと溶融しており ウランのように燃料溶融という事故も起こりえず水素爆発の危険も起こりえない

原子炉停止時は自分で固定化してしまい小型化が可能であり安全クリーンな原子炉が特徴の方式でもある

この技術は1960年代に米国で開発されていたのですが

当時は冷戦時代であり核燃料としてのプルトニウムを生成しないため、米国は軍需用としての価値が無いとして実験結果を封印し凍結してしまった技術でもあるのです

そして何よりトリウムの燃焼は 溶融塩炉だけでなく、現行の原発でも方式転換が出来、『既存のウラン型原子炉にもトリウムを装着すれば変更可能な方式であるという』

その為既存44基への改造の可能性もあり、徐々に燃料をウランからトリウムへ転換して行けばよいらしい

トリウム溶融炉原子炉について「日本発次世代エネルギー 挑戦する技術者たち」という本が

多胡敬彦著(02.12.10)明昌堂にあり

この本は

302頁で6章及び終章で構成され、その中で46頁を割いて【第5章もう一つの原発−−プルトニウムを如何に消滅させるか−−】を設け、トリウム熔融塩炉の歴史や問題点並びに貴重なエピソードが盛り沢山語られている。 

先ずタイトルだけ列挙した

現行軽水炉より大幅に安全である点など大体のストーリーを把握して欲しい。

 1.「平和のための原子力利用」の背後に隠された意図
 2.高速増殖炉の夢
 3.核不拡散の隙間を縫うプルトニウム・スキャンダル
 4.だぶつくプルトニウム
 5.プルトニウムの記号論
 6.日本はいつか核兵器をつくる?
 7.日本がプルトニウムにこだわる本当の理由
 8.高温ガス炉はプルトニウムを消滅出来るか
 9.『「原発」革命』
10.液体ナトリウムの権威
11.熔融炉の扱いやすさ
12.今の軽水炉が「悪い原発」である理由
13.オークリッジ国立研究所の先駆的な研究
14.高速炉か熔融塩炉か−−アメリカの選択
15.燃料としてのトリウム
16.第二次オイルショック下で注目された熔融塩炉
17.トリウム学術委員会
18.財界の大物の出馬
19.ロン・ヤス時代−−プルトニウムへの回帰
20.FUJI構想
21.熔融塩炉のメリット−−出力調整の問題
22.事故が起こらない理由
23.熔融塩炉によるプルトニウム処理構想
23.新たな再処理法
24.高速増殖炉とプロジェクト・リーダー
25.原子力科学者の生理
26.炉としての安全性
27.世界産業としての熔融塩炉
28.理解のない原子力研究所
29.トリウム熔融塩炉の問題点
30.積極的なロシアの動き
31.熔融塩炉の微妙な立場


こんなに良い考えがあるのになぜプルトニウムに固執するのか?

誰がこんなに良い考えをつぶしてきたのか?

大いに疑問であるが?

この炉の実用化検討に反対して来たのは実は電力会社や政府なのです

利権が絡んで居るとしか思えない、強烈な抵抗勢力のようなのです

世界にはこの方式炉は、実用化された炉はまだ一基もなく常にマイナーな技術と批判され、つぶされ、葬り去られて来たのです

おそらくプルトニウムと利権が絡むからとしか考えられないのですが

今回中国はこれを中心にやると発表し、直後に日本の安全神話が崩れ彼等の発表は本当はきわめてタイミング良く本当に一石三長くらいのヒットだったはずなのです

ただ日本ではひた隠しにされているようで、ココガ不思議なのですが

何か裏事情があり 軽水炉推進派からは目の上のコブ的な存在のようなのです
「これはあくまでも推定です)

これだけ安全な世界主流の現行軽水炉方法があるのだから、他には要らないと言い続けてきたものですが今度の福島事故で安全神話が崩れた以上このトリウム溶融炉に反対する理由はなくなったはずなのだが、あまり報道されることがなく不思議なのです
(このブログも消されるかも知れませんが要注意です)

その経緯はトリウム熔融塩炉が取り上げられた数回のチャンスを逸して来た歴史でもわかります

当時のカーター大統領はトリウム熔融塩炉の優位性を認めていた。

現行軽水炉の路線続行をカーターに陳情した井上五郎(当時原子力委員長代理)に対して、何故プルトニウムに固執するのか、プルトニウムに代わるトリウム熔融塩炉が有るではないかと答えたという。

これを耳にした古川らは親交のあった西堀榮三郎に協力を求め、更に井深大、茅誠司、伏見康治等と「トリウム学術委員会」を組織し、活動を開始した。

そして自民党の二階堂進を会長とする「トリウム利用推進懇談会」を発足させた

しかし、利権が大きい、科学技術庁や、電力会社の抵抗は激しく、一切のトリウム学術委員会の申し出を受け付けなかった。

茅たちは財界の土光敏夫(経団連会長)に協力を求め土光は即座にその申し出を承諾したが、この時とんでもない事が起きた。

時の行革長官中曽根が第二臨調会長に土光を指名するよう鈴木善幸首相に具申して引き抜いてしまったのである

中曽根は当時トリウム炉反対派であったため電力会社から囲われて居たモノと思われ

トリウムつぶしとして土光という絶大な協力者を引き抜いたもののようである

土光氏を失ったトリウム学術委員会の夢はこの時に消えてしまったのである

熔融塩実験炉を原子力委員会に幾ら提案しても、まだそれはマイノリティ(少数派)だから、国としては受け入れられないと言う論理

新しい提案というのは何時の時代も全く初めてでありマイノリティに決まっているし

それでは、永久に新しい提案など出来るはずがないのだが原子力委員会・原子力研究所は終始「業界からの声がない」の一点張で、トリウム炉を無視して来たらしい。

2004年11月の原子力長期計画策定会議の際、

GIFにリストアツプされているトリウム熔融塩炉を日本が議長国として挙手するよう陳情したのだがこれも無視されたと筆者は言っている

トリウム溶融炉は別に新しいモノでは無く、軍需ようプルトニウムを作れないから価値がなし、現行軽水炉は絶対安全なのだから安全というだけでは意味が無いそういって、はねつけてきた、責任は重いのではないかと思うのだが

そして世界中がコストが合わないと言って手を引いた高速増殖炉 「もんじゅ」を世界におだてられ日本国民を危険にさらしてまで、世界で一人強引にすすめて来た、日本の電力会社や原子力推進の原子力委員会 安全保安院らは、自分の責任が問われかねないためにトリウム溶融炉を隠すのか?とも思えます

これだけの事故を起こしてもTV等でこのトリウム溶融炉が原発の代替案として議論されない理由は他には何なのか?

その間に中国やインドは今回の福島事故からこのトリウム方式の開発を急加速させるだけ

日本は東電や経済産業省 原子力推進者等を解体しない限り、あらゆる理屈を付け相変わらず反対するのだろうか?

正しい意見を大いに出して、議論を興しこの方式を別組織でも良いから推進させ実験結果を積み重ねてみて、その上で結論を出すべきではないかと思うのです

そして44基の残りの原発を可能ならば、より安全な、トリウム溶融炉に転換できるなら、それを中国と共同開発しても良いのではないか?

危険な現行軽水炉の転換を図って行かなければならないと思うのだがいかがだろうか?

核廃棄物が熔融塩により、何千分の一などに格段に減る事も際立った特徴かと思う『次代を担う、エネルギー・資源』 トリウム原子力発電1 核エネルギーを利用した発電システムを概観する1/2
http://blog.sizen-kankyo.net/blog/2010/01/000671.html

『次代を担う、エネルギー・資源』 トリウム原子力発2 核エネルギーを利用した発電システムを概観する2/2
http://blog.sizen-kankyo.net/blog/2010/02/000673.html

『次代を担う、エネルギー・資源』トリウム原子力発電3  核化学反応におけるウランとトリウムの比較
http://blog.sizen-kankyo.net/blog/2010/02/000684.html

『次代を担う、エネルギー・資源』トリウム原子力発電4 炉の構造におけるウラン原発炉とトリウム溶融塩炉の比較』
http://blog.sizen-kankyo.net/blog/2010/03/000696.html

『次代を担う、エネルギー・資源』 トリウム原子力発電5-1/2 トリウム資源はどこにどれくらいあるのか?』
http://blog.sizen-kankyo.net/blog/2010/03/000698.html

『次代を担う、エネルギー・資源』 トリウム原子力発電5-2/2 トリウム資源は日本にあるのか?』
http://blog.sizen-kankyo.net/blog/2010/03/000701.html#more

(コメント)
原子炉は使えるようにするのが最も良い。 


38. 2012年10月17日 17:22:54 : 6R7HSfJ3NA
原発反対!
原発ゼロ!
足りない電力分は韓国に頭下げて融通してもらうべき!

39. 2012年10月17日 17:30:41 : 2Vwna7ir3e
重要なことは『原子力発電よりも安全な発電方法』とは?『現行の方法ではない原子力発電』であるという事実だ。

条件反射的に原子力発電の全てを否定するのではなく、建造された資産である原発を税金の投入により廃棄・解体する前に、より安全な発電方法と転換できる方法も技術も既に存在している。

しかし、それは日本国民に向けて報じられない。

小沢一郎もその情報を隠す方向で努力している。


40. 2012年10月17日 19:08:41 : Gb8LZ0xifU
なるほどっ!小沢が
やってるのは単なるパフォーマンス
そういうことでしたかっ!

41. 2012年10月17日 19:11:10 : brbtMx0AEI

トリウム溶融塩炉
軽水炉の使用済み燃料や解体核兵器に含まれるプルトニウムを、トリウムとともに燃やして処理
進行波炉とは、劣化ウランを燃料とする増殖炉の一種である。
条件反射的に原子力発電の全てを否定するのではなく、建造された資産である原発を税金の投入により廃棄・解体する前に、より安全な発電方法と転換できる方法も技術も既に存在している。
小沢一郎もその情報を隠す方向で努力している。

あんど えとせとら みたいですが なぜ こんなところに小沢氏の名前が急に出てくるのでしょうか?
もっと冷静にならないとこのような書き込みは悪意を持って書かれているという意図が丸見えですよ。

技術的には実に興味深いですが原子力村利権をどう守るかで必死ですね。
使用済み核燃料が資産扱いから廃棄物になれば世界一高い電気料金の根拠/馬鹿臭い総括原価方式が崩れますからね。
他人はどうでも良い自分だけが大事な貴方方の砂上の楼閣リッチな生活も崩れるのですか?
使用済み核燃料は有用物質だと大声で拡散したいようで失礼ですが人間性すら完全に放棄ですか。
かつまた人類に対しての責務も完全に放棄ですか?

現在もメルトダウンの象徴たる像の足は行方不明で臨界状態が続行しており放射性ガス大量に放出中で放射性汚染水も大量に排出中だと思いますが。

とりあえず緊急にどのようにして押さえ込みましょうか?
あるいは世界中から英知を集めてどのように対処しましょうか?
現在生活中の日本国民をどのようにして避難して頂きましょうか?
この方が日本国民が望む政策としては先ではありませんか。

ご存知の通りチェルノでは新たな石の棺桶施工中で後何百年こんな作業が必要なのだろうという状態なんですが。

それでもなお (コメント)原子炉は使えるようにするのが最も良い。

がご希望なんですか。

貴方の頭の中だけでは人類はいつのまにか大進化して放射線に強くなっているようですね。

こんな危ないものに依存せず 例えば

(A)地熱発電のフラッシュ型や新型バイナリー型の大型発電などは技術的に確率していて世界各国で実績も豊富です。
例えば三菱電機さんが熱心です。
(B)「微生物を利用したオイル生産創出」
オイル成分を細胞内に蓄える単細胞藻類「シュードコリシスチス(Pseudochoricystis)」は、05年に海洋バイオテクノロジー研究所(現北里大海洋バイオテクノロジー釜石研究所)が国内の温泉地から発見した新種の緑藻である。
 5マイクロメートルほどの大きさで、光合成を行い増殖するが、窒素分が不足すると細胞内に軽油と同じ成分の植物オイルを蓄積する。
 オイル生産と同時に、二酸化炭素固定化技術としても、大きな期待が寄せられているのだ。 、、、
日本では休耕田が使えて有用らしいですしオーストラリアでは実証実験が開始されるみたいですが。
(C)サウジやオーストラリアでは太陽電池方式以外にも太陽光集中の大容量ガス発電も順調に働いています。
日本国内の中小企業が効率の良いミラーを提供されていますよ。

などがありますがこれでは駄目なのですか?


42. 2012年10月17日 19:21:32 : FXrG7nMQxw
今回は沢山のゴミがコメント否邪魔乱雑文を載せている。うせろ。

東電の嘘八百の答弁を信じて馬鹿アホ菅の騙しで福島宮城茨城は放射能に汚染された、既に 被爆者が多数。小澤一郎の政治で日本を再生して欲しい。それが日本再生への道である。アーメン。


43. 2012年10月17日 19:59:06 : Wmt7qOxD1o
欧州でも放射能漏れの話を耳にする。
どこかの森で数値が高いとか、
福島の原発事故後、日本で生産された野菜と
欧州のある国で生産された野菜とで比較した
放射能汚染の数値は
欧州の方が高かったらしい。

44. 2012年10月17日 20:50:54 : f18VPBUbFM
TBSだったか、早速ドイツでは原発廃止によって、電気代が年間1万円ほど値上がりするなどのネガティブな報道を流している。ドイツの電気代が現在いくらなのかの話はなし。小澤さんのドイツ訪問がよほど気に入らないのだろう。
蓑虫といい、めぐみの馬鹿といい、堀尾の阿呆とか、TBSにはろくでなしの司会者の番組が多すぎる。

45. 2012年10月17日 21:26:46 : nybhLIatT6
<ドイツ脱原発視察団 生中継>

10月16日、小沢代議士らドイツ原発視察団がドイツに出発し、
10月18日から3日間ドイツからニコニコ動画番組に小沢代議士をはじめ
ドイツ脱原発視察団が出演する。

■ 生中継予定            
 10月18日(木) 午前6時〜7時 
 10月19日(金) 午前6時〜7時
 10月20日(土) 午前6時〜7時
■ 出演先  ニコニコ動画(ネット動画)
■ 番組名  津田ブロマガ特別企画(http://live.nicovideo.jp/watch/lv111780040?ref=tim&zroute=index

※NHKはじめ日本の大手メディアの取り上げ方に要注意です。”裏協定”に従って無視するのだろうか?
本来大注目のニュースのはずだが…。
できる限り目立たない様に、わずかに触れるぐらいでは、と危惧するが…。



46. 2012年10月17日 21:31:38 : FfzzRIbxkp
ドイツからの配信映像見ました。
自転車専用道路には車は駐停車してないや。
街の中にある、赤い色の管は何が通ってるのか気になる。
再開発が盛んなのか、工事現場がたくさんありますね。

電気が今までよりも必要になりそうなドイツなのに、
電気を使うものの視点で、どのように節約してるのかも知りたいな。

地続きの欧州で、国境と原発のトラブルは起きてないのかな。
原発報道を黙殺してきた日本に暮らしているので、
海外の原発で起きている事態を、全く知らないんです。
知らずに海外旅行してたかも・・・。


47. 2012年10月17日 22:00:08 : Fj2zWuscA6
もう電力会社から電気を買う時代は終わりつつある。
東電にとっては原発事故で国営化されたのはむしろ良かったかもしれないのだ。

産総研の太陽光発電のロードマップを見れば2020年には10円/KWh程度を目指しているが、中国や新興国での量産化によるコストダウン競争で、ロードマップ以上のスピードで価格が下がっているし、同時に技術革新により変換効率が着々と向上している。変換効率が向上すれば日本のような小さい家でも太陽光が取り付け可能となる。

太陽光は日照時しか発電しない欠点があるので蓄電池とセットで使うと電力を買わなくて良くなる。蓄電池用のリチウムイオン電池は電気自動車への採用が予想以上の速さで進んでおり、価格が年率マイナス30%程度で下落している。早晩、家庭用蓄電池のコストも太陽光発電と同程度(10円/KWh以下)になると思われ、そうなれば太陽光発電とリチウムイオン電池を合わせても20円/KWh以下となり、現状の家庭用電力料金の25年/KWhよりも安くなるのだ。

つまり電力会社から高い電気を買うバカは居なくなると言うことなのだ。

それでも停電が不安ならバックアップ電源として、電気自動車か燃料電池車を持っていれば良い。

こんなことは電力会社も既に知っていることであり、消滅したくない電力会社は原発により従来型の送電方式を死守したいだけなのだ。

太陽光発電、電気自動車、家庭用蓄電池が日本全国の家庭に普及することによるGDP押し上げ効果には計り知れないものがある。

時代の流れが大きく変わろうとしているときに国益となる政策を他国に先行して実行するのが真の政治家である。

小沢さんの10年で原発ゼロは正しい選択なのだ。

電力会社の失業者がでたら福島でアルバイトをして貰えば良いだろう。
そのための仮設住宅ぐらいは国で容易したらよい。


48. 2012年10月17日 23:03:36 : EKKzoIsmWh
IWJのドイツ同行取材、小沢氏ぶら下がりインタビュー
岩上安身ツイッターより
RT @iwakami_staff: 【IWJ_BERLIN】 ただ今ベルリンChでは、国民の生活が第一 小沢代表のぶら下がりの模様をドイツから中継中です。ベルリンCh → ( #IWJ_BERLIN live at http://ustre.am/MXlx )

「ドイツ環境相からドイツが脱原発をを決めたのはフクシマが起きたからだといわれた」

「ドイツ議会では与野党ともに脱原発で一致していると言う。」

「われわれ日本がこの事故の当事者として続けていってよいのかと恥かしく思った」

なかなか興味深いインタビューでした。

テレビニュースでは流れないでしょうね。


49. 2012年10月18日 03:23:45 : afLTSAW4TE

 小沢党首は「原発の評価」に、国民に向かって冷静なる動きをした。
 

50. 2012年10月18日 13:09:09 : SYBnefOvOA
>>39

そうかそうかw
己の「バカレス逃亡劇」を晒してもらいたいのか

        ↓

  06. 2012年8月03日 18:19:30 : 2Vwna7ir3e
  廃炉スキーム見るまでは信じられんな。
  10年120ヶ月稼動させて、121ヶ月目にパタッと全機止まられるか?
  そこから如何なる手順にて廃炉にしていく?
  動かさない派で廃炉スキームの無いのは生活だけじゃないか。
  こんな宣言は、廃炉スキームを書いて、それを示し解説しながら語る公約だ。

http://www.asyura2.com/12/senkyo133/msg/797.html#c5


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[削除理由]:アラシかも
51. 2012年10月18日 13:34:59 : SYBnefOvOA
>>37

キミは物理学への造詣が深いようだから、そんなキミへの一助となるんじゃね?

     ↓

千葉  はい…わかりました。
それから次の質問になりますけれども。お…こんなニュースが入ってます。
静岡県知事が、トリウム原発という新しい型の原発に関心を示して、
どうやら中部電力が研究を始めているという報道があるんですけれども。
お…このトリウム原発っていうのは、プルトニウムを作り出すことがなくて、
安全性が高いというふうに伝えられてる…報道もあるんですけれども…

小出  はい。

千葉  これ、本当ですか?

小出  全くバカげたことです

千葉  はい…

小出  はい。あの…意味がありません。
え…もともと、原子力発電というものがこんにちまで来る間には、長い淘汰の歴史があったわけで。
その淘汰の過程を経て、軽水炉と呼ばれている、今日本で動いている原子炉が、
ようやくにして勝ちのびてきた、のです。
え…その軽水炉すらが、もう経済性もなければ、危険性も大きいし、
生み出してしまうゴミの始末もできない、ということで、
米国も撤退を1970年代の前半に始めていますし。
ヨーロッパも70年代には原子力発電から撤退を始めているのです。
もう原子力に夢がないなんてことはもう歴然とわかっていることだと私は思い、ます。

千葉  …はい

小出  え…その上で、トリウム原発というのは今使っている軽水炉よりも
はるかにまた技術的なハードルが高い、ものですし。
メリットとい、言えるほどのメリットも何1つないと私は言っていいと思います。

千葉  はああ…。あの…トリウム原発自体は、新しくできた技術というわけではなくて、

小出  ありません

千葉  もう、だいぶ古い

小出  そうです、もう60年代に何とかやろうとして研究を始めたのですけれども。
こんなものにはモノにならないということで、とっくの昔にあきらめられたものなのです

千葉  あっ、それをまた研究し直そうという話なんですか

小出  そうです。はい。

千葉  藤田さんいかがですか

藤田  んー、ちょっとあんまり現実性がなさそうですよね

小出  はい。まあもっともあのビル・ゲイツという人がですね、

藤田  ええ

小出  去年だったでしょうか。
え…自分の金をはたいてでもやるとかいう旗を上げたりしているわけですけれども

藤田  はい

小出  少なくとも、テクニカルな意味で言うならば、
これまでの歴史をしっかりと見て欲しいと私は思いますし

藤田  うーん

小出  全く実現の見…も、見込みは無いと、私は断言したいと思います

藤田  なるほど(苦笑)

千葉  はあ……。あのー、トリウム原発、というものはですね、
具体的にはどういったところがやっぱり難しい点として挙げられるんですか

小出  え…この、自然界にあるもので、核分裂をする性質を持っている物質というのは、
ウラン235しか無いのです。

千葉  はい

小出  え…それを何とか利用しようとしてここまで来たわけですけれども。
それすらが、もうできない、というところに直面しているのですね

千葉  はい

小出  で…この直面する前に、ウラン235だけではエネルギー資源にならないので。
もう核分裂はしない、ウランの238という物質をプルトニウム239にしてなんとかエネルギー資源にしようとして、
今日までずうっと格闘してきました

千葉  はい

小出  原子力を推進したいという人たちですね。で…
それで高速増殖炉というようなものを何とか作ろうとしたのですけれども。
全て、出来なかったのです

千葉  はい

小出  で、トリウムというのは、もともと核分裂しないのです

千葉  はい

小出  はい。ですから、え…トリウムそのものを使えるわけではありませんし。
トリウム232番という物質なのですが、それをウランの233番というものに変えた上で、
それを核分裂させようというのが現在言われているトリウム炉、というものですけれども。
もともとウランをプルトニウムにかえてやろうというその計画すらができなかった…し、
核分裂するウラン235を利用するということすらが、今、頓挫しようとしているわけであって

千葉  ふうむ…

小出  トリウムなんてものをウラン233に変えてやろうなんていうことは、
もともと遥か先、というか技術的にはもう夢のようなこと、でしか可能性がありません

千葉  はあ…、あの、もともと放射性物質じゃないものを
放射性物質に変えて発電をしようということなんですか?

小出  え…もともとウラ…トリウムの232も放射性物質なんですけれども

千葉  そうですか

小出「はい。それを、放射性物質であり、なおかつ核分裂をするという性質を持った
ウラン233に変えてエネルギー源にしようという、そういう計画です

千葉  ふーん。もちろんこれ、あの、放射性廃棄物も出て…

小出  はい

千葉  くるし、

小出  全く同じことになります

千葉  はあ…。じゃ、本当になにか新しいことをやるとか、
あの…画期的なう…その新技術というわけでは、ぜんっぜんないわけですね

小出  (苦笑)はい。全然ありません。ただまあ原子力をこれまで進めてきてしまった人たちが、
なんとか生き延びるための方便で今言っているだけだと私には見えます

千葉  あの、このトリウム原発っていうのは、世界のどこかで、例えば、動いていたりとか。そういったことっていうのはないんですか

小出  1つもありません

千葉  1つもないんですか!

小出  はい

千葉  えー…。あの、実用化に向けてですね、なにか、進めている国が日本の他にあるとかですね、

小出  え…インドという国がですね、え…皆さんご存知だろうと思いますけれども。
インドという国は、ウラン、の資源は殆ど無い、のです

千葉  はい

小出  そのかわりトリウムという資源、え…まあ232番という放射性物質である、
それが大量に、インドという国内にあるということがわかっていまして

千葉  はい

小出 え…インドが、ウランを使う原子力はダメなので、
なんとかトリウムを使いたいということで、研究をしていることは本当です。
ただ、今聞いていただいたように、1つとして実用化していません

千葉  ふぅーーーん。わかりました

小出  はい

千葉  小出さんどうもありがとうございます

小出  はい。ありがとうございました


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[削除理由]:アラシかも
52. 2012年10月18日 15:50:41 : 2Vwna7ir3e
ウランより利点の多いトリウム原発、移行への障害は?

インドは今年1月、独自設計のトリウム原子炉の安全性テストを行なうと発表した。
原子炉燃料をウランからトリウムに切り替えた場合、放射性廃棄物の量は約半分になり、兵器へ転用可能なプルトニウムを取り出せる量も80%ほど減少する可能性がある。
さらにトリウムはウランと比べて、使用する際の効率や安全面でも優れているという。
暫定的な解決策として、カジミ所長は、米政府が発電所に課している放射性廃棄物に対する負担金の算出方法を変更することを提案している。
現在、廃棄物を出す場合に課される金額は、核燃料から生み出した電力の料金に応じて計算されている。
カジミ所長の提案は、これをプルトニウムの量に応じたものに変更し、生成を抑制するというものだ。

中国が開発する「クリーンな新型トリウム原発」とは

中国が、トリウムを使った溶融塩原子炉(MSR)技術の開発に着手した。
現在の発電用原子炉より安全かつクリーンとされるこの技術について紹介する。
米国における原子力発電の支持者やアナリストの多くは、トリウムを利用した中国の原子力発電が、米国の経済競争力にとって脅威になると見ている。
次世代の原子力発電技術に関して、米国が中国に依存する事態になるかもしれないからだ。米国は、「グリーンな」エネルギーを開発するうえで、大きく遅れをとってしまうかもしれない。
[米国の原子力発電業界はすでにウラン燃料サイクルのインフラを確立しており、これをトリウム用に転換するために投資する理由がないため、移行が進んでいない、という状況を紹介した日本語版記事はこちら]

結局、中国の次世代の原子力戦略をめぐって米国で生じている騒動は、次のような結論に行き着く。
外国の石油に依存した状態を問題にしないままでいれば、将来は、外国の原子力に大きく依存することになるだろう、と。


53. 2012年10月18日 15:55:37 : 2Vwna7ir3e
アフリカで建設計画進む新型原子炉PBMRをめぐる論争

南アフリカ共和国の国営電力会社が、各国の企業と提携して、世界初の商用『ペブルベッド・モジュール炉』(PBMR)の建設計画を進めている。
設計上の特徴から「メルトダウン(炉心溶融)が起こらない」とされ、格納容器が不要で従来の原子炉よりも格安に建設できる利点があるとされるが、反対派は安全性などを懸念している。
ケープタウン発――南アフリカ共和国という意外な場所で、原子力エネルギー技術における世界的な革命が始まるかもしれない。

アフリカ大陸唯一の原子力発電所は、ケープタウンの北の荒涼とした海岸にある。
しかし大陸南端のこの海岸では、南アの国営電力会社エスコム社が各国の企業と提携し――老朽化しつつある加圧水型原子炉(PWR)の近くに――世界初の商用『ペブルベッド・モジュール炉』(PBMR)を建設する計画を進めている。

開発に関わる各社にとって、このPBMRの設計は、「アフリカからのルネッサンス」とでも呼ぶべき原子力エネルギーの復活を意味する。
計画を進める企業で構成されるPBMRコンソーシアムのトム・フェレイラ氏によると、PBMRは従来の原子力発電所と比べて安全性が高く、汚染が少なく、小型で建設費用も安くなるという。
実際に、計画を支持する人々は、「ウォークアウェイ・セーフ」[仮に運転員が持ち場を離れても安全が保たれる]という表現を使い、PBMRは設計上「メルトダウン(炉心溶融)が起こらない」と主張している。

しかし、懐疑的な人々にとってPBMRの建設計画は、危険なうえに費用がかかりすぎるとしてとっくの昔に却下されたエネルギー源へ無謀にも回帰しようとしているように感じられる。
新しい原子炉の建設は、1986年に起きたチェルノブイリでの大事故の後に高まった反核・反原発の雰囲気の中で行き詰まっている。
米国では1970年代以降、新しい原子炉の建設が途絶えており、環境保護派の多くはこの状態が維持されることを望んでいる。

しかし南ア同様、米国をはじめとする各国ではエネルギー需要が増加を続けており、地球温暖化に対する懸念ともあいまって、原子力発電に対する態度が変わりつつある。
フィンランドでは新しい原子炉を建設中だし、日本などアジア各国でも同様の動きが見られる。
一方、南ア政府は、アパルトヘイトのもとで長い間貧しい暮らしを強いられてきた多くの人々に手ごろな価格のエネルギーを国内で供給するため、緊急の取り組みを行なっている。
現在南アの電力の90%を供給している石炭は価格が安くて量も豊富だが、大気汚染も引き起こす。太陽光や風力といったリニューアブル・エネルギー(持続的利用可能エネルギー)には限界がある。
水力発電も期待できない。
少なくとも現時点で可能な選択肢としては原子力しか残らないのだ。

マサチューセッツ工科大学(MIT)原子力工学部のアンドルー・カダック教授によると、PBMRや次世代の原子力技術に対する関心の高まりは、世界規模で原子力が復活する前ぶれだという。
「今やらなければならないことは、発電所を建設し、長所を人々に示すことだ」

PBMRを支持する人々によると、この型の原子炉の大きな長所は、小型で構造が比較的単純であることだという。
従来の原子力発電所の建設には少なくとも6年かかっていたのに対し、PBMRは2年で建設できる。
また、一般的な1100メガワット規模の原子力発電所とは異なり、PBMRの設計は、地元の電力需要の変化に合わせて変更できる。
中核となる165メガワット規模の発電所を建設した後で、さらに発電モジュールを追加できるのだ。

従来の原子炉と同様に、PBMRも核分裂の連鎖反応で発生する熱を利用して、発電タービンを動かす。
両システムの大きな違いは、炉心での濃縮ウランの保持方法と、発電機への熱の伝達方法にある。
PBMRでは、これまでの燃料棒の代わりにテニスボール大の黒鉛の球(ペブル)が詰まっていて、それぞれのペブルには数千個の小さな二酸化ウランの粒が入っている。
また、通常の炉のように蒸気ではなく、高温のヘリウムガスを利用してタービンを動かす。
このような燃料保持方法では放射性物質がメルトダウンを起こすほどの高温にはならないため、PBMRは本質的に他のシステムよりも安全だ、とフェレイラ氏は語る。
「従来の原子炉では、連鎖反応の暴走を防ぐために、たくさんの作業をする必要があった。
PBMRでは[逆に]、連鎖反応を持続させるために多くの作業が必要だ」という。

システムに異常が起こったときは、原子炉は自ら停止するだけだ、とフェレイラ氏は話す。
この場合、熱は放散するが、放射能が漏れることはない。

PBMRにはすでに成功実績がある。1960年代にドイツで電気出力15メガワットの実験炉が建設され、21年間故障なしで稼動を続けた。
しかしドイツ政府はチェルノブイリの惨事の後、このプログラムを中止している。

1993年にドイツの科学者が、消滅寸前だったこの計画をエスコム社に持ち込んだのがきっかけで、同社はこの技術を商用化するための取り組みを徐々に開始した。
現在PBMRコンソーシアムは、10億ドルをかけた今回の計画により、南アがPBMRの利用において世界をリードすることを望んでいる。

ただしPBMRは政府の承認をまだ受けていないうえ、ほかにも潜在的な障害が残っている。環境保護団体である『アースライフ・アフリカ』が提訴したため、最終的な承認段階に到達する前に、計画がつぶれかねない可能性もある。

環境保護を訴える人々は、開発企業がPBMRの本質的な安全性を強調するあまり、従来の原子炉に要求されたような炉心格納容器や、入念に構築された緊急時の予備システムの必要がなくなるという点に、とくに警戒を強めている。
理屈として、PBMRがPWRなどよりも少ない費用で建設できるというのは、このように構造を単純化できることが理由になっている。

ワシントンの『核管理研究所(NCI)』で科学研究部門の責任者を務めるエドウィン・S・ライマン氏は、「重大な事故や破壊行為などの攻撃が、非常に高い確率でまずあり得ないと予測できる場合、そういった事態を想定した予防措置を施す正当な理由はなくなるかもしれない。
だが、PBMRの場合は、不確実な部分がかなり多く残っている」と指摘する。

さらにフェレイラ氏によると、コンソーシアムでは、核反応によって生じる熱を利用して海水を脱塩し、水素を作って追加のエネルギー源にすることも目指しているという。
PBMRコンソーシアムでは来年、米国の資金援助のもと、水素エネルギーの開発に取り組む予定だ。

原子力エネルギー技術にかける南アの野心が現実になる可能性が限られていることは、フェレイラ氏も認めている。
現段階では南アでの計画が最も進んでいるが、中国やマサチューセッツ工科大学でもPBMR技術への取り組みは進んでいるからだ。
予測不可能な問題や計画の遅れが原因で、南アが世界の技術先進国と肩を並べるまたとないチャンスが失われるかもしれないと、フェレイラ氏は危惧する。

「われわれがやる、やらないにかかわらず、ペブルベッド型原子炉は建設されるだろう。
非常に多くの事柄がこの計画を支持する方向に向かっているので、実現しないなどということは、私にはほとんど想像もできないくらいだ」とフェレイラ氏は述べた。


[削除理由]:アラシかも
54. 2012年10月18日 16:00:04 : 2Vwna7ir3e
ここのところ、どうしても東北地方太平洋沖地震や福島原発事故の方に思いが行ってしまう。

いろいろ読んでいて、軽水炉型原子炉はどうしても放射能を出しやすい事故が起きたときにやっかいである。
しかしどうもそれに変わる「トリウム溶融塩炉」という原子力発電があるようである。
これは放射能をほとんど出さず、事故が起きても処置は難しくないという画期的な発電方法である。
それも日本には50年も前からこれの研究に取り組み、ほとんど完成している(設計上)学者がいるらしい。

これがなぜ実現しないかと言えば、どうもアメリカの圧力らしい。アメリカも日本に原爆は持たせたくないが、いざというとき原爆に転用できる設備は残しおきたいらしい。
また日本政府もいざというきは原爆に転用できる余地は残しおきたかったのではあるまいか?

政府もアメリカの軽水炉型を選んだ以上、その路線から今更外れるわけにも行かない。
もし「トリウム溶融塩炉」という安全な原子力発電がありましたが、アメリカの圧力に負けまして軽水炉型になりましたとは言えないから、「トリウム溶融塩炉」はないことにしているのであろう。

中国はすでに「トリウム溶融塩炉」原発を作るらしい。
彼らはすでに充分に原水爆は所有しているのだろうから、原発は「トリウム溶融塩炉」でとうわけであろう。

日本もこの機会に原子力発電の方向を根本的に改めて、「トリウム溶融塩炉」発電に向かうべきではなかろうか。
それは政権が変わったからこそできるチャンスである。
売国政党に功績を持ってゆかれたくはないがそれは仕方がない。

by武田邦彦


55. 2012年10月18日 16:03:38 : 2Vwna7ir3e
既に世界中がトリウム原発の実用化向けて積極的に動き出している。

日本では、その事実が報道されない。

小沢や小出なども、一見国民視線を装いながら、その実は日本国民の財産を海外へ流出させるための情報操作に関っている。


56. 2012年10月18日 16:25:27 : 2Vwna7ir3e
南アフリカ(南ア)が進めている固有安全性を有するペブルベッドモジュール型炉(PBMR)に対する詳述フィージビリティ報告書(DFR)の完成が間近となっている。
DFRが問うている質問は、PBMRの技術面、商業面および経済面での実現可能性に関するものである。

PBMRの設計ベースは、熱源として高温ガス冷却炉を、作動流体としてヘリウムを使用する直接サイクルの閉回路ガスタービンである。
PBMRを採用したプラントは回収熱交換器と中間冷却器を備えた2段圧縮の換熱器を用いたブレイトン・サイクル(Breyton Cycle)である。
世界を見渡した場合、開発中の唯一の高温ガス冷却炉ではないが(たとえば、2000年12月には、中国も研究炉の運転を開始している)、南ア・プロジェクトはこの分野での先駆者と目されている。

南アの巨大電力公社であるエスコム(Eskom:南ア電力庁)、南ア興業会社(IDC:Industrial Development Corporation)、英国原子燃料会社(BNFL)および米国の電力会社であるエクセロン社(Exelon Corporation)のPBMR開発の狙いはアフリカで唯一の原子力発電所が建っているケープタウン近くのクバーグ(Koebarg)に12万kWeの実証炉を建設することにある。

専門家からなる独立チームによる審査を受けるためにDFRは、上記利害関係者の承認後、南ア政府に提出されることになっている。
利害関係者が承認し、環境影響評価が望ましい結果となり、南アの国家安全規制当局が政府の同意の下で建設許可を発給すると仮定した場合、建設工事は2002年の第2半期までに開始できる見込みである。
そうなれば、PBMRの第1号機が2005年の初めまでに完成し、2006年までに運転を開始することになる。商業運転はその約4年後にスタートすると予想されている。
その後、かなり迅速に新たなPBMRが市場に供給され、普及することになる。

背景

PBMRプロジェクトは、プロジェクトの最大投資家であるエスコム(Eskom)の特別な経済環境を背景に誕生したとみるべきである。
エスコムは世界最大の発電会社の1つであり、その総発電設備容量は約4000万kWeで、その85%が石炭火力である。
南ア唯一の原子力発電所であるクバーグ発電所(2基のPWR、各92.2万kWe)は、南アの総電力需要の約7%を賄っている。
エスコムは世界で最も安い価格で電力を供給しており、その小売電気料金はわずか2セント/kWhである。
石炭火力発電所は内陸の石炭採掘地区の近くに立地されている一方、今後の工業発展の中心は海岸地帯であると予想されることがこの数字の維持を困難にしようとしている。

クバーグ発電所からの送電を除き、ケープタウンの電力の大半は1400km離れた位置から送電されており、極めて長距離に及ぶ送電線が様々な問題を生じさせている。
南アの電力需要は現在、その設備容量を下回っているが、新規の発電設備が2008年頃までに運開する必要がある、と予測されている。
年2.5%の緩やかな需要増であったとしても、ピーク時の電力需要は2005年と2010年の間に現有の発電容量を越える結果となる。
更に、エスコムの旧式の発電所は2025年以降、設計寿命を越えてしまうことになる。
従って、南アが2025年までに2000万kWeの追加電力を生産できる能力を確保するために、あらゆる天然資源の利用が必要となる。
外部電力系統網(グリッド)の安定化のためには、需要に可能な限り近い位置に発電所を建設するのが望ましい。
一方、遠く離れた発電所への石炭の輸送はひどく高くつく。
南アでは水力発電や天然ガス発電を利用する可能性は極めて制限されている。
大型の火力発電所、原子力発電所あるいは水力発電所の場合、着工から運開までのリードタイムに最長8年を要し、経済成長率が予測と違った場合、結局、余剰設備を設置したことになる。

このような観点から、エスコムはその総合電源開発計画の一環として1993年以降、PBMRの調査を行っている。
これまでの調査によってPBMRを将来の南アの電力供給に対し可能性のあるオプションとみなすべきことが確認されている。

1995年、エスコムはプレ・フィージビリティ・スタディを開始し、1997年には技術と経済性の研究が行われた。
1998年半ばまでに、このプロジェクトは実規模のエンジニアリング設計フェーズに入るまでに至っている。

2000年4月に南ア政府がゴーサインを出したプロジェクトのフェーズ1は、詳細なフィージビリティ・スタディ、環境影響評価(ETA)および公衆の参加プロセスを含むものである。

技術

PBMRは、180年代半ばにドイツにおいて成功裏に開発された高温ガス炉(HTR)で得られた基礎開発研究成果、すなわち、ユーリッヒ高温ガス実験炉(AVR:1.5万kWe、1969年運開、1988年12月閉鎖)およびトリウム高温原子炉(THTR:30.8万kWe、1987年運開、1989年9月閉鎖)をベースとした後継炉である。

1.5万kWeのAVRは、ペブルベット概念に基づくHTRの特性を実証するために建設された研究炉であった。
異なる種類の燃料設計と燃料装荷およびHTRの安全特性が試験され実証された。
初めてのプロトタイプであったにもかかわらず、AVRは21年の運転期間を通して約70%の稼働率(utilization rate)を達成した。
この種の小型HTRの固有の安全性が十分理解されたのは、米国のTMI事故以降であった。

30万kWeのTHTRがこの種の最初の発電炉として建設された。この原子炉は、プラントの利用度(アベイラビリティ)と保守性に特に重点を置き、副系の異なるハードウェア設計の能力を実証することを目的として建設された。
したがって、設計の重点は、40年の運転寿命と80から90%の稼働率(availability)を達成することに置かれた。THTR-300の後、商業炉THTR-500の建設が続く予定であった。

1986年のチェルノブイル事故がきっかけとなり、ヨーロッパ全土を反原子力の嵐が席巻した。
当時の西ドイツ政府は、原子力発電所の閉鎖を開始すべきとの厳しい圧力にさらされた。
同時に、原子炉ユニットの悪い経済性能(これは検討が十分でなかった供給契約のために更に悪化したが)のために請求額を支払う電力会社は当該ユニットに愛想が尽きていた。
より重要なことはおそらく、PWRとBWRの原子炉ベンダーがドイツの市場に深く浸透しており、高温ガス炉の技術メリットがたとえいかに優れていたとしても、第3の原子力技術がその市場に入り込む余地が全くなかった点である。

PBMR(Pty)Ltdは、今日その状況はまったく違っていると確信している。
ガスタービン技術は著しく改善され、PBMRの設計ではガスタービン単独との組合せが可能で、(米国の高温炉であるピーチボトムやフォートセントブレインを含む)古い設計の高温ガス炉を悩ませた蒸気系が不要となっている。

PBMRが採用することになる設備構成は新しく、PBMRにぴったりのもので、(保守の少ない電磁軸受の使用といったような)更なる開発が必要とされるが、採用される技術の多くと用いられる多くの機器は近年、船舶の推力設備用に開発されているものと同じものである。
したがって、PBMRはドイツの知見に大きく依存するものであるが(主要技術のライセンスの譲渡についてはオリジナルの設計者であるABBとシーメンスとの間で交渉され1991年に譲渡された)、PBMRプロジェクトではユニットのサイズを制限し原子炉系以外の設備を簡素化することによって、ドイツが遭遇した運転上のトラブルを回避しようとしている。

PBMRの原子炉圧力容器は、鋼製の縦置き円筒状で直径が6m、高さ約20mである。
その内面には厚さ100cmの黒鉛レンガが層状に張られており、これは反射体およびパッシブな熱伝導媒体として機能する。
黒鉛レンガの内張りには垂直に穴があけられ、その中を制御棒が通る。

PBMRは大きさがテニスボールくらいの燃料球、すなわち、ペブルを使用するが、燃料球は濃縮酸化ウラン粒子を熱分解炭素とシリコンカーバイトでコーティングしたものを黒鉛のカプセルで包んだものである。
ヘリウムは、冷却材および閉サイクルのガスタービンと発電機システムへエネルギーを伝える媒体として使用される。

通常運転中、PBMRの炉心には44万個の球が存在し、その内の33万個は燃料球である。
残りの球は原子力グレードの黒鉛球であり減速材としての機能を果たす。
その構造上の特性と中性子のスピードを核反応を起こすに必要な値に落とす能力ゆえに黒鉛が用いられている。

核反応によって発生した熱を除去するために、冷却材であるヘリウムは、約500℃の温度と70バールの圧力で原子炉に入り、熱い燃料球の間を通過し、約900℃まで加熱された状態で原子炉底部を後にする。

その後、高温となったガスは直列に置かれた3基の内の最初のガスタービンに入る。
最初の2基のタービンは圧縮機を駆動するもので、最後のものは発電機を動かすものである。
最後のタービンを出るときのヘリウムの温度は約530℃、圧力は26バールである。
その後、ヘリウムは再圧縮、再加熱され、原子炉に戻る。

用いられるプロセスサイクルは、閉サイクルの水冷式の中間冷却器と前置冷却器を装備した標準のブレイトンサイクル(Brayton cycle)である。
タービン発電機の下流には熱エネルギーを回収するために高効率な回収熱交換器が設置されている。
回収熱交換器で熱を奪われた低エネルギーのヘリウムは、前置冷却器、中間冷却器、そして回収熱交換器を経由して炉心に戻る。
ヘリウム冷却材が高温高圧であることの重要性は、その優れた熱効率にある。PBMRとは対照的に、軽水炉用の蒸気タービンは低温低圧で運転され、温度と圧力が数倍高い化石燃料発電所用のタービンよりも建設費が高い上に生産性が劣っている。
代表的なLWRの熱効率は33%であるが、PBMRの基本設計では40%以上の熱効率が期待されている。
より高い運転温度へと導く燃料性能の向上によって50%の効率も夢ではない。

運転を行いながら燃料交換できる点がPBMRの特徴の1つである。
この原子炉では、使用された燃料を底部から取り出す一方で、原子炉頂部から新燃料や再利用の燃料が連続補給される。
燃料ペブルは残っている核分裂性物質の量を決定するために測定される。
ペブルに有用な量の核分裂物質が残っているならば、更なるサイクルのために原子炉の頂部に戻される。
1回のサイクルは約3ヶ月である。

規定された95%の設備利用率(capability factor)を達成するために、6年に一回の割合で計画運転停止を行うことになっている。
運転停止期間は行われる保守の内容によって変化し、30日から50日の間である。
寿命の中間時点に炉心の反射体を交換することが計画されており、このための運転停止期間として180日が予定されている。

運転停止は専門家からなる運転停止組織によって計画実施され、常勤の運転停止スタッフは不要である。
計画運転停止中に行われる活動は、ターボ圧縮機といった大型機器の交換や通常運転中に容易に近づくことができない機器や構造物の検査や試験に重点が置かれる。

三重被覆燃料(Triso fuel)

PBMRの燃料は、性能や品質が実証済みのドイツの成型黒鉛球と三重被覆粒子(Triso)をベースとしている。
基本的に、燃料要素は濃縮ウランと様々な形態の炭素からなる多層球である。

製造工程において、濃縮UO2製の小粒のビーズが落下され微細球(microsphere)が形成され、その後、微細球は、ウラン燃料「ケルネル(kernel:核)」を作るためにゲル状にされ、か焼される。
ケルネルは、一般に温度が1000℃のアルゴン雰囲気の化学蒸着装置(CVD)を通される。
この装置によって、精度の高い厚さでもって特定の化学物質の層が蒸着される。

PBMR燃料の場合、ケルネルに蒸着される最初の層は多孔質炭素である。
この物質は、被覆した燃料粒を過圧することなしに核分裂生成物(FP)の収集を可能とする。
次いで熱分解炭素(密度が非常に高い熱処理された炭素)の薄い層が被覆される。
続いてシリコンカーバイド(強力な耐火性を有する物質)が被覆され、その上に再度、熱分解炭素が被覆される。

多孔質炭素は、燃料の寿命中に酸化ウラン粒子が受ける機械的変形を吸収する。
熱分解炭素とシリコンカーバイドの層は、燃料と核反応から生じる放射性崩壊生成物を封じ込めるよう設計された貫通不能なバリアを提供する。

現在のところ、直径が約1mmの燃料粒子の内の約15,000個は、その後、黒鉛フェノールパウダーと混合され、直径が50mmのボール状に圧縮成型される。
続いて、非燃料ゾーン(”non-fuel” zone)を形成するために、厚さが5mmの純度のかなり高い炭素層が被覆され、次いで、硬度と耐久性をもたせるために圧縮、か焼、焼きなましされる。

最後に、燃料要素は機械加工され直径が60mmの球形となる。
各燃料球には9gのウランが含まれている。このことは、炉心に装荷されるウランの総量は2.97トンであることを意味している。
1個の燃料球の重量は210gである。

連鎖反応を維持させるために、PBMRぺベルのU-235は平均で8%まで濃縮される。
なお、天然ウランのU-235の含有量は0.7%である。

燃料球の燃焼度が80,000MWD/tに達した時点に炉心から取り出され、使用済燃料貯蔵施設へ送られる。
各燃料ペブルはその寿命中に原子炉を約10回通過し、原子炉ではその設計寿命中に10回から15回燃料装荷が行われることになる。
燃料球の寿命は約3年、黒鉛球の寿命は約12年である。

濃縮ウランの減損は従来の原子炉よりもPBMRの方が多く、それゆえに、減損したPBMR燃料から抽出できる核分裂性物質は極わずかである。
このことと、使用済燃料球を覆っているバリアを壊すために必要な技術レベルと費用とが相俟って、PBMR燃料による核拡散や他の転換利用の可能性を著しく低くしている。

燃料は空圧を利用した燃料取扱い装置によって原子炉建屋内の使用済燃料貯蔵施設へ移送される。
使用済燃料貯蔵施設は10基のタンクから構成され、各タンクの直径は3.2m、高さは14mである。1基のタンクに5万個の燃料球が貯蔵できる。
貯蔵は常時、乾燥状態で行われ、崩壊熱は自然対流によって除去される。
プールやポンプは不要であり、汚染水の発生はない。

過去にクバーク原子力発電所用の燃料棒を製造した南アフリカ原子力会社(NESCA)は、PBMRプロジェクトチームとの間で、ドイツで確立された技術を用いPBMR用の燃料製造技術を開発する契約を結んでいる。

安全特性

どの高温炉(HTR)の利点も改善された熱効率にあったが、PBMRを開発する推進力はその安全性にある。

現存するすべての発電炉において、その安全目標は、プラントに合わせあつらえたアクティブな安全系によって達成されている。
これとは対照的にPBMRはその設計、使用される材料および物理現象の結果として固有の安全性を有している。
このことは、万一、最悪のシナリオが起きたとしても、短期あるいは中期的に人的な介入を必要としないことを意味している。

原子力事故は、連鎖反応がストップした後に核分裂生成物(FP)の放射性崩壊が原因で発生する残留熱によって主に引き起こされる。
崩壊熱が除去されないならば、燃料が加熱され、最終的にFPを保持する燃料が劣化し、燃料内部の放射能が放出される。

従来の原子炉において、熱の除去はアクティブな(動的な)冷却設備によって達成されており、熱伝達流体(たとえば、水)の存在にかかっている。
これら設備は故障する可能性があるために、冗長性を与えるべく複数の系列から構成されている。故障が招く結果を緩和し、かつ、放射能の放出に対するさらなるバリアを提供するために、格納容器建屋といった別の設備も提供されている。
PBMRにおいて、崩壊熱の除去は、原子炉冷却材の状態に関係しない。放射、伝導および対流によって達成される。炉心の出力密度が極めて低いこと(PWRの出力密度の30分の1)と燃料(個々に独立した数十億個の)耐熱性が優れていることが優れた安全性につながっている。

炉心から発電用ガスタービンに熱を伝達するために使われているヘリウムは、化学的および放射線学的に不活性である。
ヘリウムは他の化学物質と化合せず、不燃性であり、かつ炉心を通過しても放射能を帯びない。
一次系に空気は入らないので、原子炉内のグラファイト(黒鉛)は腐食されない。

炉心内で達するピーク温度(最も厳しい条件の下で1600℃)は、燃料を損傷させる可能性のある温度を十分下回っている。
核反応によって発生するFPが高温特性の優れたシリコンカーバイドの層に取り囲まれているおかげである。

核反応を停止し、炉心の崩壊熱を除去するよう設計されたアクティブな設備が故障したとしても、PBMRの場合、自然に核分裂が停止し炉心を冷却するようになっている。
これは、強力な負の反応度温度係数および対流と伝導による固有の熱除去メカニズムによるものである。
チェルノブイルタイプの原子炉である黒鉛減速軽水冷却炉(RBMK)は高出力領域で強力な負の反応度温度係数を有していたが、低出力領域では正の反応度温度係数を有していた。
チェルノブイルでは低出力の状態の下で事故へと導いた実験が行われた。
温度が上昇すればするだけ、多くのエネルギーが生産され、その結果、暴走反応に至った。

PBMRの炉心は表面積対体積比が高いものである。
このことは、その表面を通って失われる熱(紅茶を入れたカップが冷めるのと同じプロセスを経て)が炉心内のFPの崩壊によって発生する熱よりも多いことを意味している。
従って、PBMRの原子炉は、燃料の重大な損傷を招く温度に達することはない。

起きる可能性のほとんどない一連の事象によって原子炉の入口と出口のガス配管が万一破断した場合、空気が炉心内を循環するようになるまで約9時間かかる。
万一、この事態が起きたとしても一日当たり放出される放射能量は炉心内の放射能のわずか10-6未満であり、このことは、この極めて厳しい状況の下で(なお、復旧可能ではなるが)、24時間の間に放射される放射能の量が所外緊急時対応措置を必要とする量の約1万分の1であることを意味している。

ガス配管の2カ所での破断を回避するために、配管は破断する前に漏洩するよう設計されており、従って減圧は徐々に起こり、破断を招くことはない。
PBMRのこの固有の安全設計により従来の原子炉に対し必要とされる安全グレードのバックアップ設備と所外緊急時計画のほとんどの項目が不要となっている。
他のプラント設計において努力することによって達成された費用低減を、PBMRではこの安全設計により何の苦労もなく達成できる。
燃料およびその移送モードの特徴に適合するよう修正されることになるが、燃料の移送に関係したプランは必要である。
PBMRの原子炉概念は、21年間稼動し、その間に十分試験されその性能が実証されたドイツのユーリッヒAVRに基づいている。

AVRの安全設計は、公開され、かつ記録としてフィルムに納められた安全試験によって証明された。
この安全試験では、炉心への冷却材の流れがストップされ、制御棒は引き抜かれたままとされた。

2、3秒以内に炉心での核反応が自然にストップすることが実証され、続いて、燃料にいかなる劣化も起きていないことが証明された。
これによって、炉心のメルトダウンは起こり得ないことが、また、固有の安全性を有する原子炉設計が達成されたことが証明された。

考えられる最悪の事故シナリオにおいて、プラント敷地外の人が事故中ずっとそこにいたと仮定した場合、その人が受ける外部被ばくの追加分の最大値は、自然放射能から1日にあびる量の1日分である。その線量はささいである(trivial)のみならず、プラントから400m以上はなれた場合、いかなる追加も受けないことになる。

モジュール概念

PBMRの原子炉はモジュール方式で設計されている。
この設計の場合、需要に応じるためにモジュールを増やせばよいことになる。
モジュール方式の場合、水力発電や化石燃料発電所よりも設置位置の影響を受けない。

より高価になるが、乾式の冷却設備(蒸発することなく復水器の水を冷却する)は立地点の選択の余地を更に拡大する1つのオプションである。PBMRのプラントはベースロード発電所や負荷追従発電所としても利用できるし、電力供給先のコミュニティの規模に適合したサイズに設計することもできる。
もう1つの魅力は淡水化の用途に極めて適している点である。

PBMRの設計は、新世代の原子炉は小型であるべきとの考えに基づいている(PMBKのモジュールは約12万kWeの発電を行えるサイズである)。
モジュール方式は地元のニーズに合わせ小型の原子力発電所をまず建て、その後、需要の増加に応じ規模を拡大することを可能とする。

出力の負荷追従性

モジュール設計と各モジュールの両方にとっての特徴の1つは、発電出力をグリッド(外部電力系統網)の要求に、また、日々の負荷パターンの両方に合わせる上で極めて優れた自由度を有している点である。
(負荷追従に用いることは出来るが、ベースロード用ユニットとして全出力で運転するよう設計されている)軽水炉と異なり、PBMRにとって負荷追従は容易に可能である。
個々のモジュールレベルでは、タービン翼のピッチ調整が可能であり、出力をすばやく、適当に変えることが出来る。
より重要なことは、冷却ループのヘリウム量を増減させることによって、出力レベルをより劇的に変化させることが可能であり、(温度と共に)タービンを横切るヘリウムの量を変化させることによって炉心の反応度を変える必要がない点である。
長期の反応度は新燃料の追加速度を変えることによって変更することができる。

フレキシブルな出力設計基準は、各ユニットに対し出力を全出力から半分の出力へ、またその逆へ変えることを可能ならしめることを要求している。
単一モジュールが可変であることと複数ユニットの組合せによって、PBMRをガス火力ユニットで可能な負荷追従用途に利用することが可能となる。

モジュール方式の採用は、市場への浸透の点で極めて重要である。
日本、北アメリカおよび北ヨーロッパといったような大規模な外部電力系統網(big grid)においても、送電設備が乏しい地域は常に存在する(たとえば、米国において地域間の送電線の連結が相対的に弱い個所があることが新規ガス火力発電ユニットの建設ブームの理由1つになっていると共に、電気料金の地域格差の主要原因の1つとなっている)。
これら電力供給が完備していない地域近郊に小型のLWRを建設することは現実的でないかもしれないが、PBMRであればこの要求に十分適合する。

費用効率

総出力が約120万kWeの10基のモジュールから構成される商業規模のPBMRプラントに対する建設費の目標額は1kWe当り約1,000ドルである。
この値は南アで新規に建設される石炭火力発電所の900ドル/kWeに匹敵する。

この目標が達成されたならば、PBMRの発電コストは南アの海岸に近い石炭火力よりも当然安くなり、世界の平均発電コストである3.4セント/kWhよりもはるかに低い値となる。

参加企業

組織上、PBMR(Pty)社は現在、独立した法人化されていない研究開発会社であり、エスコムが同社の株式の30%を持っており筆頭株主である。
他の株主としてIDC(25%)、BNFL(22.5)およびエクセロン(12.5%)がおり、残る10%は黒人権利委任投資のためにリザーブされている。
ペコ・エナジー(Peco Energy)とユニコム・コーポレーション(Unicom Corporation)が2000年10月に合併してできたエクセロンは米国で最大規模の電力会社の1つであり、約500万の顧客と120億ドル強の年間売上高を有している。
同社の事業分野はエネルギー生産、エネルギー輸送および非規制事業の3つの柱からなる。同社はまた、異なる様々な発電形態の組合せで発電を行っている電力会社の1つであり、その形態は原子力、石炭火力、ガス火力、石油/ガス火力、揚水、水力からなり、総発電設備容量は2250万kWeである。

BNFLは、世界中の原子力産業に対し様々な製品とノウハウを提供している。
同社の事業は燃料加工と原子炉サービス、発電、使用済燃料の管理および廃止措置とクリーンナップ(浄化)と多岐に渡っている。
この2年間にBNFLは、WH社およびABB社の原子力部門の買収によって英国を基盤として企業から世界企業に大きく変貌した。
今日、BNFLは世界15カ国出事業を展開しておりその従業員数は23万人強である。

エスコムは発電、送電、配電事業を行っている国営企業である。
所有する3,900万kWe強の発電設備の内、約93%が石炭火力であり、それらはすべて石炭採掘地近郊に建設されている。
原子力発電所(クバーグ発電所)は1ヶ所で2ユニットのPWRからなる。
同発電所はエスコムの供給量の6%を賄っており、最も近い火力発電所から1,400km離れている西部ケープ地区に電力を供給している。
エスコムは世界で最も安い電力を供給しており、その発電コスト(overall bus-bar cost)は約1セント/kWhである。

南ア興業会社(IDC)は様々な事業体に対してローンおよび株式金融を提供している国有の株式会社である。
1940年の操業からほぼ一貫して黒字であり、無借金経営を行ってきている。
その任務は、健全事業原則に従って持続可能な競争力のある産業および(観光事業や農業プロジェクトといった)他の企業に融資することによって南アフリカ開発コミュニティ(SADC)の経済成長を促進することである。
IDCのすべての投資は、包括的なリスク−便益分析を受ける必要がある。
この分析には、当然のことであるが、IDCの投資利益を守るためだけでなく、国家環境目標の達成に貢献するための環境リスク分析も含まれている。

環境影響評価

公衆の参加も含む環境影響評価(EIA)は2000年6月にスタートした。現時点におけるEIAに関する南ア議会の議決の目標日は2002年2月である。
環境面での最大の課題は使用済燃料の処分である。

南アにおいて放射性廃棄物はバールプッツ(Vaalputs)に処分できる。
同処分場は廃棄物処分に適した花崗岩層である。
ウランのまわりを覆っている安定したシリコンカーバイトの層は数百万年以上耐えることが出来ることと石炭に似たグラファイト(黒鉛)自体が地下や流水中で劣化しないことを考えた場合、PBMRの球形燃料は、それ自体が理想的なコンテナである。

使用済球形燃料は単にその取扱いのためにコンテナに入れられて処分されることになるが、従来の燃料に対し法律によって義務付けられている空間のわずか6分の1を必要とするだけである。
なお、使用済球形燃料の総体積は従来の燃料の10倍である。

[削除理由]:アラシかも
57. 2012年10月18日 16:29:20 : 2Vwna7ir3e
とりあえず2例紹介させていただいた。

ぶっちゃけ、核爆弾を製造するのと発電を行なうのと、あなたはどちらが簡単と思われますか?

そういう問いである。

核爆弾を製造できる炉でないと、発電は行なえない・・・われわれはこう通知されてきた。

これは嘘だ。

そして、これを国民に知らせまいとする国民の敵がいる。

その名は小沢一郎。


58. 2012年10月18日 18:00:07 : SYBnefOvOA
>>52>>57

恥を「長文埋め」で隠蔽、
さすがは隠蔽ゆとりw↓


  06. 2012年8月03日 18:19:30 : 2Vwna7ir3e
  廃炉スキーム見るまでは信じられんな。
  10年120ヶ月稼動させて、121ヶ月目にパタッと全機止まられるか?
  そこから如何なる手順にて廃炉にしていく?
  動かさない派で廃炉スキームの無いのは生活だけじゃないか。
  こんな宣言は、廃炉スキームを書いて、それを示し解説しながら語る公約だ。

http://www.asyura2.com/12/senkyo133/msg/797.html#c5


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[削除理由]:アラシかも
59. 2012年10月18日 18:02:33 : SYBnefOvOA

↓ここだけで充分か?


小出  はい。それを放射性物質であり、なおかつ核分裂をするという性質を持った
ウラン233に変えてエネルギー源にしようという、そういう計画です

千葉  ふーん。もちろんこれ、あの、放射性廃棄物も出て…

小出  はい

千葉  くるし、

小出  全く同じことになります


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[削除理由]:アラシかも
60. 2012年10月18日 18:22:26 : SYBnefOvOA

>そして、これを国民に知らせまいとする国民の敵がいる。
>その名は小沢一郎。

↑いかにもとってつけでおかしなことを言うね、キミはw

隠すも隠さないも、小沢自身は震災前の平成19年の参院選の際、
平野貞夫の進言により参院選のマニフェストに
「トリウム溶融炉研究開発を復活」の文言を考慮したところ
幸か不幸かwあの「管」に反対されて取りやめたという話じゃないのw

その小沢にしたって、震災後発生した事故の重大さを鑑み
コレまで以上に原子力に対しての「危険」を理解したからこそ
「原発ゼロ」に向けて舵を切った訳なんですけどねえw


キミのポンコツ印象操作なんてここでは通用しませんよw
ましてや矮小極まりない悪態が関の山、のアタマではねえ

          ↓

  06. 2012年8月03日 18:19:30 : 2Vwna7ir3e
  廃炉スキーム見るまでは信じられんな。
  10年120ヶ月稼動させて、121ヶ月目にパタッと全機止まられるか?
  そこから如何なる手順にて廃炉にしていく?
  動かさない派で廃炉スキームの無いのは生活だけじゃないか。
  こんな宣言は、廃炉スキームを書いて、それを示し解説しながら語る公約だ。

http://www.asyura2.com/12/senkyo133/msg/797.html#c5


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[削除理由]:アラシかも
61. 2012年10月18日 18:33:06 : SYBnefOvOA

>小沢や小出なども、一見国民視線を装いながら、
>その実は日本国民の財産を海外へ流出させるための情報操作に関っている。

↑そして何を隠そう、
「世界の核のゴミ捨て場・日本」を目論む、宗主国サマの下働きがキミ
というオチか?


国売新聞でも読んで
オナニーに耽ってろ
国賊インチキペテン師


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[削除理由]:アラシかも
62. 2012年10月18日 18:34:04 : fOE3TpzqhM
単に小出がバカなのか?
マイノリティの技術独占ができなくなってきているだけで
ずっと研究されて日本にも報告会があるのにね

63. 2012年10月18日 18:35:45 : SYBnefOvOA
>>62

バカはお前だよ


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[削除理由]:アラシかも
64. 2012年10月18日 18:39:47 : SYBnefOvOA

バカってすぐ「やっつけ仕事」に走るよなw

        ↓


  fOE3TpzqhM に一致する情報は見つかりませんでした。

  検索のヒント:

  •キーワードに誤字・脱字がないか確認します。
  •別のキーワードを試してみます。
  •もっと一般的なキーワードに変えてみます。


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[削除理由]:アラシかも
65. 2012年10月18日 19:19:24 : SYBnefOvOA
>>57
おい「能無し端折りコピペ・マンマコピペ」のリンク先、忘れてるぞw


>>52

ttp://wired.jp/wv/archives/2005/07/12/%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%88%E3%82%8A%E5%88%A9%E7%82%B9%E3%81%AE%E5%A4%9A%E3%81%84%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%80%81%E7%A7%BB%E8%A1%8C%E3%81%B8%E3%81%AE%E9%9A%9C/        ↓

>>53
ttp://wired.jp/wv/archives/2003/11/20/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%A7%E5%BB%BA%E8%A8%AD%E8%A8%88%E7%94%BB%E9%80%B2%E3%82%80%E6%96%B0%E5%9E%8B%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%82%89pbmr%E3%82%92%E3%82%81%E3%81%90%E3%82%8B%E8%AB%96/

>>56
ttp://www.transis.co.jp/infobase/base03-01.htm


ここまで露骨じゃあ
教授からつっ返されるのは
必至だわな


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66. 2012年10月18日 19:21:42 : SYBnefOvOA

おっと、コレもあったわw

>>52
ttp://wired.jp/wv/2011/02/16/%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%81%8c%e9%96%8b%e7%99%ba%e3%81%99%e3%82%8b%e3%80%8c%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%81%aa%e6%96%b0%e5%9e%8b%e3%83%88%e3%83%aa%e3%82%a6%e3%83%a0%e5%8e%9f%e7%99%ba%e3%80%8d/2/




[削除理由]:アラシかも
67. 2012年10月18日 19:37:43 : SYBnefOvOA
>>57

  核爆弾を製造できる炉でないと、発電は行なえない・・・われわれはこう通知されてきた。
  これは嘘だ。

    ↑   

ていうか、震災後の原発に吹いている「逆風」ってのは
「原発は核爆弾を製造可能」なの?

しまいにはムリヤリ「小沢一郎」を捻じ込むっていったい
どんだけ浮世離れしてるんだかw


「ヘタクソ」


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[削除理由]:アラシかも
68. 2012年10月18日 19:39:31 : SYBnefOvOA
おっと訂正w


>>57
  核爆弾を製造できる炉でないと、発電は行なえない・・・われわれはこう通知されてきた。
  これは嘘だ。

    ↑   

ていうか、震災後の原発に吹いている「逆風」ってのは
「原発は核爆弾を製造可能」のせいなの?

しかもしまいにはムリヤリ「小沢一郎」を捻じ込むっていったい
どんだけ浮世離れしてるんだかw


「ヘタクソ」


wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


[削除理由]:アラシかも
69. 2012年10月18日 23:53:05 : 8nEEaJsXRY
命あるものにいつかは必ず死が訪れ、形あるものは全ていつかは壊れる。
これ真理。

その他の長い能書きは不要です。

どんなに技術を駆使しても、死なない命が無いように、いつかは物は壊れます。

やっぱり原発は危険極まりない施設です、出来るだけ早く無くした方が良い。
小沢氏に期待します。



70. 2012年10月19日 06:27:20 : nybhLIatT6
<ドイツ脱原発視察団 生中継>

10月16日、小沢代議士らドイツ原発視察団がドイツに出発し、
10月18日から3日間ドイツからニコニコ動画番組に小沢代議士をはじめ
ドイツ脱原発視察団が出演する。

■ 生中継予定            
 10月18日(木) 午前6時〜7時 
 10月19日(金) 午前6時〜7時
 10月20日(土) 午前6時〜7時
■ 出演先  ニコニコ動画(ネット動画)
■ 番組名  津田ブロマガ特別企画(http://live.nicovideo.jp/watch/lv111780040?ref=tim&zroute=index

※NHKはじめ日本の大手メディアの取り上げ方に要注意です。”裏協定”に従って無視するのだろうか?
本来大注目のニュースのはずだが…。
できる限り目立たない様に、わずかに触れるぐらいでは、と危惧するが…。



71. 2012年10月19日 13:12:23 : SYBnefOvOA

他はともかくw
この専門家先生のわかりやすい見解を貼ったことの
いったい何が「荒らし」なんですかあ?

     ↓

千葉  はい…わかりました。
それから次の質問になりますけれども。お…こんなニュースが入ってます。
静岡県知事が、トリウム原発という新しい型の原発に関心を示して、
どうやら中部電力が研究を始めているという報道があるんですけれども。
お…このトリウム原発っていうのは、プルトニウムを作り出すことがなくて、
安全性が高いというふうに伝えられてる…報道もあるんですけれども…

小出  はい。

千葉  これ、本当ですか?

小出  全くバカげたことです

千葉  はい…

小出  はい。あの…意味がありません。
え…もともと、原子力発電というものがこんにちまで来る間には、長い淘汰の歴史があったわけで。
その淘汰の過程を経て、軽水炉と呼ばれている、今日本で動いている原子炉が、
ようやくにして勝ちのびてきた、のです。
え…その軽水炉すらが、もう経済性もなければ、危険性も大きいし、
生み出してしまうゴミの始末もできない、ということで、
米国も撤退を1970年代の前半に始めていますし。
ヨーロッパも70年代には原子力発電から撤退を始めているのです。
もう原子力に夢がないなんてことはもう歴然とわかっていることだと私は思い、ます。

千葉  …はい

小出  え…その上で、トリウム原発というのは今使っている軽水炉よりも
はるかにまた技術的なハードルが高い、ものですし。
メリットとい、言えるほどのメリットも何1つないと私は言っていいと思います。

千葉  はああ…。あの…トリウム原発自体は、新しくできた技術というわけではなくて、

小出  ありません

千葉  もう、だいぶ古い

小出  そうです、もう60年代に何とかやろうとして研究を始めたのですけれども。
こんなものにはモノにならないということで、とっくの昔にあきらめられたものなのです

千葉  あっ、それをまた研究し直そうという話なんですか

小出  そうです。はい。

千葉  藤田さんいかがですか

藤田  んー、ちょっとあんまり現実性がなさそうですよね

小出  はい。まあもっともあのビル・ゲイツという人がですね、

藤田  ええ

小出  去年だったでしょうか。
え…自分の金をはたいてでもやるとかいう旗を上げたりしているわけですけれども

藤田  はい

小出  少なくとも、テクニカルな意味で言うならば、
これまでの歴史をしっかりと見て欲しいと私は思いますし

藤田  うーん

小出  全く実現の見…も、見込みは無いと、私は断言したいと思います

藤田  なるほど(苦笑)

千葉  はあ……。あのー、トリウム原発、というものはですね、
具体的にはどういったところがやっぱり難しい点として挙げられるんですか

小出  え…この、自然界にあるもので、核分裂をする性質を持っている物質というのは、
ウラン235しか無いのです。

千葉  はい

小出  え…それを何とか利用しようとしてここまで来たわけですけれども。
それすらが、もうできない、というところに直面しているのですね

千葉  はい

小出  で…この直面する前に、ウラン235だけではエネルギー資源にならないので。
もう核分裂はしない、ウランの238という物質をプルトニウム239にしてなんとかエネルギー資源にしようとして、
今日までずうっと格闘してきました

千葉  はい

小出  原子力を推進したいという人たちですね。で…
それで高速増殖炉というようなものを何とか作ろうとしたのですけれども。
全て、出来なかったのです

千葉  はい

小出  で、トリウムというのは、もともと核分裂しないのです

千葉  はい

小出  はい。ですから、え…トリウムそのものを使えるわけではありませんし。
トリウム232番という物質なのですが、それをウランの233番というものに変えた上で、
それを核分裂させようというのが現在言われているトリウム炉、というものですけれども。
もともとウランをプルトニウムにかえてやろうというその計画すらができなかった…し、
核分裂するウラン235を利用するということすらが、今、頓挫しようとしているわけであって

千葉  ふうむ…

小出  トリウムなんてものをウラン233に変えてやろうなんていうことは、
もともと遥か先、というか技術的にはもう夢のようなこと、でしか可能性がありません

千葉  はあ…、あの、もともと放射性物質じゃないものを
放射性物質に変えて発電をしようということなんですか?

小出  え…もともとウラ…トリウムの232も放射性物質なんですけれども

千葉  そうですか

小出  はい。それを、放射性物質であり、なおかつ核分裂をするという性質を持った
ウラン233に変えてエネルギー源にしようという、そういう計画です

千葉  ふーん。もちろんこれ、あの、放射性廃棄物も出て…

小出  はい

千葉  くるし、

小出  全く同じことになります

千葉  はあ…。じゃ、本当になにか新しいことをやるとか、
あの…画期的なう…その新技術というわけでは、ぜんっぜんないわけですね

小出  (苦笑)はい。全然ありません。ただまあ原子力をこれまで進めてきてしまった人たちが、
なんとか生き延びるための方便で今言っているだけだと私には見えます

千葉  あの、このトリウム原発っていうのは、世界のどこかで、例えば、動いていたりとか。そういったことっていうのはないんですか

小出  1つもありません

千葉  1つもないんですか!

小出  はい

千葉  えー…。あの、実用化に向けてですね、なにか、進めている国が日本の他にあるとかですね、

小出  え…インドという国がですね、え…皆さんご存知だろうと思いますけれども。
インドという国は、ウラン、の資源は殆ど無い、のです

千葉  はい

小出  そのかわりトリウムという資源、え…まあ232番という放射性物質である、
それが大量に、インドという国内にあるということがわかっていまして

千葉  はい

小出  え…インドが、ウランを使う原子力はダメなので、
なんとかトリウムを使いたいということで、研究をしていることは本当です。
ただ、今聞いていただいたように、1つとして実用化していません

千葉  ふぅーーーん。わかりました

小出  はい

千葉  小出さんどうもありがとうございます

小出  はい。ありがとうございました




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